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JW212 立太子、そして

【孝元天皇編】エピソード15 立太子、そして


第八代天皇、孝元天皇(こうげんてんのう)の御世。

紀元前193年、皇紀468年(孝元天皇22)1月14日。

ここは軽境原宮(かるの・さかいはら・のみや)。

地図(軽境原宮)

この日、立太子(りったいし)がおこなわれた。

日嗣皇子(ひつぎのみこ)となったのは・・・。

ここで、孝元天皇こと、大日本根子彦国牽尊(おおやまとねこひこくにくる・のみこと)(以下、ニクル)が口を開いた。

ニクル「日嗣皇子を定めたぞ。もう分かっておるとは思うが、あえて申そう。稚日本根子彦大日日尊(わかやまとねこひこおおひひ・のみこと)じゃ。『ピッピ』と呼んでくれ。」

系図(ピッピ)

ピッピ「改めまして『ピッピ』にござる。身命を賭(と)して参る所存なれば、よろしく御指導、御鞭撻(ごべんたつ)のほど、御願い申し上げ奉(たてまつ)りまする。」

ニクル「うむ。よくぞ申した。」

ピッピ「ところで大王(おおきみ)・・・。ここで、はっきりとさせておきたいことが、ござりまする。」

ニクル「何じゃ?」

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