「ミニどら焼き」レシピと砂糖不使用あんこ2種(グルテンフリー/植物性/白砂糖不使用)
英国で和菓子欲を満たしたい♪
春が近づいてくるとなぜか…
あんこ熱が高まる!(私だけ?笑)
ここ最近チョコ味を食べ続けていた
こともあり、気分を変えて優しい甘みの
餡をはさんで、どら焼きを作りました✴︎
グルテンフリー生活を始めて以来
和菓子は食べられる種類がわりと
あるのですが、あきらめていたのが
どら焼き!(一般的に生地には
小麦粉の他、卵も使われるので、
どら焼きはグルテンフリー生活を
している人だけでなく、プラント
ベースの食生活をしている人に
とっても選択しにくいおやつ。)
日本では好きでよく訪れていた
和菓子屋さんや甘味処、スーパーや
コンビニで手軽に買えるお団子なども、
日本を離れるととても貴重な存在に
なるし、見かけても驚きの価格設定に
なっている場合がほとんどです。
でも…どうしても食べたい!となる
ことがあり、食いしん坊の執念で
試行錯誤。
グルテンフリー生活をしている人も
どら焼きをおいしく食べてもらえる
ようにと、たどり着いた生地には
オートミール粉を使用し低糖質に♪
食べやすい味と食感に調整して
かつ翌日でもパサつきにくく
しっとり感ある生地に仕上がった
と思います。
銅板は持っていないので焼きは
フライパンで。手作り感満載の
仕上がりではありますが、まぁ
それもご愛嬌✴︎ということで。
それではレシピです♧
トップ画像のどら焼きに使用した餡は
以前『おぜんざい』の投稿で紹介した
「砂糖不使用デーツあんこ」を
どら焼き用に炊いたものです。
今回の投稿では、このデーツあんこと
もう1種類の砂糖不使用あんこレシピを
どら焼き生地の作り方の後に記載します。
生地だけ焼いて、市販のあんこを
活用するのも◎
どら焼き生地
材料
Φ6-7cmのミニどら約9個分
●オートミール粉 70g
●コーンスターチ 20g
◉きび砂糖 30g
◉本みりん 20g
◉蜂蜜またはメープルシロップ 20g
◉お好みの植物性ミルク(無糖)150ml
○ベーキングパウダー(アルミフリー)5g
○重曹 2g
☑︎グルテンフリー仕様のオートミール粉を使用。オートミールを粉状にしたもの、または既製品どちらでも◎オートミールを自宅で粉砕する場合は、粒子は細かめに挽くのがオススメです。
☑︎今回使用したみりんは、 Clearspring のOrganic Mikawa Mirin使用です。英国でも本物の三河みりんが入手できるのが嬉しい。
☑︎植物性ミルクは今回、豆乳を使用しました。お好みの植物性ミルクでどうぞ。
手順
①生地を作る
ボウルへきび砂糖・みりん・蜂蜜を入れ、砂糖が溶けるまでよく混ぜる。
そこへ植物性ミルクを加え混ぜる。
オートミール粉・コーンスターチを加えよく混ぜる。ボウルに蓋をして30分ほど冷蔵庫へ。
②生地を休ませる間に焼く準備
必要な道具を出しセットする。
・フライパン(使用したのは鉄製)
・濡れ布巾
・フライ返し
・キッチンペーパー
・バットや大きめの皿
・スプーン(大) ※まぁるい形のスプーンの方が、どら焼きの生地は綺麗な円形を作りやすいとのこと。無いのでカトラリー・テーブルスプーンを使います。
③生地を焼く
時間になったら冷蔵庫から生地を出す。
フライパンを強火にかけ、油(分量外)を薄く広げる。※煙が出る程度まで、よーく熱することがポイント。
フライパンを熱している間に、生地のボウルにベーキングパウダー・重曹を加え、60秒ほどグルグルとよく混ぜる。
よく熱したフライパンを濡れ布巾の上へ一瞬ジュっと置く。※温度を均一にし焦付き防止&表面が綺麗に焼けます。
弱火にし、余分な油をキッチンペーパーで拭き取る。
ボウルごとフライパンの上へ持っていき、スプーンで生地をよく混ぜてからすくう。
スプーンを高い位置に保ち、先端の細い部分から生地を注ぎ落とす。出来上がる円の中心めがけて生地が落ち、広がるようにすると綺麗な丸になりやすい。※グルテンフリー生地は粉の関係で、多少いびつな丸型になることがあります…。
表面に気泡が現れ、ふちに焼き色が見えてきたら、
フライ返しを一気に滑り込ませて返し、反対面も焼く。※“一気に“がポイント!
焼けた生地はバットまたは大きめのお皿へ移し、粗熱を取る。
《生地がなくなるまで「③生地を焼く」の作業を繰り返すします》
慣れたら2、3枚同時に焼くのも○
④どら焼きにする
粗熱を取った生地に餡をのせる(目安は各20g)。もう一枚の生地で挟む。
優しくカタチを整えながらラップフィルムで包み、しばらく置くと生地と餡が馴染んでくる。
どら焼きらしい形状に落ち着いたら完成!
※グルテンフリーの生地は乾燥するとパサつきやすいので、食べる直前にラップフィルムをはがしお皿へ盛り付けると良いでしょう。冷蔵庫へ入れるとかたくなるので、常温なるべく冷暗所にラップフィルムに包んだ状態で置き2、3日以内にお召し上がりください。(夏場に作るのは避けた方が良いかと…。)
砂糖不使用あんこ2種
特に日本では、市販でも美味しいあんこが
入手できるだろうし、美味しく炊けるレシピは
既にたくさんあると思うので…
今回は砂糖不使用で作るヘルシーあんこを
2種類ご紹介したいと思います。
①変わり種「ラム酒漬けレーズンあんこ」
②ヘルシー!「デーツあんこ」
あんこはいつも茹で小豆を活用して
簡単に作っています。
ヘルシーな印象の和菓子ですが、
市販品の大半は精製された白いお砂糖
がたっぷり、甘〜く仕上げてあります。
甘味処が大好きなので職人さんが丁寧に
作った美味しい和菓子をたまにいただく
ことはありますが、自宅で作る場合には
便秘&むくみ解消・糖質&脂質の代謝UP
などなど…小豆の効果をしっかり発揮
できる状態で食べたい!
では精製された白いお砂糖で心配なこととは?
☑︎精製砂糖にはビタミン・ミネラルなど身体に良い成分がほとんど含まれていない。
☑︎精製された純度の高い糖分なので吸収がとても早く急激に血糖値を上げ身体に大きな負担がかかる。
☑︎急激に血糖値が上がったあとは急降下し低血糖を起こしやすい状態になるためイライラ・疲労感・甘いものがさらに欲しくなったり…という悪循環となりやすくなる。
☑︎身体を冷やす。…などなどなど…
ふだんのお料理・お菓子づくりでは
白砂糖の代わりに未精製の甘味料や
シロップを使うことが多いのですが、
自然な甘みを出す際にオススメなのが
ドライフルーツの活用!
マクロビオティックの調理法のひとつです。
日本在住日本人向けには干し柿がベター
と机上では習ったのですが、以前実践した
際に感じたのは、現代の日本で干し柿って
入手しにくいなぁ〜という印象。
レーズン・デーツは入手のしやすさ◎
食物繊維&ミネラル豊富で、血糖値を
緩やかに上昇させる甘みが含まれ
かつ低カロリー。ドライフルーツは
活用して損はない食材です。
①変わり種♪「ラム酒漬けレーズンあんこ」
材料
作りやすい分量
・無糖ゆであずき缶 1つ(水を切った豆は約240g)
・水 480g
・乾燥昆布 切手大1枚目
※豆がカタイ場合に入れると早く柔らかくなります
・レーズン 150g
・ラム酒 大さじ5杯
・メープルシロップ 大さじ4〜6杯
・塩 小さじ1/3杯
[事前準備]
レーズンをラム酒に漬ける。
保存瓶を清潔にする。
レーズンを刻んでから瓶へ入れ、分量のラム酒を注ぐ。
よく振ってレーズンにラム酒を絡める。
時々、上下置きかえながら1日以上漬ける。
☑︎今回は3日漬けたレーズン使用。
☑︎刻んだレーズンの方が餡子に馴染みます。
手順
①
水煮のままだとまだ固いので豆が柔らかくなるまで煮る。
水分を切った豆を鍋に入れ、水を加えて強めの中火にかける。沸いたら弱めの中火にし、蓋をしてコトコト煮る。必要に応じて昆布も加える。豆を指で挟んだ時に簡単に潰れる程度が目安。
②
豆が柔らかくなったら、ラム酒漬けレーズンを汁ごと全部加える。火を強め、ヘラで豆を潰すように混ぜながら練っていく。
③
水分が少し残っている程度の状態になったら一旦弱火にする。塩を加えて混ぜる。
メープルシロップを加えて火を強め、ふつふつさせて練りながら程よいかたさになるまで水分を飛ばす。※レーズンは酸味があるので、メープルシロップを加えて好みの甘さに調整します。
④
味見をして甘さがOKなら火を止める。
熱いうちにバットに広げ粗熱を取る。乾燥を防ぐために表面にラップフィルムが密着するようかぶせる。
②ヘルシー!「デーツあんこ」
材料
作りやすい分量
・茹で小豆(無糖) 200g
・水 300ml
・乾燥昆布 切手大1枚目
※豆がカタイ場合に入れると早く柔らかくなります
・ドライデーツ(種を除き)正味100g
・自然塩 ひとつまみ
手順
①
茹で小豆と水、必要に応じて切手大の昆布を鍋に入れる。中火にかけ沸いたら弱火にする。
小豆を指で軽く挟み簡単に潰れる程度になるまでコトコト煮る。
②
小豆を加熱している間にデーツを用意する。
デーツの実を指で割り中の種を取り除いてから包丁で細かく刻む。
③
①の鍋に加えてヘラで混ぜながらデーツが柔らかくなるまで煮る。
塩をひとつまみ加え、好みのとろみ加減になったら火を止める。
※もし甘みが足りなく感じる場合は、デーツを追加するかメープルシロップなど未精製の甘味料を加えて調整してください♪
今回はどら焼き用に水分を煮飛ばし調整。
調理中あんこをすぐに使わない場合は、乾燥を防ぐために表面にラップフィルムが密着するようかぶせる。
※「ラム酒漬けレーズンあんこ」「デーツあんこ」はお砂糖が入っていないため、通常のあんこに比べ傷みやすいです。すぐに食べない場合は小分けに包み冷凍保存すると良いでしょう。数日で食べ切る場合は冷ましてから保存容器に入れ冷蔵庫へ!
それでは、また。
「ケの日の台所」から生まれる
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