〈ロンドンと食〉初めてのロンドン旅ご案内③2日目後編は大英博物館とフィッシュ&チップス
前回の記事「〈ロンドンと食〉初めてのロンドン旅ご案内②2日目前編はBorough Marketバラ・マーケットで食べ歩き」に引き続き、先日初めてイギリスへやって来た義妹とティーンの甥っ子ふたりのロンドン8日間親子旅(パリ2日間含む)を「楽しい滞在にしてもらおう!」と案内した、2日目後編の様子を紹介します。
なお〈ロンドンと食〉では、訪れた場所についての内容とあわせて、ふだんグルテンフリーかつマクロビオティック(プラントベース)という、自分のカラダに一番合うと感じている食生活を中心に過ごす私の目線で、外出先での食事情についても触れているおでかけシリーズです。
バラ・マーケットで食べ歩きを堪能したあとは、本日の目玉スポットふたつめ「British Museum(大英博物館)」を目指します。
その前に、ふたりへ見せたい場所があるので、London Bridge(ロンドン橋)を渡って2ヶ所寄り道。
ロンドン最古の屋内市場 Leadenhall Market(レドンホール・マーケット)
寄り道①は、City of London(シティ・オブ・ロンドン)にある Leadenhall Market(レドンホール・マーケット)。モダンなビルの狭間に佇む、ロンドン最古の屋根付きマーケットです。
こちらについては、以前の記事でも紹介していて、人気の観光スポットでもあり、ロンドンの歴史を感じられる場所でもあります。
マーケット内の英国パブでは、このエリアに勤務するオフィスワーカーであろう人々が、ビールを飲みつつ談笑する姿。とはいえ、この時はまだお昼間13時15分ごろ(ド平日の水曜日)なのですが……笑
「あの人たち午後の仕事はどうするの?」
一種のカルチャーショックで、彼らのパイント・グラスを凝視する甥っ子。※1パイント=568 ml
じつは、この様なランチ タイムの光景「Liquid lunch(リキッド・ランチ)」と呼ばれるもので、基本は飲み物(通常はアルコール飲料)で構成され、固形の食べ物は摂らない又は少量のみ、という非常に英国っぽいランチ スタイルなのです。
観光の要素もありながら、現地で暮らす人たちの日常も垣間見てもらえたので、この寄り道は当初の狙い以上の収穫になったような気がします♪
基本情報
Leadenhall Market(レドンホール・マーケット)
公式サイト:https://leadenhallmarket.co.uk/
所在地:Gracechurch St, London EC3V 1LT
歴史的建造物The Royal Exchange(ロイヤル・エクスチェンジ)
お次は寄り道② The Royal Exchange(ロイヤル・エクスチェンジ)です。
レドンホール・マーケットから徒歩5分ほど、現在は商業施設として使われていますが、かつて王立取引所として商品の取引などが行われていた歴史的建造物のひとつ。
この場所についても、以前の記事で紹介しています。
建物内部は天井が高く、開放感ある素敵空間!
この中には、小規模ですが紅茶で有名な老舗百貨店 Fortnum & Mason(フォートナム&メイソン)のショップもあるので、お土産の下見もしました。
基本情報
The Royal Exchange
公式サイト: https://www.theroyalexchange.co.uk/
所在地: Royal Exchange, London EC3V 3LL
それでは、ロイヤル・エクスチェンジの最寄駅 Bank Station(バンク駅)から Central line(セントラル線)で Tottenham Court Road Station (トッテナム・コートロード駅)まで移動し、いよいよ大英博物館へ向かいます。
一生に一度は訪れたい美術館 British Museum(大英博物館)
手荷物チェックを終えて館内に入ったのが14時10分ごろ。予定どおり!この日の閉館は17時なので、約3時間は見学時間を確保したかったのです。
インフォメーションで無料の館内マップをもらい(日本語あり)事前にピックアップした展示品を順に巡っていくことにしました。
入場無料の常設展エリアのみでも、とにかく見所が多いので、あらかじめ予習することが効率よく巡るポイント!
見学の内容については、お好みや興味の有無など個人差があると思いますし、館内はたいてい混雑していて撮影が難しいため、ここでひとつずつ紹介することはできませんが、大英博物館の公式サイト内にある「Three hours at the Museum trail」というページを参考に順路を検討しました。大英博物館で最も人気のある展示品を、3時間で巡れる内容を紹介しています。
大英博物館を訪れたら外せない、目玉の展示品 「The Rosetta Stone (ロゼッタ・ストーン)」!
展示室は地上階(日本の1階)にあります。入り口からわりと近い場所かつ大人気のため、特に混雑しやすい。時間ロス回避のためには同じ空間の別の展示品を見つつ、人が少なくなるタイミングで戻り見学する戦法がよいかと♪
愛と豊穣を司るバステト女神像 「The Gayer-Anderson Cat(ゲイヤーアンダーソンの猫)」は、個人的にお気に入り展示品のひとつ。
この日も、この美しい猫神様をじっくり拝ませていただいた✴︎
午前中から活動していたこともあり、地上階をひと通り見終わる頃には3人とも足腰の疲労で一旦15分ほど休憩!見学内容を絞っても、目星の展示品をすべて巡るには滞在時間3時間弱ではギリギリでした。
展示品の見学+ミュージアムショップやカフェなども含め、大英博物館を満喫したい場合は、さらに+数時間の時間的余裕をもって訪れると良いのかもしれません!となると、1日ががり……
基本情報
The British Museum
公式サイト: https://www.britishmuseum.org/
所在地: Great Russell St, London WC1B 3DG
美味しいフィッシュ・アンド・チップスを食べてもらいたい@Holborn Dining Room
この日の晩ごはんは、大英博物館から徒歩圏内にあるイギリス料理レストラン 「Holborn Dining Room 」を予約しました。仕事が終わった夫も合流。
今回のテーマとしては、イギリス料理代表のひとつ 「Fish and chips(フィッシュ&チップス)」を、美味しく体験して欲しかったのです。
ちなみにレストランやパブのメニュー表には「Fish and chips」ではなく、もっと具体的に(例)「Beer battered Haddock & chips(ビール衣のハドックという魚 & フライドポテト)」のように、衣や魚の種類についても書いていることが多いような気がします。
なお、イギリスではフライドポテトを Chips(チップス)と表現します。では、ポテトチップスは?というと Crisps(クリスプス)なのです。
甥っ子くんの人生初フィッシュ&チップス体験!
お魚に添えられているのは定番の、タルタルソースと、Mushy Peas(マッシー・ピーズ)と呼ばれる煮たエンドウ豆のピュレ状のもの、そしてレモンです。
食べ盛りなので、サイドメニューから Mac & cheese(マカロニ&チーズ)も追加。
じつはここHolborn Dining Room は、イギリス伝統料理のひとつであるパイ料理も美味しいお店。「The Pie Room 」というこだわりのパイ専門店が併設されており、テイクアウェイ(持ち帰り)も可能なのです。
ということで、夫は Braised beef steak pie(ビーフ・ステーキ・パイ)、義妹は Chicken, chestnut mushroom, leek fondue & tarragon pie(鶏肉、栗マッシュルーム、ポロネギフォンデュ、タラゴンのパイ)を選択。※チキンパイ撮りそびれた...…
パイ料理は基本的に茶色なので見た目に華やかではないけれど、どちらもとても美味しかった様子♪
私はというと、プラントベースの選択肢から検討したものの、食べてみたいお料理にはグルテンが入っていたので、グルテンフリーで選べる中から Stone bass という魚料理にしました。
Dashi(出汁)風コンソメとしめじで和のテイスト。優しいお味で美味しかったし、晩ごはんにはちょうど良いヘルシーなひと皿。
店舗情報
Holborn Dining Room
公式サイト: https://www.rosewoodhotels.com/en/london/dining/holborn-dining-room
所在地: 252 High Holborn, London WC1V 7EN
なお、ロンドン市内にはグルテンフリーのフィッシュ&チップスを食べられるお店もありますよ。複数ある中で特にお気に入りなのが「The Mayfair Chippy」人気なので予約が確実です。※通常メニューの衣をグルテンフリー対応してもらえる
※この記事は2024年2月21日訪れた当時の情報です。
2日目はロンドンのグルメと歴史あるスポット&見どころを、丸一日かけて堪能してもらえたらようです!
旅3日目はパリへ!
ロンドンから列車で1泊2日、初めてのパリご案内①につづく
それでは、また!
ロンドン3日目の様子
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