ものの整理は心の整理~捨てることで、新しい人生の扉が開く
一人暮らしを始める時や転勤、結婚をして新しい場所での生活が始まるなど、人生の節目となる時があります。
その節目で、人生の流れが変わる、大げさに言えば運命が変わることもしばしば起こります。
どうしてでしょうか?
それは「モノを捨てる」ことが、要因の一つと考えられます。
転勤や引っ越しの時は、いらないものを思い切って捨てる機会になります。荷造りや運送が大変になるからです。そして、気分も一新、心機一転という意志も働くからです。
「モノの整理は、心の整理」です。
荷造りや運送を楽にするためと思いつつも、意識の底では
「これから新しい人生が始まる(だから、これはもういらない。(私には必要がない)」
「過去の事、あの人の事を忘れるチャンス。今がいいタイミングだ」
「いつまでこだわっているの。今日ですっぱりとあきらめよう」
などと、心を整理、心理的に「捨てる」ことをしています。
モノを捨てているようで、実は、「自分の過去」「こだわり」「見果てぬ夢」「黒歴史」などを捨てていることになります。
日常生活の中で喜び溢れる出来事が起きたり、輝かしい人生が目の前に現れたりしたら、たぶん、これまで引きずってきた過去や諦められない夢を、威勢よく、潔く捨てることができると思います。
だって、目の前に、夢中になれる、輝かしい人生があるから。
でも、そんな簡単に「輝かしい人生」は来ません。
待っていても来ないことの方が多いと思います。
そんな時は、逆に「威勢よく捨てる」「心を整理する」ことを先に行ってもいいかもしれません。
どんどんと捨てていくと、スペースができます。
空いたスペースに新しい服や靴を入れられます。
本棚にできた空間に、新しい本を置くことができます。
そして、
空いた心のスペースには、新しい人生を入れられます。
新しい思い出が入ります。
モノの整理は、心の整理。
たとえ、新しい人生が始まらなくても、新しい思い出ができてなくても、空いたスペースには、清々しい風が吹き抜けている状態になります。
「これから、いいことがたくさんやってくる」
「新しい人生が始まる」
「再スタートだ」
と、心の活力はわいてきます。
きっと、
その清々しさ、活力が、新しい人生の流れを呼び込んでくれるのだと思います。
ちなみに、「威勢よく捨てる」といっても、なかなか捨てられないものもあると思います。
そんな時は、「一時預かり」的なスペース(段ボール箱)を準備します。そこに、どんどんと詰め込んで、押し入れなり棚の上なりにおいて、なるべく目に入らない、目の届かないようにすることがおすすめです。
目に入ると、「心の中のおしゃべり」が始まり、過去の思いで、こだわりに囚われてしまうからです。
そして、「1年以上着なかった服、目にしなかった本や資料は捨てる」などの「マイルール」を決めおくと、踏ん切りもつきやすくなります。
モノ整理は、心の整理。
モノの整理で、人生の扉も開きます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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