落ち込んでいる時、文章を書くことがセラピーになる
気分転換という言葉があります。
あるいは気晴らし。
何らかの出来事によって落ち込んでいる時ってありますよね。
四六時中、そのことにとらわれ
悩みとなって考えは堂々巡り。
心がギューッと押しつぶされそうな、そんな時、
あなたはどういう気分転換をしていますか?
昨年の9月、私はドーンと落ち込んでいました。
交換留学中の子どもが遠い外国で苦境に立っていることを知ったからです。
とはいえ、私が手出しできるものではなく、
子ども自身がうまく乗り越えていくことを
ひたすら祈るしかなかったのです。
そんな折、私の長年の推し、
サザンオールスターズのライブがありました。
念願の茅ヶ崎ライブは抽選で外れてしまったのですが、
その受け皿になっている映画館ライブに行くことが叶ったのです。
あらかじめ新曲も予習し、昔の曲も復習して
気分を上げて会場入りしましたよ。
サザンは完璧でした。
トークもいい、選曲もいい、
しかも桑田さんどんどん歌もうまくなってる。(失礼)
私の最推しソングでありながら意外と知らない人も多い
Moon Light Loverも歌ってくれて感激至極でした。
ですが、ですが。
私の中にのしかかっている子どもの問題が気がかりで
ついに気が晴れることはなかったのです。
神の存在であるサザンをもってしても
気分転換できなかった自分に驚いたわよ。
でもね、代わりに1つだけ
心を軽くする方法がありました。
それは、書くこと。
noteに書きました。
プライベートな内容なので今は非公開にしているのですが、
重苦しい胸の内をnoteにぶつけました。
私は問題から目をそらしたくなかったのだと思います。
私に必要なのは気分転換でも気晴らしでもなく、
問題と向き合うことだったのです。
書いたからといって問題解決するわけじゃありませんが、
「ああ、そういうことだったのか」
と心が整頓され、
問題を棚卸しできた感覚がありました。
書くことはつくづくセラピーになると感じましたね。
ただ、問題の深さによっては
書くこともままらない深刻な状況もあるでしょう。
私もそんな時期がありました。
数年前のこと。
やはり子どもの問題だったのですが、
その半年ほどの期間は真正面から向き合うことが
つらくてきつくて
日記帳にメモ書き程度に書き殴るくらいしか
できませんでしたね。
そのことをきちんと文章化できたのは、
この問題は一件落着したかな…と思えた頃。
問題の渦中にある時は
文章など書く気になれなかったとしても
ほとぼりが覚めないうちに文章化しておくことは
強くオススメしたいです。
私のnoteのトップにピン止めしているこちらの記事もそう。
悪夢のような5日間が終わり
心の整理をしつつ過ごしていた1か月以内に、
まだほやほやのうちに書くことができたのはよかったな。
私の持論として
物事がうまくいっている時よりも
うまくいっていない時のほうが
文章は味わい深いものになると考えています。
うまくいっている時は、なんだか浮ついているというか
掘り下げ方が足りないなと感じるのに対し、
うまくいっていない時は、地に足がついていて
冷静な目でいい掘り起こしができている。
人気エッセイストを思い浮かべてみてもそうでしょう?
彼らはたいてい根底に痛みや弱みを抱えているし
それを笑い飛ばす知性も兼ね備えている。
だから今、問題にぶち当たっている人や
なんかいろいろうまくいかないな、
低迷期・停滞期だなと感じている人は
文章を書くチャンスともいえます。
きっとふだんよりいい文章が書けるし、
何より自分の文章によって癒されるはずですから。
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