JW264 神剣を祀りし社
【疫病混乱編】エピソード16 神剣を祀りし社
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
紀元前91年、皇紀570年(崇神天皇7)11月13日、式典が催(もよお)された。
大田田根子(おおたたねこ)(以下、田根子)を大物主神(おおものぬしのかみ)の祭主とし、大倭市磯長尾市(やまと・の・いちしのながおち)(以下、イッチー)を日本大国魂神(やまとのおおくにたま・のかみ)の祭主としたのである。
崇神天皇こと、御間城入彦五十瓊殖尊(みまきいりひこいにえ・のみこと)(以下、ミマキ)は、そのために、ある準備をおこなっていた。
するとそこに、大臣(おおおみ)の物部伊香色雄(もののべ・の・いかがしこお)(以下、ガーシー)がやって来た。
ガーシー「大王(おおきみ)! 出来たで!」
ミマキ「うむ。出来たか・・・。」
満足気な様子のミマキに、イッチーが尋ねる。
イッチー「何が出来たんですか?」
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