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#14 ギフテッド教育国際研究大会に参加してきてインドに行きたくなった話。

ギフテッドの特性はあるけれども『普通』の中に紛れ込んでしまっている凸凹児、凡庸×ギフテッドで凡ギフのオンライン支援を行っているKiKiです!お久しぶりです☺︎


香川にてAPCG(Asia-Pacific Conference on Giftedness)ギフテッド教育国際研究大会が開催されました。

2年に1度開催する国際研究発表大会で、1990年にフィリピンで第1回大会が開催されてからこれまでに17回開催されています。

By KIDS ACADEMIA

この度はこの国際大会の様子、私の心境、得たことなどをお伝えしようと思います。




①SQooLゴールドスポンサーとして参加

そのような国際会議でこの度私が代表を務めるSQooLがゴールドスポンサーとして出場させていただくことができました。まだまだ若く、新しく実績のないSQooLでございますが、このようなご機会を頂けたことに非常に感謝しております。

スポンサーとしてウェブサイトに載っています。

②8割以上が海外からお越しの参加者

会場に入ってみるも驚いたのは「日本人どこ?!国際的だ!!」飛び交うのは英語、ヒンドゥー語、マレー語、中国語、韓国語などなど。久しぶりのこの小さな国連にいる高揚感。高校生ぶりだ。私の骨がなりました。

「さあ、挨拶始めようか。」


③インドからお越しの『ボス』との出会い

すぐ左斜め前にいた4人ほどのインドから来たと思われる女性陣にお話ししようと思い近づきました。

「Hey! How has your trip to Japan been so far? Welcome to Japan!」
「こんにちは!日本への旅疲れはいかがですか?日本へようこそ☺︎」

クルっとすぐに振り向きとびきりの笑顔でご挨拶してくださりました。彼女たちは東洋、西洋合わせてもギフテッド教育界隈ではフロンティア。下記のギフテッドの団体を初めて10年が経つと言います。もう、できることは全て網羅しているような感じです。

女性陣の中に明かに品格が異なる方がいらっしゃり、その方のことをジョークで皆さんが「She is a BOSS(彼女がボスよ)」と口を揃えて言ってしました。

彼女はそれこそギフテッドという言葉が知られていない頃から、今でいうギフテッドの子供たちに対する教育というのを行ってきていました。それも20年間も。

…20年?!

桁がちがう。しばらくおしゃべりし、その後は「キキ〜キキ〜」と呼んでくれるようになりました☺︎


④西洋と東洋

香港の研究、中国の研究、マレーシアの研究など、さまざま見てきました。

東洋と言えど、香港は特にイギリスに占領されていたこともあり英国のギフテッドの色味を強く感じました。香港だけではなくやはり西洋の影響を受けている国は非常に多く主な発表としては

  • インクルーシブ教育へのシフト:

    • ギフテッド生徒を一般学級に含め、同年代の生徒と一緒に学習させることを推奨。

    • 個別指導や加速学習プログラムの提供も、よりインクルーシブな形で実施。

  • 多様性と公平性の重視:

    • 人種、民族、経済状況、言語背景など、多様な背景を持つギフテッド生徒のニーズに対応するための取り組みが強化。

    • ギフテッド生徒の識別方法についても、従来のIQテストだけでなく、多様な評価方法を組み合わせることで、より公平な評価。

  • ソーシャル・エモーショナル・ラーニング (SEL) の重要性:

    • ギフテッド生徒の認知能力だけでなく、社会性や感情的な成長を促すSELの重要性が認識され、多くの学校でSELプログラムが導入。

  • テクノロジーの活用:

    • AIやデータ分析を活用したギフテッド生徒の個別化学習や、オンライン学習プラットフォームの導入など、テクノロジーを活用した教育がますます進む。

このようなことについて言及していました。


⑤ウェルビーイングも行き過ぎは良くない『中庸』がテーマのインド

しかしインドは少し違いました。いや、かなり…

西洋でもギフテッドの教育が活発になる前から取り掛かっているということもありボスは非常に肝が据わっていて、その目は何かを確信している目でした。

「東洋には東洋の文化にあったやり方がある。ウェルビーイング、ウェルビーイングとここ最近言われているが、ウェルビーイングも行きすぎると良くない。結局何事もそうなのです。大切なのは頭と心と信念と体のバランス。私たちはそれを大切にしています。」

子供の健康に必要な5つの要素(インドの考え方)

私たちは大きく頷きました。私たちが話していたことも全く同じことでした。(ここまで詳細に5つの要素を書き出せてはもちろんいませんでしたが)


「ウェルビーイングって結局のところ、バランスの取れた苦楽含めてウェルビーイングだよね。それを乗り越えるサポートをしてあげる、それが私たちの役割だよね。」


その後もインドの皆様とはやり取りを続けております。


たくさんギフテッド教育のトレーナーを増やし、貧困層の子供たちを支援し、団体を支援しできることを片っぱしからやってきた大大大先輩のいらっしゃるインドに行きたい。次の私の目標はこれになりそうです…。




この度この場を2年間もの時間をかけて準備してくださった委員長の隅田学先生をはじめとする皆様に心から感謝申し上げます。

いかがだったでしょうか?

これはあくまでも私の経験に基づいたお話しであるということをご理解いただけると幸いです。

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