見出し画像

腸内細菌が脳を支配しているらしい

今年の目標に「腸活」がある。

腸内環境を整えると、健康になるだけでなく痩せやすくなれると知って、腸活をしようと思った。

腸内の悪玉菌が増えるとデブ菌も増える。デブ菌は、少量の食べ物からエネルギーを大量に作り出し、余ったエネルギーが体に脂肪として蓄積していく。つまり、太りやすい体になっていく。

逆に、善玉菌が増えると痩せ菌も増える。痩せ菌は、脂肪の吸収を抑える「短鎖脂肪酸」を作り出して、脂肪が燃焼されやすい環境を作ってくれる。痩せやすい体になっていくというわけだ。

それはもう、デブ菌とグッバイして、痩せ菌を飼い慣らしたいよね。

何とも恐ろしいのは、悪玉菌が増えると、脳が悪玉菌を欲するようになるらしい。悪玉菌が大好きな脂質・糖質・タンパク質がたっぷり含まれたものを食べたくなる。肉やお菓子なんかがそうだ。悪玉菌が腸内を支配すると、どんどん太りやすい体になっていく。

もちろん、善玉菌が増えると、今度は脳が善玉菌を欲するようになる。食物繊維やオリゴ糖をたっぷり含んだものを食べたくなるのだとか。ヨーグルトや納豆、キムチ、きのこ、海藻などなど。善玉菌が増えると、痩せやすい体になり、太りにくいものを食べたくなる。

確かに、甘いものは一度食べると習慣化するし、やたら納豆巻きが食べたい時期もある。心当たりがありすぎる。

腸内細菌が私たちの食べたいものを決めていると思うと、少しぞっとする。自分の意志だと思っていることは、本当は細菌の意志なのかもしれない。

「活発なネズミと臆病なネズミの腸内細菌を入れ替えると性格が変わった」という研究結果もあるらしい。性格や気分も変えてしまうなんて。細菌の世界、奥深し。

いいなと思ったら応援しよう!

吉野千明
あなたのスキの力で今日も更新できています。