見出し画像

22冊目【貧困救済】ムハマドユヌス 自伝 上下 を読んだアウトプット

本を読む目的(今回はきっかけ)

今回は自分で探したのではなく、会社の役職者から勧められた本です。
あまり自伝系は読まず、上下巻なんて全くと言っていいほど読まないので積読状態でした。
ですが今回、覚悟を決め読んでみました。

目的は単純に自分の知見を広げること。

内容、感想

ムハマドユヌスさんはマイクロクレジットという貧困者にも少額の融資をすることで高金利で返済にいっぱいいっぱいになるような貧困者を救った。
低金利で融資することにより、その人本来の生産性を上げることができ、稼ぐことが出来る。


この本を読んで、貧困を解決するという強い意志、軸をムハマドユヌスは持っていると感じたし、人それぞれの意思、軸は非常に大切だと感じた。

まず、根本的に何を解決するのか。
どこから手を付ければいいのか。
何が原因で貧困は起こっているのか。
それはバングラディッシュの貧困はその人が怠惰な生活を送っているのではなく国の構造で起こっているということ。
例えば、金融機関に対して公的機関がデフォルトを起こしているとか。

そして貧困を解決するために普通ではあり得ないような経験、障壁があった。

世界銀行はマイクロクレジットという面白い企画に融資をしたい。という理由でムハマドユヌスに融資を打診したが、ムハマドユヌスは本来の目的を理解していない、融資をしていることを誇りに持ちたいという世界銀行からの融資は断り、自身の意思で推進できるようにした。
貧困を解決するという軸に向かって最善の策を取っていき、やり方に関しても多くの総裁、宗教家から非難を浴びながらも怯まず輪を広げながら進める姿には私をはじめ多くの人が引き込まれている。

 女性への差別については、当時女性は穀食いといわれていた。結婚持参金も必要なため家にとっては不要な存在。産まなきゃよかった、餓死させればよかったとか親から本気で言われるそう。
親の元へいてもそう思われ、嫁いでも暴力
、男の前に出れない、お金を触らせないというルールがある。
女性を1人の人間としてムハマドユヌスは見ている。お金を借りることも出来ない女性に対してお金を融資する。そうしてお金を借りて手にしたときに自分には人から言われていたよりもずっと価値があるんだと気付く、彼女たちは自分でも気づかなかったことを内に秘めている。
この、人に対して機会を与える事は本当に素晴らしい事だと思った。誰にでも可能性がある。
その可能性を広げるような仕事をヒトを通じてしていく。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?