【30分エッセイ】　適当はテキトーじゃない。

おはようおはようおはよう。今日もどんどん、書いていこう。実は最近、書くことができていなかったんです。自分の中の問題なんだけど。うまく、時間を作れなかった。それくらい、切羽詰まっていたんだす。だす。色々と頭の中を整理すると、やっぱり、夜にダラダラしちゃダメなんだよね。そういうこと。そこに行き着く。どれだけ帰りが遅くたって、スパッと寝ちゃって、早起きすれば、書く時間も作れたはずなのに。最近は、疲れを理由に夜、ダラダラしちゃってた。うん。それが原因だと思うんだ。

生活サイクルのことを意識してしてるんだけど、意識しすぎるのも微妙。どうなるかって、仕事をしてるのに、時間ばかりが気になってしまうようになる。

ああ、もうこんな時間。
本当はご飯食べたいのにな。
この時間までにお風呂に入っていたいのにな。
この時間からは携帯電話の電源を切りたいのにな、って。

そうやって気になってしまう。そうなると、どんどん、集中力が落ちちゃって、負のスパイラルに入ってしまう。こりゃいかんな。その皺寄せが、朝の時間の短縮に繋がってしまう。だからね、最近、全然書いてなかったの。悔しい。とほほ。でも、今は、書けてるから嬉しい。

書けてるといっても、キーボードをカタカタ叩いているだけだから。書いてはいないんだよね。手書きじゃなきゃ、書いてるって感じはしないよね。そうそう、昨日、とあるフィクション(作品)を見たんだけど、その作品は戦後が舞台になっていたんです。そこに登場する人物が手紙を書いていたんだけど、手書きだったんだよね。当たり前の光景だよ。別に違和感があったとかじゃないよ。でもね、そうだよね、って思ったんだ！

昔は手書きが当たり前だったんだよね。それって結構すごいと思わない？
手書きだったら、この短時間にこれほどの文字数を書くことなんてできないよ。手だって疲れてくるしさ。もっともっと、思考がグルグル回ってしまう。観念を身体化しなくちゃならない。その時差がきっとある。

でも、この文章は、脳と身体が繋がってるみたいに、すごい速度で文字化できてしまう。これって、とんでもないことだよね。とんでもないことだと思うんだけど、うまく、言葉で言い表せていない。ぐぬぬ。悔しい。表現力が足りない。足りない。

だから、なんだって話なんだけど。そういう意味で、昔の人は、手で書くことができていたから、観念を身体化することに慣れていたと思うんだよね。
ん？　何を書きたいのかって？　アタシにも分からないよ。なんか、そんなことを思ったんだよね、って話。

手書きにすると、どうしても考えながら書かなきゃならないからさ。でも手を動かしながら、少しずつ身体と観念を連動させる作業って意外と大事だよね。なんか、自分を深めていけそうな気がする。SNSが発達した社会では、反射がすごく多いと思うんだ。反射、とにかく、反射。いや、SNSが発達したのが原因ではないか。メールとかも同じだと思うんだよね。とにかく、身体を取っ払ってしまって、ダイレクトに頭の中のものを、超スピードで文字にできてしまうから。反射的になってしまうことが多いと思うの。

反射的になって、ニュースとかにも反応してしまうし、悪口を言われたら言い返したくなってしまうし。しかも、それがすぐに送信、投稿、できてしまう。あらゆることの速度が上がった。

昔は、そういう意味では時間が必要だったんだよね。言葉を文字にするにも、身体を通さないといけない時間がかかった。キーボード、PC、インターネット、文明の発達で、とてつもなく成長して、自分もお世話になっているし、感謝の気持ちでいっぱいだけど、同時に失われていったものはなんなのか。今一度、立ち返ってみると、色々と考えられることも増えてくるんじゃないかと思ったんだよね。そんな話でした。

ほらね。ちょっと書くのを休んでいたから、こんな訳わかんない話になったんだ。絶対そうだ。こんな話をする予定じゃなかった。本当は、そういえば、七月は雨が多かったねぇ。なんて話をしたかったんだよ。嘘だけど。嘘です。全部、ウソ。もう、どんどん、テキトーになってくる。

テキトーです。テキトーって好きな言葉です。漢字にすると、適当。これって、“敵かなう”に“当たる”でしょ。よく捉えられるテキトーとは、反対の意味だよね。あはは。なんで、意味が反転しちゃうんだろうね。面白い。だから、好き。相反する意味が同時に存在してる言葉。テキトー。いいなあ。かっこいい、言葉だと思う。

いい加減、って言葉も好き。これも、一緒。相反する意味が同時に存在してる気がする。先生に「いい加減にしろ！」って怒られたりもする。でも、いい加減、って。良い、加減、でしょ。“加える”と“減らす”でしょ。難しいねええええ。好きな、言葉。「いい加減でお願いします！」なんて言われたら、最高に困っちゃう。すっごく、難しいよね。でも嬉しい。いい加減。好きな言葉。いい加減でできたら、良いよね。何事も。

だから、テキトーに、いい加減に物事を取り組みたい。言葉の響きが自分を癒してくれる。意味に救われる。矛盾を感じる。日本語って豊かだなって思う。

そういえば、標準語は、造った言葉。いわゆる、造語ってやつなんだってね。だから、その言葉の本質は、方言に出てくるらしいよ。お国言葉なんていったりもするけど。でも、アタシには、お国言葉がないんです。標準語しか、持ってない。それがコンプレックス。本当にコンプレックスなの。アタシもお国言葉が欲しかった。

あと2分。
結局、思考が飛び飛び。どこにたどり着くのか分からない。散文。ガハハ。言葉が溜まっていたらしい。脳の中なんて、だいたい、ピュンピュン飛んでるよね。
今日は、いつにも増して、テキトーだったなぁ。えへへ。でも、いいんだ！

いい加減で！　

それがきっと、「良い」って言われる日が必ず来る、って信じてる。
言われるまで、続けるしかないよね。早いとこ、言ってもラオ。頑張ろう。今日は、謎にまみれた三十分。