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マネしたいアイデアnote

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先生の思考・実践・アイデアで学びをえたnote集。 自分のしあわせに近づけるnote集。
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2021年1月の記事一覧

午前は公立小学校教師、午後はフリーのデザイナー。複業で学校に関わる人が増えれば、プラスの変化が生まれる。

午前は公立小学校教師、午後はフリーのデザイナー。複業で学校に関わる人が増えれば、プラスの変化が生まれる。

午前中は公立小学校で非常勤講師、午後はフリーランスのデザイナーとして社会課題にデザインの力でアプローチする「ソーシャルデザイン」を実践している、阿部至さん。

高校時代から教師を目指し教育学部に進学した阿部さんが、デザイナーとして「学びを変える」ことを決めたのは、なぜだったのでしょうか。

教員免許を持ちながら、広告会社、ソーシャルデザインを手がける個人事務所、教育系NPO法人、そして現在の非常勤

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「標準化」から「カスタム化」への転換(2/5)

「標準化」から「カスタム化」への転換(2/5)

工業時代の学校においては「標準化」がすべてです。同じ年代の子どもたちが、同じクラスで、同じ内容を、同じ時間に、同じペースで、同じ方法で学んでいます。子どもたちの興味関心や能力が違うにも関わらず、「標準化」されたシステムのもと、「標準化」された学びが「標準時数」という枠の中で続けられています。そこには「カスタム化」はまったくと言っていいほど見られません。果たしてそれでいいのでしょうか。

年間の学

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「従順であること」から「主体的であること」への転換(1/5)

「従順であること」から「主体的であること」への転換(1/5)

工業時代において、「従順であること」は重要事項でした。学校においても「学習規律」という名のもとに「静かに着席すること」「教師の話を黙って聞くこと」「指示通りに行動すること」等が「隠れたカリキュラム(hidden curriculum)」として教育現場のあらゆる場面で繰り返され、強化されています。

現在日本の多くの学校では、教師はその時間の「めあて」を黒板に板書します。子どもたちはその内容をノート

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