JW268 鯉に乗った神様
【疫病混乱編】エピソード20 鯉に乗った神様
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
ここは三輪山(みわやま)の麓、磯城瑞籬宮(しきのみずかき・のみや)。
紀元前91年、皇紀570年(崇神天皇7)11月13日、崇神天皇こと、御間城入彦五十瓊殖尊(みまきいりひこいにえ・のみこと)(以下、ミマキ)は、天津神(あまつかみ)を祀る天社(あまつやしろ)、そして、国津神(くにつかみ)を祀る国社(くにつやしろ)の創建を宣言した。
神社創建の解説は、まだまだ続くのであった。
前回の解説から、数時間後か数日後・・・。
二人の男が、ミマキの元にやって来た。
すなわち、大臣(おおおみ)の物部伊香色雄(もののべ・の・いかがしこお)(以下、ガーシー)。
そして、大田田根子(おおたたねこ)(以下、田根子)である。
ガーシー「大王(おおきみ)! えらいことが起きたでっ!」
田根子「かなりの驚きです。」
ミマキ「な・・・何があったと申すのじゃ?」
ガーシー「天照大神(あまてらすおおみかみ)が降臨したんですわ!」
ミマキ「な・・・なんじゃと?」
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