「検索窓」は二つある。
一つは、あなたもよく知っている、日常のあらゆる疑問に答えてくれる現代の神。
あまりに当たり前になり過ぎて、友人との話をする前に「検索」という行為をしておかないと「検索してから聞け!!」みたいな言われ方をされちゃったりする昨今の日常会話。…正直、めんどい(笑)。
この「検索する」という行為、「デジタルネイティブ」の世代の方々は、どう思われるのでしょうか?
私は今でも、「知っている人に聞いた方が早い」と思って、誰かの時間を奪ってしまって、上記のように怒られます( ̄▽ ̄;)。
現代の神は、焦らすのがお好きなようで、求めている答えに辿り着けないこともあるのが、じれったいです。
…(゚Д゚;)ハッ!!、まさに「mugo・ん…じれったい」ですねっ!!(元ネタが分かる人は昭和生まれw)。
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話が逸れましたが、「もう一つの検索窓」、あなたはどこにあると思いますか?
PC画面を見つめても、出てこないかもしれませんよ?
ちなみに、最初の検索窓で「もう一つの検索窓」と入力すると、「一つの検索窓で複数の検索サイトが検索できる」と出ますが、本記事とはかけ離れてしまうので、戻ってきてくださいね~(゚Д゚)ノ。
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「もう一つの検索窓」とは、あなたの心にあります。
最初の検索窓とは違い、こちらは厳重なセキュリティが掛けられています。誰でも使えるモノではありません。
ですが、ここでしか手に入らない情報がありますし、ちゃんとパスワードを入力すれば開錠されます。
パスワードは「信頼」です。
こちらの検索窓のシステムは、大変興味深い構造をしています。
どう興味深いか?と言いますと、「信頼」していなければ、本人ですら開錠できない、という点です。
どうでしょうか?思い当たる方もいるかもしれませんね。
「自分を信頼=自信」と考えると分かりやすいかもしれません。
自信がないと、あなたの心の検索は難航します。文字化けしている状態でお目当ての情報にはアクセスできません。
もう一つ面白いのが、自分で自分を「信頼」していなくても、第三者が「信頼」のパスワードを解除できてしまう点です。
あなたのことを親身になって考えてくれる方なら、あなたにとって有効で、かつ、有益な情報を、あなたに代わって、検索してくれるでしょう。
そして、あなたに検索結果を提示して、「あなたの心には、こんな世界が広がっていた」と、教えてくれることでしょう。
ですが、あなたを利用しようとしている人間が、あなたのパスワードを解除したらどうなるでしょう?
ちょっと、想像したくないですよね(;´・ω・)。
実は、これを防ぐ手立てにも、「自信」が必要なのではないか?と、私は思っています。
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「そうは言っても、自信が持てない(T_T)」
そもそも「自信」って、どうやって身につくのでしょうか?
よく言われているのが「成功体験で得ること」ですよね。
では「成功体験」がないと「自信」は身につかないのでしょうか?
「自尊感情研究」の第一人者のM・ローゼンバーグは、著書「Society and the adolescent self-image」の中で、次のように記述しています。
「自信とは、挑戦し障害を克服することによって得られる成功の予期である」
「予期」を検索窓に入力すると、「前もって推測・期待・覚悟すること」と表示されると思います。
これは、「成功体験の結果」ではなく、「挑戦し、成功させるための覚悟を持つ」という、行動のスタート段階を示唆しているのではないでしょうか?
だとするならば、「自信」とは「成功させるための覚悟」であるとも言えそうです。
どうですか?これって「想いは叶う」や「努力は報われる」という言葉の裏付けにもなりませんか?
想った瞬間、努力しようと覚悟を決めた瞬間に、実は、あなたは自信を手にしているということです。
現実、そう思えない人がいるのは、「自己評価よりも他者評価」を優先しているのだと思います。
あなたは、あなただけは、もっと自分を信頼してあげましょう。
そして、心の検索窓を駆使して、もっと自分を調べ尽くしましょう。
それが、結果として「成功体験」への一本道だと、私は思うのですが、あなたはどう考えますか?
少し長くなってしまいましたが、今回の投稿は以上です。