羽黒山荒澤寺正善院黄金堂~出羽三山立体曼荼羅~
出羽三山とは出羽三山とは、山形県のほぼ中央部に位置する月山(がっさん)・羽黒山(はぐろさん)・湯殿山(ゆどのさん)の総称で、羽黒派修験道の霊場である。戦国期までは月山・羽黒山・葉山をいい、一時期は葉山の代わりに鳥海山(ちょうかいさん)が含まれていた時期もあったが、江戸期になると、葉山に代わり湯殿山が加わった。
飛鳥時代の天皇である崇峻(すしゅん)天皇の皇子である能除太子(蜂子皇子)が開山したとされる羽黒山では、平安後期には修験教団が成立していたと考えられており、明治時代まで