菅原きこ

食と猫に執着しています。

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    ふるさと滋賀県についての記事をまとめています

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    今日死にたい人が「こんなんでも生きてるなら明日1日くらいまあ生きてみるか」と思えるようなドジっ子ストーリーをまとめています

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【大学受験の出願先を間違えた話】進路は迷うんじゃない、間違えるものだ

小寒末候・第69候。「雉(きじ)始めて雊く」 メスに愛を伝えたくてたまらないオスの雉が鳴き始める季節……だけど都会に雉なんていなくて、感じる風物詩と言えば受験。大学入学共通テストの日は雪が降る、なんてジンクスがあるけど、今年の東京は暖かかった。(週末の大寒に向けて一気に冷え込むみたいなのでご準備を。この冬は東京、雪降らないのだろうか) 人が人生で大学に出願する回数というのは、そう多くはないだろう。だいたいは1回とか2回ではないのだろうか。さて、そんな人生の方向性を決めるかも

    • 【無印良品すごい】硬い桃を皮ごと食べるソリューション見つけてきた

      「桃の旬」というと、いつ頃を思い浮かべるだろうか。 熟せば皮を剥かなくても香りがたち、とろけそうな果肉をしているタイプの桃の旬は、大体は初夏頃だと思う。 そんな「THE・芳しき桃」を横目に、わたしは晩夏から初秋にかけての、噛むとパリパリ音がするくらいの、かったい桃のことが、好きで仕方がない。 結構昔からあって、私もよく食べている品種は驚くくらい硬いことから「おどろきもも」と名を授かっているらしい。いささか安直すぎる名付けにも思うこちらの品種、桃特有のあの香りはそんなにし

      • facebookが9年前の写真をおすすめしてきた

        最近、facebookに「◯年前の写真」という機能がある。過去に投稿した写真を思い出としてサジェストしてくる機能だ。引用して「こんなことあったね」と投稿している人をよく見かけるので、やはり過去というのは人を語らせるのだと思う。 そんなサジェスト機能が、先日私に、9年前の写真をおすすめしてきた。バゲットと、それを真ん中ではなくてすこし偏って切り分けて、なぜかトートバッグの上に乗せた写真の3枚。 最初見た時も、しばらく考えてみても、何を思ってこの写真を撮って投稿したのか全然思

        • キャンプファイヤー #夏の1コマ

          遠くからもキャンプをするために人が来るような田舎で育ったので、小さい頃からキャンプファイヤーだけは一丁前に立派なものを見て育った気がするし、大人になっても出くわす機会がある。参加する、というよりは、参加する人を眺める、くらいの距離感が私は一番好きで、写真を見返すとこんな距離感の写真ばかり出てくる。もしこれが学校行事で私が生徒だったら、担任の先生は私みたいな挙動をする生徒に頭を抱えるのだろうなと思う。これでも疎外感を感じずに毎回「参加」しているつもりだし、私は心から楽しんでいる

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        【大学受験の出願先を間違えた話】進路は迷うんじゃない、間違えるものだ

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          田舎の夏の夕暮れ #夏の1コマ

          田舎出身だと、時々外の人から言われる「のどかで良さそう」に「そうでしょ」とは嘘でも返せないタイミングがある。そこに人がいる限り、波風立てない作法があって、それでもわだかまりがあって、結果、悩みが生まれる。人の数が少ない分、そのひとつひとつの澱みが濃くなりがちな気もする。でも、写真を見返せば、思いがけなく自然が寄り添ってくれるタイミングも多いことに気づく。杉の木だろうか、あの場所に並んでいることに、夏の夕日に照らされて逆光になるまで気づかなかった。 #夏の1コマ

          田舎の夏の夕暮れ #夏の1コマ

          信楽高原鐵道 #夏の1コマ

          「セブンイレブンの上を列車が通過するように見える」と話題のフォトスポットが滋賀県甲賀市にある。セブンイレブンがあって、その奥の土手の上を信楽高原鐵道の線路が走っている。ある地点から見ると、セブンイレブンの真上を列車が走っているように見えるのだ。話題になったのが数年前らしく、そこから結構カメラを構えた人が増えたらしいが、個人的にはその地点から左、田んぼと空の間を縫うように走っていく列車の姿もおすすめしたい。夏の青い稲が電車の風にザアッと揺らされる様子が、隣のトトロの猫バスのシー

          信楽高原鐵道 #夏の1コマ

          青空は夏が一番青いと思う #夏の1コマ

          夏の空は青が濃いと思う。調べてみたら、他の季節に比べて湿度が高くて、青の波長が強調されるらしい。そこに白くて大きな入道雲があったりすると、より青を感じるのかもしれない。周りに高い建物がない場所で空を見てると、地平線からてっぺんにかけて、青さがグラデーションになっていることに気付く。一番青が深いところを見つめていると、眩しさで目が眩んでいるのか、どんどん青くなっていくように感じて、目が離せない。 #夏の1コマ

          青空は夏が一番青いと思う #夏の1コマ

          醒井の梅花藻、そして西瓜 #夏の1コマ

          滋賀県の右上の方、米原市の醒井の地蔵川は大変珍しい水中に咲く花「梅花藻」が有名で、ある夏の日、友人が見に行きたい!というので、ドライブがてら向かってみた。滋賀県はなんだかんだ広くて、その上、大体は琵琶湖がゆく手を阻むので遠回りすることになり、この日も1時間半くらい車を走らせた気がする。街並みは古風で、観光や写真が好きな人はよく知っている場所かもしれない。梅花藻も良かったし、川を泳ぐ淡水魚の「ハリヨ」も良かったのだけれど、西瓜ラバーとしては、アニメの世界のごとく川で冷やされいた

          醒井の梅花藻、そして西瓜 #夏の1コマ

          西瓜に残された歯型の証拠写真 #夏の1コマ

          毎年夏になると西瓜ばかり食べてしまう。冷蔵庫には入りきらないので、1/6サイズだとか1/8サイズにカットして冷蔵庫に入れておく。おやつにも、お風呂上がりにも、夜食にも食べる。夏は必ず西瓜が冷蔵庫に入っている。あまりに食べるので「カブトムシ」と言われる。気にしてない。気にならないくらい西瓜が好きだ。 ある日、いつものように西瓜を食べようと冷蔵庫から出したら、わかりやすくひと齧りしてあった。西瓜が美味しそうで、齧ってみたくなる気持ちはわからんでもないが、これは私の西瓜である。す

          西瓜に残された歯型の証拠写真 #夏の1コマ

          夏の終わり、向日葵と秋桜が一緒に咲いて、秋が迎えにくる #夏の1コマ

          わかりやすく日が沈むのが早くなる、8月の終わり頃。私の故郷には、僅かな期間だけ、向日葵と秋桜が一緒に咲く花畑がある。夏らしい暑さは残るのに、花畑の後ろに広がる空は秋。毎年この時期になると季節の隙間を探してしまう。 #夏の1コマ

          夏の終わり、向日葵と秋桜が一緒に咲いて、秋が迎えにくる #夏の1コマ

          成田空港に持ってきたのは古いパスポートだった #韓国

          以前、ニューヨークでパスポートを紛失して大変だった話を書いた。 文章は他のSNSにも投稿したりするのだが、私の場合、TikTokが一番反応をもらう。上の記事もTikTokで結構反応をいただき、8割くらいは「面白い」残り2割は「友達にいて欲しくない」みたいなコメントだった。Tiktokはコメントフィルターが大変優秀なので、私が目にしてないだけで、本当は後者側の割合(と、もっと辛辣なコメント)が多いと思われる。 さて今回は、それでもめげずに「やはり菅原きこ氏とは旅行に行きたく

          成田空港に持ってきたのは古いパスポートだった #韓国

          【歌詞書いてみた】INFP

          MBTIがINFPの歌詞を書いたのでsunoに歌ってもらいました。 歌詞:書いてます 曲:sunoです なのでところどころおかしいかも 歌ってみた系の二次利用:大歓迎です  何かしらの私のSNSのリンクだけつけていただけたら嬉しいです youtubesuno歌詞 私の中にはお空に浮かぶお城があるの ひとりの時間でコツコツ建築を進めてるの あなたのお城の建築計画も教えて欲しいな 気が向いたらでいいよ 現実よりも未来、未来よりも夢 ヨクワカンナイって言われてもよくわかんな

          【歌詞書いてみた】INFP

          みなとみらいのモノリス #小説

          あらすじコロナ禍が明け、オフィスへの出社要請と、オフィスが突然東京から横浜に移転したことで、毎週金曜日だけ東京からみなとみらいに出勤しているIT企業のエンジニア職の高橋奏斗は、出勤日、毎週みなとみらいの長いエスカレーターの途中ですれ違う女性、未央のことが気になっていた。ある土曜日、忘れ物を取りにオフィスに向かうと、休日姿の未央を見かけ、毎週土曜日、みなとみらい駅内のカフェに来ていることを知る。奏斗は未央のことをもっと知りたいと思っているうちに、指輪やハンカチ、小さな行動一つか

          みなとみらいのモノリス #小説

          労働のパラパラ漫画を編む【タイミーにハマった話】

          昨年の秋頃からつい先日まで、私はタイミーにハマっていた。 どれくらいハマっていたのかというと、実は昨年のクリスマスもタイミーしていた。小料理屋さんの仕込みに入ってみたら、賄いがクリスマスツリーになって、嬉しかった。 まかない。お金をいただいてお出しするのでは無い、生きていくための食事。使える食材も限られていて、大根なんかは筋が多くてお客様には出せない部分。その範囲の中で、できるだけの気遣いをしてくださったのがとっても嬉しかった。 でも、年が明けたら、この賄い作ってくれた

          労働のパラパラ漫画を編む【タイミーにハマった話】

          レストランのお約束をドタキャンされたので、1人で行ってきた

          これは「お前がはじめた物語」を「私の物語」に昇華させたお話です。 ドタキャンになってしまうのは仕方ないこともある。 それでも。 後始末しっかりしないと、こうやって話のネタにされるぞ☆ 友達がいない 中目黒や恵比寿、渋谷あたりのお店を開拓したいなあと思ってきたのだけれど、仕事柄、どうしても麻布や六本木での会食が多くなりがちで、それが理由でタイミーを始めたと言うのもあるが(話が急すぎて説明いると思うけど、簡潔にまとめるとお店を内側から開拓するという、コミュ障ならではのお店探し

          レストランのお約束をドタキャンされたので、1人で行ってきた

          弟が海上自衛隊の人になったので平和について考えてみる

          正確には防衛大学校という学校を卒業し、その後広島県の江田島というところにある学校に行き、卒業式の午後、そのまま船に乗って出港して行った。 弟のことは在学中、SNSなどにアップすることをしなかった。まず、卒業できると思っていなかった。次に俗に「小田原刑務所」とも呼ばれる防衛大学校や「赤鬼と青鬼がいて、少しでも乱れていると台風の如く指導を浴びせる」と言われる海上自衛隊幹部幹部候補生学校みたいな場所で、私の発信した内容が、いつ、どのように切り取られて、弟とその仲間の「ベッドやロッ

          弟が海上自衛隊の人になったので平和について考えてみる