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JW306 与佐の大山の戦い
【丹波平定編】エピソード13 与佐の大山の戦い
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
敗走した、丹波(たにわ)の豪族、陸耳御笠(くがみみのみかさ)(以下、みかさ)の軍勢。
これを捜索すべく、与佐(よさ)の大山(おおやま)こと、大江山(おおえやま)に向かう、彦坐王(ひこいます・のきみ)(以下、イマス)の軍勢。
一行を乗せた舟は、再び、蟻道(ありじ)に戻ったのであった。
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ここで、副将の尾張倭得玉彦(おわり・の・やまとえたまひこ)(以下、玉彦)が、ある提案をしてきた。
玉彦「皇子(みこ)! 我(われ)の提案っちゅうのは、作者の陰謀だけどよぉ、ちょっと聞いてほしいがや。」
イマス「如何(いかが)致した?」
玉彦「ここからは、徒歩(かち)になるがや。すなわち、舟から降りることになるでよ。」
ここで、同行する、加佐(かさ)の住人、サムとジェフが口を挟んできた。
サム「当たり前やないかっ。舟で山、登る奴、見たことないでぇ。」
ジェフ「舟は、置いていかんと、あかんわなぁ。」
玉彦「そこでだがや。『みかさ』が見つかることを祈願(きがん)して、お世話になった舟を祀(まつ)るっちゅうのは、どうね?」
イマス「舟を祀るか・・・。船戸神(ふなどがみ)ということじゃな?」
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