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JW298 吾輩は県主である

【丹波平定編】エピソード5 吾輩は県主である


第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。

丹波道主王(たにわのみちぬし・のきみ)(以下、ミッチー)は、多遅摩(たじま:現在の兵庫県北部)を守るため、神社を創建していた。

河上摩須郎女(かわかみのます・のいらつめ)(以下、マス子)と、黄沼前来日(きぬさき・の・くるひ)(以下、クール)を合いの手に迎え、解説は続くのであった。

系図(ミッチー)
系図(尾張氏)
地図(多遅摩)

ミッチー「つ・・・次に紹介するのは、出石神社(いずしじんじゃ)じゃ!」

マス子「鎮座地(ちんざち)は、兵庫県豊岡市(とよおかし)の出石町宮内(いずしちょう・みやうち)にございますよ。旦那様・・・(〃▽〃)。」

地図(出石神社)
出石神社(鳥居)
出石神社(拝殿)

クール「もう、旦那様呼び、かいや!?」

マス子「ええやないですか! こういうのは、形から入らんとダメなんです!」

ミッチー「し・・・して、祭神は、天日槍命(あめのひぼこ・のみこと)じゃ!」

クール「天日槍? 聞いたことない神様だっちゃ。どげな神様なんだ?」

ミッチー「どのような神かと問われても・・・。それがしも分からぬ。」

クール「は? 『記紀(きき)』にも、伝承にも出て来ん、神様なんか?」

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