【#172】英語を好きになってもらうための子育て奮闘記
おはようございます。
今日はいつもの朝コメ(朝コメダにきて1人の時間を過ごすこと)で、のんびりと土曜日の1日をスタートしています。
最近、うちの長男がよく妻と喧嘩しています。決まって話題は「宿題をやったのか?」。
現在、長男は習い事を4つやっており、水曜日に英会話、金曜日に水泳、土曜日に体操教室と絵画教室と結構ハードな1週間を過ごしている小学3年生です。加えてこどもチャレンジタッチもやっていて、いくら自分が好きで始めたと言っても、流石にこれだときついですし、平日の学校終わりに友人と遊ぶ時間もたっぷりと取れません。ということで、断捨離の議論に入っているという状況です。
以前、別の記事でも話題にしていました。
前回の記事では習い事が増えすぎた問題と書きましたが、何が長男の時間や気持ちを奪っているのかというと宿題なんですよね。
この宿題を自宅で自習する教材と捉えると、こどもチャレンジも入れて3つ。学校の宿題、英会話教室の宿題、こどもチャレンジ。これだけでも多い気がしますよね。
前回記事から1ヶ月くらいが経ち、長男と相談しながら、まずは机のお片付けを実行しました(あまりにも物が散乱していたので、、)。机が綺麗になると、勉強も始めやすくなったのか、以前に比べて自発的に時間を切って宿題をするという機会は増えてきているのですが、英会話の宿題が曲者で、どんどん難易度も上がれば量も増えてきており、毎回書くだけではなく、Story Bookという短編のお話を読めるように練習してくるという物があるんですね。
で、だいたい妻と喧嘩しているのもこの英語の宿題。Story Bookを覚えたのか?単語帳はもう書いたのか?というような具合です。
自分の小さい頃はまだ小学校で英語をやるカリキュラムにはなっておらず、中学生の時にA,B,C,D〜とアルファベットから始めていましたが、長男はもうネイティブの先生と自己紹介や好きなことを話すくらいならサラッとできてしまう。この前も、体操教室が屋外で開催された時に、友人のお父さん(フランスの方)と英語で話してました。
宿題で喧嘩して、長男もモチベーションを下げている状況なのですが、こういう様子を見ていると、このままの流れで英会話やめちゃうというのは非常に勿体無いという思いがとても強いわけです。
なんかきっかけを作ってあげられないかな?と思いながら、ふと自分が英語を好きになったきっかけについて記憶を遡ると、中学校の頃の思い出が蘇ってきました。
今日はその体験について書こうと思います。
○中学校で英語が好きになったきっかけ
私が英語を好きになったきっかけは、Mr.宇都宮の存在によるものが大きいです。Mr.宇都宮は中学校の時に英語を担当してくれた宇都宮先生のことで、決まって授業開始の挨拶が「Good Morning Mr.○○&Mr.宇都宮」だったので、この固有名詞で記憶に刻まれております。
Mr.宇都宮の何が自分にとって感動したのか?というと、授業で習ったことをすぐ作文などで使うとめちゃくちゃ褒めてくれた&間違っていても、ナイストライ&これはこうやって前置詞使うんだよと丁寧に接してくれたことです。加えて、どの生徒にもフラットに接してくれていたというのも大きいなあと思います。
今でもはっきり覚えているのが「Share」という動詞を習った時のこと。share O with ~のwithが使えていなかったのですが、作文を見せにいった時に、「お、早速使ってるな!」という超ポジティブリアクションからのナイストライ&赤ぺん、という流れ。間違えても全然嫌な気分がしなかったんですよね。
結構恥ずかしがりな性格だった自分がなんで英語好きなのかというと、すぐに使ってみる→失敗してもナイストライ!という体験があったからで、社会人になってからも英語好きは継続しています。
この先生の存在があったからこそ、英語の時間は積極的にトライしていいんだ!という心理的な安全性が確保された状態で、英語に前向きに慣れたから好きあんだろうなあと思います。
○子供は意外と見てるし感じている
このMr.宇都宮の存在とは対照的に、設問の回答(挙手制)で、明らかに好きな生徒だけを指名するという社会の先生もいました。当時自分から手を挙げるのが苦手だった自分は、一生懸命考えてこれならいける!と思い、まっすぐ手を挙げていたのですが「じゃあ、○○(お気に入り生徒のあだ名)」と、何度やっても一向に当たらない。
今でこそ些細なことですが、当時は全身全霊で勇気を振り絞って手を挙げたわけですね、悲しい体験として記憶に残っています。こういうネガティブな体験も意外と子供ながらにずっと記憶に残るものですよね。そのあとで社会科が好きになることはなく、今更ながら学び直しをしている最中でございます(地理とか)。
先生だって人間だものと思うのですが、それでも子供に対してポジティブな体験を与えてくれる先生、ネガティブな印象を与えてしまう先生がいて、前者の先生は本当に偉大だなと思います。
○大人の一瞬が子供の一生になるかも
このように自分の記憶を辿ってみると、大人がどのように子供と接するかということが子供にとっていかに大切なことなのか感じます。英語が好きになって継続しているのは私の性格や好みもあると思いますが、それでもポジティブなきっかけを与えてくれた体験は重要な節目で、接し方次第で特定の対象に対する積極性すら生み出すことにつながるのではないかと感じます。
この教訓から今自分が長男にしてあげられることはなんだろう?と考えた時に、英会話の宿題を上手にやれるようにすることではなくて、学びたいという意欲を掻き立ててあげられるような体験を作ってあげることではないか?と思っています。
ただし!ここは匙加減が大事な気もしていて、先日次男が幼稚園の英会話体験(事業者の方が幼稚園い出張してくれるもの)を申し込む際に失敗をしてしまったのですが、全員が体験参加の日に申し込みができず、すでに習っている子の授業に混ぜてもらう日に申し込んでしまったんですね。その結果、慣れている周りの子と自分を比べてしまい、次男だけが何をして良いか分からずにいた時間があってパニックで泣き出してしまう、ということがありました。せっかくお兄ちゃんと一緒にABCの歌を歌ったり、「これからお外遊びに行く?」と聞くとニヤニヤしながら「Yes,I do!」等と言っていたので、いけるかなあと思ったのですが可哀想なことをしてしまいました。
長男には英語を使う意味をある程度の成功体験を織り交ぜながら体験してもらうことを大事にしたいと思っており、その手段としては、海外旅行が良いのかなと思っています。生活の全てが英語、という環境に身を置いてみるという体験ですね。どこで成功体験かなあと思うと、レストランなどでおじさんに話したり、タクシーの移動中にちょっと喋ってみたり(マレーシアでグラブタクシー使っていた時に、結構おしゃべりな人が多く楽しかった記憶が)。そんな形で実現ができればと思います。その結果、やっぱ英語やらない!ってなるなら、それはそれで長男の気持ちを優先しようかなあと。でも続けて欲しいなあ。
超円安ですが、小さい頃の体験価値は金銭には代え難い投資であると思いますので、早速エリアの検討に入ろうと思います(個人的にはオーストラリアに行きたい)。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
長男に英語を続けてもらうための奮闘記でした。それでは!
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