見出し画像

ネガティブ感情ではあっても、「怒り」は成長への原動力という側面もある 

 何か失敗をしたり、ふがいない自分に怒りを感じたりして落ち込むことがあります。
 
 でも、どうして落ち込むのでしょうか?
 
 例えば、私は運動が得意ではありません。
 そして、それを自覚しているので、球技でもウィンタースポーツでも、まず、自分からやろうと思いませんし、そういう機会があって、スキーやスケートで滑れなくても、転んでも、球技で失敗しても「ふがいない!」などと落ち込むことはありません。

 まあ、そうだろうな、と妙に納得している気がします。
 
 では、どうして失敗やふがいなさに落ち込むのでしょうか?
 
 それは「自分はもっとできるはず」「こんなはずではなかった」という思いによって、自分に失望しているからです。そして、自分がイメージする素晴らしい自分には程遠い、期待通りの結果を出せなかった自分自身に腹を立てているからです。
 
 でも、こういう怒り(腹を立てる)ことは、自分に対して行っているので、うまくいけば、

下手な言い訳をしている人より、成長しますし、伸びます。

 言い訳の多くは、自分には責任がないという表明の為に、他人や周りの環境などに原因を求めた内容になります。よって、周りのせいにしている分だけ、自分を変えようとはしないので、自分を高めて成長していくような選択をせず、その後、伸びていきません。
 
 「こんなはずではなかった」という時、自分が出し得るパワーを明確に認識していて、そのパワーを出し切れなかったことに気づいているからこそ、自分に怒りを向けます。
 
 怒りはマイナスの感情ではありますが、だからといって、怒りを感じたこと自体を否定していると、他のポジティブな感情すらわからなくなります。
 

そして、「感情はハートのナビ」の役割も持っています。その感情の奥に、どんな思いや望みがあるのかを探る手掛かりになります。


 怒りであっても、特に、今回のような

自分への怒り、ふがいなさへの怒りは、その後の成長への原動力、行動のエネルギーにもなるので、「大切に」扱ってもいいかと思います。

 
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです