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静 霧一/小説
2021年5月5日 18:01
久しぶりに読書感想文を書いた。それは、私の大切な友人に宛てたものだ。書き方など覚えていなかったが、とにかく私は読んだ本の感想を伝えるべく、必死になって書いていた。夜の10時から書き始め、書き終えた頃には、気がつけば夜中の3時になっていた。6000文字、原稿用紙にすれば15枚分にも相当する。私は書き終えた後、安堵の息を漏らしたと同時に、不安の震えを感じていた。私は小学生の頃、夏休みの
2021年4月2日 20:00
①言葉を定義する「無償の愛」とは、なんとも不可思議な言葉である。なぜ、愛の前にわざわざ「無償」などという言葉を置くのだろうか。まずはこの「無償」と「愛」の言葉を分解してみようではないか。①無償:報酬のないこと。また、報酬を求めないこと。②愛:個人の立場や利害にとらわれず、広く身のまわりのものすべての存在価値を認め、最大限に尊重して行きたいと願う、人間本来の暖かな心情。国語辞典には