A3052の神様(3)
「なにをぼーっとしておる」突然の声に驚き、辺りを見渡す。
どうやらその声はベッドの上からしているようで、ベッドの上を覗くと神が寝ころびながら漫画を読んでいた。
「神様ここでなにやって―――」
そう口にした瞬間、神様を通じて願いを言った記憶が一気に駆け走った。
そうだ。私は彼に謝るためにここに来たんだ。
「これはおぬしの記憶じゃ。ただ魂と話すだけじゃ味気ないだろうと思ってな。特別にあの時を再現したのじゃ」
神様はどや顔をする。褒めてほしいのだろうか。
私は神の頭を撫でながら、