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滋賀県のこと

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ふるさと滋賀県についての記事をまとめています
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facebookが9年前の写真をおすすめしてきた

facebookが9年前の写真をおすすめしてきた

最近、facebookに「◯年前の写真」という機能がある。過去に投稿した写真を思い出としてサジェストしてくる機能だ。引用して「こんなことあったね」と投稿している人をよく見かけるので、やはり過去というのは人を語らせるのだと思う。

そんなサジェスト機能が、先日私に、9年前の写真をおすすめしてきた。バゲットと、それを真ん中ではなくてすこし偏って切り分けて、なぜかトートバッグの上に乗せた写真の3枚。

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キャンプファイヤー #夏の1コマ

キャンプファイヤー #夏の1コマ

遠くからもキャンプをするために人が来るような田舎で育ったので、小さい頃からキャンプファイヤーだけは一丁前に立派なものを見て育った気がするし、大人になっても出くわす機会がある。参加する、というよりは、参加する人を眺める、くらいの距離感が私は一番好きで、写真を見返すとこんな距離感の写真ばかり出てくる。もしこれが学校行事で私が生徒だったら、担任の先生は私みたいな挙動をする生徒に頭を抱えるのだろうなと思う

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田舎の夏の夕暮れ #夏の1コマ

田舎の夏の夕暮れ #夏の1コマ

田舎出身だと、時々外の人から言われる「のどかで良さそう」に「そうでしょ」とは嘘でも返せないタイミングがある。そこに人がいる限り、波風立てない作法があって、それでもわだかまりがあって、結果、悩みが生まれる。人の数が少ない分、そのひとつひとつの澱みが濃くなりがちな気もする。でも、写真を見返せば、思いがけなく自然が寄り添ってくれるタイミングも多いことに気づく。杉の木だろうか、あの場所に並んでいることに、

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信楽高原鐵道 #夏の1コマ

信楽高原鐵道 #夏の1コマ

「セブンイレブンの上を列車が通過するように見える」と話題のフォトスポットが滋賀県甲賀市にある。セブンイレブンがあって、その奥の土手の上を信楽高原鐵道の線路が走っている。ある地点から見ると、セブンイレブンの真上を列車が走っているように見えるのだ。話題になったのが数年前らしく、そこから結構カメラを構えた人が増えたらしいが、個人的にはその地点から左、田んぼと空の間を縫うように走っていく列車の姿もおすすめ

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青空は夏が一番青いと思う #夏の1コマ

青空は夏が一番青いと思う #夏の1コマ

夏の空は青が濃いと思う。調べてみたら、他の季節に比べて湿度が高くて、青の波長が強調されるらしい。そこに白くて大きな入道雲があったりすると、より青を感じるのかもしれない。周りに高い建物がない場所で空を見てると、地平線からてっぺんにかけて、青さがグラデーションになっていることに気付く。一番青が深いところを見つめていると、眩しさで目が眩んでいるのか、どんどん青くなっていくように感じて、目が離せない。

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醒井の梅花藻、そして西瓜 #夏の1コマ

醒井の梅花藻、そして西瓜 #夏の1コマ

滋賀県の右上の方、米原市の醒井の地蔵川は大変珍しい水中に咲く花「梅花藻」が有名で、ある夏の日、友人が見に行きたい!というので、ドライブがてら向かってみた。滋賀県はなんだかんだ広くて、その上、大体は琵琶湖がゆく手を阻むので遠回りすることになり、この日も1時間半くらい車を走らせた気がする。街並みは古風で、観光や写真が好きな人はよく知っている場所かもしれない。梅花藻も良かったし、川を泳ぐ淡水魚の「ハリヨ

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西瓜に残された歯型の証拠写真 #夏の1コマ

西瓜に残された歯型の証拠写真 #夏の1コマ

毎年夏になると西瓜ばかり食べてしまう。冷蔵庫には入りきらないので、1/6サイズだとか1/8サイズにカットして冷蔵庫に入れておく。おやつにも、お風呂上がりにも、夜食にも食べる。夏は必ず西瓜が冷蔵庫に入っている。あまりに食べるので「カブトムシ」と言われる。気にしてない。気にならないくらい西瓜が好きだ。

ある日、いつものように西瓜を食べようと冷蔵庫から出したら、わかりやすくひと齧りしてあった。西瓜が美

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夏の終わり、向日葵と秋桜が一緒に咲いて、秋が迎えにくる #夏の1コマ

夏の終わり、向日葵と秋桜が一緒に咲いて、秋が迎えにくる #夏の1コマ

わかりやすく日が沈むのが早くなる、8月の終わり頃。私の故郷には、僅かな期間だけ、向日葵と秋桜が一緒に咲く花畑がある。夏らしい暑さは残るのに、花畑の後ろに広がる空は秋。毎年この時期になると季節の隙間を探してしまう。
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