JW263 忘れ去られた一族
【疫病混乱編】エピソード15 忘れ去られた一族
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
ここは神浅茅原(かんあさぢはら)・・・。
大王(おおきみ)、そして臣下たちが見守る中、大田田根子(おおたたねこ)(以下、田根子)が謁見(えっけん)をおこなう。
そして、田根子は不可思議な発言をするのであった。
田根子「それだけではありませんよ。エピソード87・・・。大王は御存知ですか?」
唐突に振られた、崇神天皇こと、御間城入彦五十瓊殖尊(みまきいりひこいにえ・のみこと)(以下、ミマキ)が慌てて答える。
ミマキ「エ・・・エピソード87? たしか・・・二代目様の頃の話ではなかったか?」
つづいて、ミマキの大伯母、倭迹迹日百襲姫(やまとととひももそひめ)(以下、モモ)が反応した。
モモ「のちの三代目様が、日嗣皇子(ひつぎのみこ)として、妃を迎え入れた話よね? それがどうしたっていうの?」
田根子「そのとき、磯城氏(しき・し)についての解説もおこなわれておりまして・・・。」
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