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ニート・オブ・ダイハード
非難したいのは、とりもなおさず母だった。
またダークフォースに飲まれそうになっていた。
きっかけは件の障害年金の申請で役所に行ったことだ。
とてもとても煩雑な申請書類を一ヶ月以上かけて集めたのだが、なお役所でなければそろわない書類が二、三足りないというので、数時間かかることを想定して早めに出かけた。
足りない書類のうち、所得証明書があった。わたしの住んでいる市では住民課が発行しているというので住
出口を探してがんばる。
わたしにしてはしばらく忙しく、困っていた。
何がって、モノを買いすぎるのだ。
理由は分かっている。さみしいのに金があるからだ。
好きな人に二度もふられてしまった。しかも今度は結婚相手が見つかったという理由で。
遺産で暮らすニートだから倹約しなくてはならないのに、治りかけていた浪費癖がぶり返してしまった。
わたしにとって買うことにはふたつの意味がある。ひとつは買い物に出かけてわずかでも誰かと会話する
働けなくても働かなくてはいけない。
現在、働いていない。
一人で住んでいるが、一人で暮らしているわけではない。自分で稼いだ金で食っていないからだ。
つまるところ、親の遺産で生活している。
派手に使っているつもりはないが、今のペースなら半年はもたないだろう。少しでも長く今の暮らしを保てるように、次回の精神科の診察で障害年金の相談をするつもりだ。
わたしはうつ病患者だ。治療は今年で9年目になる。そしておそらく、先天的な障害もある。いわ