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運動指導の落とし穴
「歩かなきゃダメ」は本当ですか?
運動指導の落とし穴と本当に大切なことをお伝えします。
「歩かないと悪くなるよ」
「運動不足は健康に良くない」
こんな言葉を耳にしたことはありませんか?
特に膝や腰に痛みを感じている方にとって、歩くことが健康の鍵だと思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。
実際、「無理をしてでも歩かないと」と考え、痛みを抱えながら頑張っている方もいるかもしれません。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
実は、「歩かなきゃダメ」というアドバイスが、かえって健康を損なう原因になる場合もあるのです。
「歩く=運動」は危険!
歩くことは、確かに全身運動として健康に良い影響をもたらします。心肺機能を高めたり、筋力を維持したり、ストレスを軽減する効果もあります。しかし、膝や腰に痛みがある方にとって、無理な歩行がさらなる問題を引き起こすことをご存知でしょうか?
1. 関節への負担が増える
痛みを抱えた状態で歩くと、膝や腰の関節に余計な負担がかかり、炎症や関節の変形が進むことがあります。これにより、歩ける距離や時間がさらに短くなってしまう悪循環に陥ります。
2. 無理が心理的負担に
「歩かないと悪くなる」と思い込んでいる方ほど、歩けない自分に対して罪悪感を抱きやすくなります。このようなストレスが、体の回復を妨げる要因になることもあります。
3. 運動の選択肢を狭めてしまう
「歩くこと」だけが運動と思い込むことで、他の運動方法を試すチャンスを逃してしまいます。本来、体に合った運動は人それぞれであり、状況に応じた選択が必要です。
本当に大切なことは「適切な運動」
運動は「歩くこと」だけではありません。膝や腰に痛みがある場合でも、以下のような運動方法で体を動かすことが可能です。
別の所の運動
痛みがある部位を無理に動かすと、関節などに負担がかかり、より回復するのを邪魔します。膝や股関節が痛いのであれば、椅子に座ったまま、痛くない範囲で足踏み運動をしたり、上半身が痛くないのであれば、腕振りをして、上半身だけで歩くような運動でいいです。
身体は、全身つながっています。痛くなく運動するという習慣を身に着け、身体を動かし、血液を循環させることの方が、痛みを我慢して運動するよりも、大切なことです。
運動は「自分に合った方法」を見つけることが大事です。
大切なのは、体の状態や痛みに合わせて無理のない方法で運動を取り入れることです。自分に合わない方法を続けることは逆効果になりかねません。
以下のようなことを意識してみてください
痛みを感じない範囲で行うこと
少しずつ負荷を増やすこと
運動習慣を身につけること
「歩かなきゃダメ」という誤解
私たちの体は一人ひとり違います。痛みを無視して「歩かなきゃ」と無理を続けることが健康につながるわけではありません。むしろ、体の声を聞きながら、自分に合った運動を選ぶことが、長い目で見たときに健康を守る最善の方法です。
もし膝や腰に痛みがあるのなら、一度立ち止まって考えてみてください。
「歩かなきゃ」と頑張る前に、自分にとって本当に適切な運動は何なのかを考えて下さい。
無理せず、楽しんで運動を続けよう
運動は本来、楽しく続けるものです。「歩けない自分はダメだ」と感じる必要はありません。あなたに合った運動方法を見つけることで、体も心も軽くなるはずです。
健康な体を目指す第一歩は、
「歩かなきゃ」から
「自分に合った運動をしよう」
という考え方の転換かもしれません。
オススメの運動
皆さん、歩数計はお持ちですか?
最近は、スマホに搭載されているのを使うという方が増えてきていますが、できれば、100均でも売ってる揺れたら数値がカウントされるものがあればいいです。さらに、よくをいうと蓋つきの歩数計、約1000円前後?があれば最高です。
蓋つきだと、間違えてリセットボタンを押さなくていいので、安心です。
私は、蓋つきじゃないのを使っているので、たまに、リセットされてしまい0になってる時があります。
さて、皆さんは、歩数計を歩いた歩数と思い込んでいますが、実際には、振動した数なんです。つまり、身体が動いた数とも言い換えることができます。
よく5000歩以上を、目標に痛みを我慢して毎日、頑張って歩いていますと聞きますが、前述したように、それは、適切な運動とは言えませんね。
では、どうするのか?というと、家の中で、歩数計を手に持ち振って下さい。身体を使って、歩数計の数を増やして下さい。手で振っていいですし、靴下に入れて、足を振ってもいいですし、その場で揺れてもいいですし、どんなことでもいいので、身体を動かして、カウントを増やしているなら、OKです。さすがんい、機械で自動的に揺らすのは、反則です。
これを言うと、皆、そんなのイカサマだから、意味がないと言われます。
えっ!何が、イカサマなんですか?
歩数計というから、勘違いするのです。
動数計(動いた、数を、計る)と言った方がいいと、私は個人的に思っています。
動数計だと、動いた数なので、どう動かしても運動とみなすので、問題なしです。むしろ、ドンドン動かして下さいって感じです。
これだと、簡単なのですぐに5000ぐらい行くと思いますよね〜
まぁ、一度試しに歩かずに、5000を目指して見て下さい。意外と大変なんです。
話を戻しますが、歩数計をこのようにして活用して、まずは、達成可能な数を目標として決めて、少しずつ、無理ない範囲で、増やしていくと、視覚的に増えるので、楽しみながら、運動習慣が身につきますよ。
無理なく、我慢せずに、元気になりましょう。