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寿命を延ばす合言葉~「もう〇歳」ではなく「まだ〇歳」
アメリカの心理学研究チームの追跡調査に、
「私はまだ40歳」と考える1000人のグループと「私はもう40歳」と考える1000人のグループのその後について調べたものがあります。
この時点で何となく結果が分かる気がしませんか(笑)。
そう「私はまだ40歳」と考えた人たちのほうが長生きしたそうです。
しかし!
予想をはるかに超えて、驚くべきは、その長生きの期間(単位)!
何カ月単位での長生きではなく。
10年という単位で平均寿命が長かった!!
もちろん、個人差はありますが、「10年」という平均はかなり大きな差です。
「もう」と思うか、「まだ」と思うかで、10年寿命が違っていくということです。
考えてみれば、「もう〇歳」と思う人は、きっと、節目、節目に「もう40歳」「もう50歳か」「ああ、もう60歳になってしまった」「61歳…62歳・・・もう70歳・・・」
書いているだけで気が滅入ってきました(笑)。
きっと、こうやって自己暗示をかけるようにして、自分で自分を追い込む、老け込ませていきます。
でも、逆もまた然り。
「まだ40歳」「まだ50歳」・・・と言っていると、まだまだ何かできるという挑戦心を湧きおこさせてくれます。
考えてれば、人生80年として、仮に1日として見れば、
20歳は朝の6時。
30歳は朝の9時。
40歳は正午12時。
人生まだまだ、これからって感じがしてきます。
日本の教育者、教育学者として活躍した曻地三郎(しょうちさぶろう)さんという方がいます。
特に、日本で初めて知的障がい児通園施設しいのみ学園を設立、運営したことで有名です。
教育における功績も多々ありますが、生き方も魅力的な方でした。
107歳で亡くなられるまで、生涯現役を全うされました。
90歳を超えてから4か国語の勉強を開始されたり、その語学力を生かしての世界一周講演旅行も達成されました。
公共交通機関だけを利用した「最高齢世界一周旅行者」として、ギネス記録にも認定されました。
普通だったら、「もう〇歳・・・年だし・・・」と何か始めることに躊躇したり、ブレーキをかけてしまいそうなものですが、曻地さんの中には、そんな年齢は頭になかったようです。
「まだ100歳」というイメージだったのだと思います。
新紙幣の顔、資本主義の父と言われる渋沢栄一さんのお孫さんである鮫島順子さんが社交ダンスを始めたのは70歳からだそうです。
90歳を超えてもいつも元気に2時間立ちっぱなし、しゃべりっぱなしの講演をこなされていたとか・・・。
やはり、「まだ〇歳」の意識だったんだと思います。
お二人のことを知ると、何かを始めるのに遅いなんてことはないと思います。冒険する、何かを始めるの合言葉は、「まだ〇歳」。
さて、何を始めましょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。