かた

建築|不動産|場所づくり|屋上|武蔵新城|RF RECORDSという「都市生活者のためのウェルネス」をテーマとした屋上コンテンツレーベルやってます

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機械学習を使って屋上でつくりたいもの・世界。―――ITエンジニア北矢氏

僕は建築系のお仕事をするかたわら、RF Recordsという「屋上を通して広がる、都市や世界の豊かさを探求する」プロジェクトをしています。もっとカラフルで多様な屋上の価値を浮かび上がらせることができればと思い、RF Recordsへのインタビューシリーズをはじめました。 第2弾は、機械学習を専門にITエンジニアをしている北矢氏にインタビューをしました。 今回の記事に登場する屋上はRF Recordsのメンバーが住んでるところで、RE Recordsの拠点にもなっています。

    • 「屋上で流す音楽は、環境の引き立て役になる」DJ まっちゃん

      僕は建築系のお仕事をするかたわら、RF Recordsという「屋上を通して広がる、都市や世界の豊かさを探求する」プロジェクトをしています。 屋上はなんとなくいいねと思われることも多いし、コロナの影響でその価値が見直される機会が増えています。とはいえ、屋上が「占有された特権的な場所(おうち時間の対象)」としてのイメージが強くなっている気がします。 もっとカラフルで多様な屋上の価値を浮かび上がらせることができればと思い、RF Recordsのメンバーにインタビューをしてみまし

      • 読書記録『菅付雅信「動物と機械から離れて」』

        大きな理念や物語を失い、ただモノや記号を消費するだけの動物化して生きるのではなく。 常にスマートフォンを持ち、ネットと常時接続しながら、己の自由意志で決断し行動するのではなく、機械指し示す情報に沿って行動する機械と一体化した生を生きるのでもなく。 デジタル・ガジェットに囲まれた動物的な人々が、それに飽きたらなくなったときに言葉を与える場所をどうつくるか 人工知能ブームの只中、現場で起きていることと、その成り立ち・背景を追う。追えば追うほど見えてくるのは、人間ってなんだっけ

        • 読書記録『南後由和「ひとり空間の都市論」』

          都市においての発明のひとつが、「ひとり空間」を作り出したことかもしれないとこの本を読んで思った。 ここでの「ひとり空間」は、一人であったり、独りであったりといった、単位としての「ひとり」ではない。 状態としての「ひとり」である。家と職場ないし学校等の行き来のあいだは電車に乗っていたり、カフェに入ったり、大抵ひとりである。この状態のことをいう。よって、本書においては、「ひとり」であることは正常である。 さらに、シカゴ学派の都市社会学者ロバート・E・パークを引いて、都市の魅力

        • 機械学習を使って屋上でつくりたいもの・世界。―――ITエンジニア北矢氏

        • 「屋上で流す音楽は、環境の引き立て役になる」DJ まっちゃん

        • 読書記録『菅付雅信「動物と機械から離れて」』

        • 読書記録『南後由和「ひとり空間の都市論」』

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          2本

        記事

          読書記録『松岡正剛「空海の夢」』

          仏教の要訣とは、せんじつめればいかに意識をコントロールできるかという点にかかっている。 この本の表紙にも書かれているこの一文。おそらく意識について考えることは、仏教だけでなく、人間である「自分(我)」について考えることにつながる。 どういうことか。意識をコントロールするに際して、社会に生活の只中にいることは困難をともなう。なぜならそこには人間関係をはじめとした、さまざまな障害があるからだ。そこで仏教は国家や社会を切断することによって反生活的な状態をつくり、意識を扱いやすくし

          読書記録『松岡正剛「空海の夢」』

          読書記録『若林恵編「NEXT GENERATION BANK」』

          元WIRED編集長の若林恵さんが編集したムック本。今現在進行・変化している分野なので結論めいたものは残さず、雑誌的に未来の予感をつかむ試み。 テクノロジーによってあらゆるものが民主化していくのであれば、銀行もそうであろうという見立てのもと進んでいく「NEXT GENERATION BANK/次世代銀行」特集。 さまざまな論考とも非常におもしろいのだが。本書で特におもしろく、でいて内容を咀嚼できず何回も読み返してしまうのが、テックシンカー/ダグラス・ラシュコフの唱える「デジ

          読書記録『若林恵編「NEXT GENERATION BANK」』

          読書記録『菊地成孔・大谷能生「アフロ・ディスニー』

          『視聴覚の分断/再統合という現象と発達学を結びつけ、20世紀を俯瞰する。という構えで行われた、軽狂の擬似人文科学講義』  この文章だけですべてを説明しきれてると思うんだけど。この意味わからなさというか、怪しさというか。 自分が10年代で一番衝撃受けて、一番影響受けてる一冊(いい意味でも悪い意味でも) 基本的に菊地さんの本は、その軽快さと怪しさから、一部の人には毛嫌いされるので万人に満足してもらいるとは思えないけど。 自分が知ってる世界なんてほんとにちっぽけなもので、(過去に

          読書記録『菊地成孔・大谷能生「アフロ・ディスニー』

          読書記録『佐々木典士「ぼくたちは習慣でできている」』

          内容自体は、意志になんてものに頼らないで習慣化しようぜっていうことと、習慣化へのハウツーなんだけど。 はじめの方に出てくる「習慣とは何か」という問いへの探求がおもしろい。 習慣とは何か、それは「ほとんど考えずにする行動」、さらに言うと意識を呼び出さず「ほとんど考えずにする行動」であると。 この「ほとんど考えずにする行動」を無意識と呼んだり、國分功一郎的にいえば中動態的な行動なのかもしれない。 また本書は、無意識に対して、意識は「新聞のようなもの」としている。 新聞は、

          読書記録『佐々木典士「ぼくたちは習慣でできている」』

          読書記録『巖谷國士「旅と芸術 発見・驚異・夢想」』

          埼玉県立美術館で開催された同名展覧会の図版集。 古今東西の、旅に関する絵画と写真を集めた一冊。 1世紀の古代イタリアで描かれたフレスコ画から、シュルレアリスムの画家が描いた超現実の世界、さらには旅行者から見た日本など。 この本は(画集ってこともあり)最初から通しで読んだことないけど、時間があるときに眺めて満足できる一冊。 さまざまな絵画や写真を見るのも楽しいのだけど、個人的に心を動かされたのは著者本人が書いた「後記」です。 地球上のあらゆる情報が行き渡ってしまった現在、も

          読書記録『巖谷國士「旅と芸術 発見・驚異・夢想」』

          読書記録『ジョン・アーヴィング著「ピギー・スニードを救う話」』

          ↑ amazonめっちゃ高くなってるけど、中古だと56円とかで買えます。 ガープの世界とかが有名だろうか。アメリカの小説家ジョン・アーヴィングの短編集「ピギー・スニードを救う話」 23ページほどの非常に短い話だけど、「物語とは」とか「フィクションとは」とかいう問いが、すべて詰まっている。 アーヴィングの小さい頃の話なのか、創作なのかわからないけど、作中にはアーヴィング本人が出てくる。 主人公のピギー・スニードはゴミ集めの男で、すさまじい体臭を放ち、容姿の醜さもすさまじいと

          読書記録『ジョン・アーヴィング著「ピギー・スニードを救う話」』

          長谷川町蔵×大和田俊之著『文化系のためのヒップホップ入門』

          yoとかheyとか感覚的にヒップホップ乗れない、あるいはヒップホップ好きだけど結局どういうことなん?って人は読むといい「文化系」のためのヒップホップ入門。 ずっとヒップホップと音楽のことが書かれているけど、これらを通して社会のことを語っている。 ヒップホップの歴史をよみなおすことによって見えてくるものは何か。 特にはじめのヒップホップ誕生期のブロックパーティーの発端の話とかめっちゃいい。 まちづくりに携わる人とか読んでみたらめちゃくちゃおもしろいと思う。 カッコいいとか

          長谷川町蔵×大和田俊之著『文化系のためのヒップホップ入門』

          読書記録『國分功一郎著「中動態の世界 -意思と責任の考古学-」』

           アルコール依存症・薬物依存症の患者がいたとして、彼らがそこから抜け出せないのは、本人の意志が弱いからなのだろうか。 あるいは、「私が歩く」と「私のもとで歩行が実現されている」は何が違うのか。 僕たちにとって馴染みのある「する(能動)」・「される(受動)」の外側に「中動態」という態がかつて存在していた。 しかも、能動態と受動態の対立は普遍的ではなく、もともとは能動態と中動態が対立していたのだという。 中動態の世界が意味すること、さらにその広がりを、様々な文献からまるで考古

          読書記録『國分功一郎著「中動態の世界 -意思と責任の考古学-」』

          読書記録『土屋智哉著「ウルトラライトハイキング」』

          おこもりのための読書記録をつけようと思ってます。 今日は土屋智哉著「ウルトラライトハイキング」 この本は、アウトドアウェアのサードウェーブ的流れをつくりだすきっかけとなった一冊。 ウルトラライトハイキングの「軽さ」にしか目を向けないのはもったいない。むしろ、その向こう側にある「シンプルさ」や「自然との関係」にこそ、ウルトラライトハイキングの核心があるのです 本書の冒頭部分に出てくるこの一文にすべてが詰まっている気がする。 今でこそ、市場にはガチ登山からタウンユースま

          読書記録『土屋智哉著「ウルトラライトハイキング」』

          明日をまなざす今日はどのような場であるか。UMA/design farm Exhibition Tomorrow is Today : Farming the Possible Fieldsを観て

          デザイナーの原田祐馬さん率いるUMA / design farmの展覧会にいってきた。個人的な関心と今回の展示およびタイトルが符合しそうだったので、備忘録的に残してみる。 UMA/design farm Exhibition Tomorrow is Today : Farming the Possible Fields そもそもこの展覧会にいこうと思ったのはこちらのレビューを読んだから。 上記記事内容一部抜粋 <「Tomorrow is Today」とはどういうことか?

          明日をまなざす今日はどのような場であるか。UMA/design farm Exhibition Tomorrow is Today : Farming the Possible Fieldsを観て

          未来を切り開くことと「自分が動かされたなにか」を継承し伝えることは同義だろう。漫画『映像研には手を出すな!』を読んで

          アニメ化されて今ノリに乗ってる「映像研には手を出すな!」が最高だったのでそのことを書こうといます。 設定画/イメージボードを考えるのが大好きでそこに命をかけてる浅草みどり、カリスマ読者モデルでありキャラ絵を描くのが好きな水崎ツバメ、アニメのことはよくわからないけど金勘定やマネジメントが得意なプロデューサー気質の金森さやかの三人が映像研を立ち上げてアニメをつくっていく話。 主人公たちを通して作者:大童澄瞳先生のアニメ愛が迸る。さらにものづくりとその流通についても描かれている

          未来を切り開くことと「自分が動かされたなにか」を継承し伝えることは同義だろう。漫画『映像研には手を出すな!』を読んで

          夢で見たこと

          去年の11月に見た夢をメモっていて、今読み返すとちょっとおもしろかったので備忘録的に残しておく。 夢の中で見たデザイナー20181107 ぼくが「でも、ホントにそう見えてるんですよね?」と話しかけた。 大災害を見据えたデザインしていたデザイナー。 プロダクトだったのか、グラフィックだったのか、体験だったのか、まったく覚えていないが、とりあえず何かをデザインしていた。 「視点」が入り込んでいたその人。 「視点」とは盲信。世に溢れている問題提起というより、もっと切実あるい

          夢で見たこと