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2020年5月13日 扉を開けると、大量のスクリーンが並んでいた。白っぽい部屋に狂うほど並んで…
2020年5月13日 バン!と言う音で目が覚める。 車は止まらず走り続ける。 「あー…待ってもう…
2020年5月12日 棚を調べようと手を伸ばした時、扉が開く音がした。 ヒナがこちらにやってくる…
2020年5月11日 ヒナにもてあそばれる事を許しても、疑惑の念は取れた訳では無い。 大体、タイ…
2020年5月10日 「私はここがいいの」 言うと、ヒナは目を丸くした。 「こんなおんぼろが…?…
2020年5月9日 夜が明けるまで2人でそうしていた。 食事も取らずに。 ずーっと泣いていたから…
2020年5月8日 部屋は、押し入れから大量にモノがひっくり返されているだけで、そこまで荒れていなかった。 「中途半端な常識だけ持ち合わせやがって」 「まぁ、その注意散漫のおかげで、ルナが見つからなかったんだけどね」 押し入れの中を指さす。 私のくぐった扉は、見れば直ぐに分かるような扉だった。 「本当に、頭の悪い人」 「ルナ、大丈夫?」 「え?ううん」 涙がぼろぼろこぼれてきた。腹の底に冷たい物が横たわる。 「ルナ」 ヒナは私の名前を呼び続ける。私の名前。私の名前。 「私の
2020年5月7日 ヒナが目を覚ましたのは、日付が変わってからだった。 早く起こしてくればよか…
2020年5月6日 言い残すと、まだ夜なのに、ヒナは眠った。 黙々と、眠っていた。 15分だけ、と…
2020年5月5日 服を畳み終えて、タバコを2人、並んで吸う。 ヒナはヘビースモーカーの割に今日…
2020年5月4日 帰りの電車では何も話さなかった。 日差しの温もりはとっくのとうに失われてい…
2020年5月3日 まだヒナの息は整わない。私も同じように隣に座り込む。 「ルナ、先に、行って…
2020年5月2日 洋服を一通り買い終えると、靴まで選んでくれた。ひとつでいいと言ったのに、何…
2020年5月1日 さくさく歩いていくと、直ぐに商業施設に着く。ヒナは楽しそうに私を下着売り場に連れていった。 「ほれ!好きなの選んで、サイズは?」 私のサイズを伝えると、ヒナはぽんぽんと下着を選んでいく。 色は何故か淡い色が多かった。 「この色が似合うと思うんだ」 買い終わった時、ヒナはそう言っていた。 その足で洋服も見に行く。私のサイズ感に合わせて、洋服を選んでいく。 「スカート?ズボン?」 「あ、ズボンで……」 ヒナの勢いについていけない。服なんて着れていればなんでも