オススメの煎茶 その② 永山製茶さん「冴緑(さえみどり)」
おはようございます!
三連休も今日で最後ですね。
休日気分を味わいつつ、今日は趣味の煎茶について第二弾の記事を書こうと思います。
ちなみに第一弾の記事はこちら↓
【茶園紹介】永山製茶さん
今日紹介するのは、鹿児島県南九州市頴娃町にある永山製茶さん。
シングルオリジンに特化した煎茶のブランド「はるとなり」を展開されています。
永山さんのお茶の中から、今日は私の一番好きな「冴緑(さえみどり)」※を紹介します。
※さえみどり…商品名ではなく、お茶の品種の名前。「やぶきた」という品種と「あさつゆ」という品種を交配して生まれた品種です。
どんな味?
お茶を飲んだ時に書いているメモです。
水色:一煎目は綺麗なライトグリーン。
二煎目は濃い緑色(※少し勢いよく淹れてしまったので、細かな茶葉が湯呑みに入ってしまった)
味:
一煎目:一口飲んだ瞬間に分かる。文句なくおいしい。
春を感じる甘さ。甘さが味の中心。
旨みが強いため、三煎目まで美味しく飲める。
二煎目: 甘みが少し減り、渋みが80くらいにやや強くなるけど、あくまでまろやか。
まろやかな旨みのゼリーの中に、渋みが包まれている感じ。
苦味は感じない。湯呑みの底に溜まった細かな茶葉もまったく苦くなく、旨みを感じるくらい。
三煎目:三煎目でもまだまだ旨みを感じる。
三煎目でやっと普通の深蒸し茶の旨みレベルになる。
今回のレシピ:
一煎目:70℃、50秒
二煎目:100℃、10秒
8g、360cc(3人分)
レーダーチャート
独断と偏見で、味や香りをレーダーチャートにしてみました。
品種紹介:さえみどり
永山さんのお茶の中でも、私が特に好きなのが冴緑(さえみどり)。その特長は、凝縮された甘みと旨みにあります。
私、全国の色々なさえみどりを飲んでるんですが、いまだにこのお茶以上においしい茶葉と出会えていません。
なんでこんなに旨みを感じるのか…?
その答えは頴娃町の気候と、永山さんの畑の土にあると思っています。
実は永山さんのお茶が好きすぎて、実際に茶畑にお邪魔させていただきました。
そこで、こんなことを感じました。
・ムワッとするような湿度で、風が強い!太陽も高い。沖縄に近い、亜熱帯のような感じ
・周辺の植生も密林に近い感じで、かなり緑が濃い
・土の匂いが濃い!堆肥のにおいかな?
写真からは伝わりづらいと思うんですが、頴娃町は本州とはかなり自然の様子が違います。
同じ鹿児島県内である霧島市(平地で穏やかな気候)とも、だいぶ違いました。
湿度が高い、風や太陽の光が強い、緑の色や密度が濃い、土の匂いも強い…というふうに、とにかく自然の力強さと厳しさを感じる地域なんです。
この自然のエネルギーが凝縮されているから、茶葉から尋常じゃない甘みと旨みを感じるんだな…と納得しました。
丁寧に対応してくださった永山製茶の皆さま、本当にありがとうございました!