JW398 内宮と外宮
【崇神改革編】エピソード25 内宮と外宮
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
天照大神(あまてらすおおみかみ)(以下、アマ)が、引っ越しを希望した。
そして、紀元前59年、皇紀602年(崇神天皇39)3月3日。
豊鍬入姫(とよすきいりひめ)(以下、きぃ)は、丹波(たにわ:現在の京都府北部)の吉佐宮(よさ・のみや)を探し当てる。
この地を治める、彦坐王(ひこいます・のきみ)(以下、イマス)。
イマスの息子、丹波道主王(たにわのみちぬし・のきみ)(以下、ミッチー)。
ミッチーの妻、河上摩須郎女(かわかみのますのいらつめ)(以下、マス子)。
御食事担当の豊受大神(とようけのおおかみ)(以下、とよよん)が、解説に加わるのであった。
とよよん「それじゃあ、ついでに、内宮(ないくう)の解説もしちゃうわよん!」
ミッチー「内宮(ないくう)? 地名にも、なにかしらの意が有ると?」
とよよん「その通りよん!」
アマ「わらわが鎮座(ちんざ)している社(やしろ)が内宮(ないくう)で・・・。」
とよよん「あちしが祀(まつ)られてる社が、外宮(げくう)なのよん!」
アマ・とよよん「二つ合わせて、伊勢神宮(いせじんぐう)なの(じゃ)(よん)!」×2
ミッチー「フ・・・フライングにござりまするぞ!」
アマ・とよよん「あっ!」×2
きぃ「ア・・・アマ様? 内宮が有るということは、京都府福知山市(ふくちやまし)には『とよよん』を祀る外宮も有るということですか?」
アマ「さすがは『きぃ』じゃ。外宮の豊受大神社(とゆけだいじんじゃ)が有るぞ。」
ミッチー「豊受(とようけ)ではなく豊受(とゆけ)? これにも、なにかしらの意が?」
アマ「これぞ、ロマンじゃのう・・・。」
ミッチー「聞いた、それがしが、悪うござりもうした・・・。」
とよよん「ちなみに、京都府福知山市の大江町天田内(おおえちょう・あまだうち)に鎮座(ちんざ)してるのよん!」
アマ「して、わらわが鎮(しず)まる社(やしろ)は、吉佐宮となっておるが、『とよよん』の鎮まる社は、比治(ひじ)の真名井(まない)と言うのじゃ。」
ミッチー・マス子「ええぇぇ?!」×2
きぃ「ミッチー? マス子殿? 如何(いかが)なされたのです?」
イマス「比治の真名井とは、二人が暮らしておる館の名じゃ。二千年後の磯砂山(いさなごやま)と言われておる。」
きぃ「えっ? お二人の館の名が、なにゆえ?」
アマ「これぞロマンじゃのう・・・。」
とよよん「エピソード394と395で紹介された、真名井神社(まないじんじゃ)も、外宮として見た場合、比治の真名井と呼ばれてるのよん!」
マス子「旦那様? うちらの比治の真名井は、どうなるんですか?」
ミッチー「何がなんだか・・・。ちんぷんかんぷんじゃ。」
衝撃を受ける二人。
関係性を見出すことは出来るのであろうか?
次回につづく