鏡の世界の住人
「キャリアコンサルタント」という職業を目指そうとし、まだ免許申請中につき、肩書は名乗れないまでも、「キャリア相談」をさせていただく中で、感じたコトを記事にしてみようと思います。
「今、ここ」にある私自身の感情の備忘録として書くことになりますが、読んで下さった方が、何かご自身で気づきを得る機会になれば幸いです。
先日、下記の投稿をさせていただきました。
…で、実はこの記事は下書き完了していたのですが、先ほど、上記の記事を紹介していただきました。
chiyoさん、ありがとうございましたm(__)m。
ーーーーーーーーーー
さてさて、この記事(「私の強みは~。」)を自分で読み返してみて、「似ているけれど違う側面」についての話となりますので、重複する部分や矛盾点もあるかと思いますが、アウトプットしたからこそ気づいた点や、自省したこともありました。
人の感情や考えというのは、蝋燭の火のように恒常的に揺らぐ性質があると思っていますし、私自身も、その性質を備えているというコトで、細かいツッコミはご勘弁を…m(__)m(笑)。
ーーーーーーーーーー
「鏡の世界」では無個性が個性となる
…何のコトだ( ゚Д゚)?、と思うでしょうが、順を追って説明していきます。
私は「キャリアコンサルタント」として、なにか実績があるわけではありません。
資格の取得にあたり、「養成講座」を受講した際も、自分が周りと明らかに異質だということを、瞬時に肌で感じました。
「人事職」や「管理職」で、「人財(人的資源)」についての専門的なポストに就いている方が多い中、私はと言うと、「ヒト」ではなく「モノ」と向き合う仕事しかしていない人間です。(製造業で町工場勤務なので)
ですが…なんでしょうね?
自分でも不思議なのですが、その違和感・異物感が、自分の強みになると思ったんですよね。
そもそも、「キャリアコンサルタントになろう!!」と思ったきっかけは「なんとなく…」でした。
後付けで理由や動機は増えましたが、何か惹かれるモノがあったんです。
ーーーーーーーーーー
私は、今も尚「中二病的観点(笑)」があって、「鏡の中の自分像」と「実際の自分」を行ったり来たりしていますし、それが私なりのストレスコーピングでありレジリエンスなのだと思います。
幼少期から「鏡」というモノの象徴性を自分に置き換えるのが好きで、「三つ子の魂百まで」…とまでは行きませんが、「自分は○○の鏡である」という考え方で、さまざまな物事を捉えているように思います。
妄想癖がピークだったときには、「テスカトリポカ」というアステカ神について云々かんぬん…(以下略w)。
…前置きが長くなりましたが、私はずっと「無個性」こそが「自分の個性」だと思ってきました。
あ、今回、かなり抽象度の高い表現が多くなるので、先に謝っておきますね( ̄▽ ̄;)。
「無個性=空っぽ」とするならば、誰かの何かの「相談」や「打ち明け話」を受けても、山彦のように、「鏡」のように、相手に返るだけです。
ですが、実際に山彦だったり「鏡」というのは、返ってきた反応に違和感を抱いたりしませんか?
これは、理解しているようで理解していなかった「自分の姿」を客観的に視る行為だと私は考えています。
ーーーーーーーーーー
上記の画像は、鏡に映っている女性が、本来の女性とは違う方向を向いていますよね?
このようなことは、誰にでもあるコトで、一般的には「思い込み」や「バイアス」という言葉で表現されています。
「問題の起源も答えも、すべては相談者の中にある」
「キャリアコンサルタント」というのは、相談者からの相談に答えをお渡しすることはありません。
「助言及び指導」というのですが、アドバイスをすることで、相談者自身に気づきを与えるのが理想的なコンサルティングだと教わります。
「無個性」である私という存在は、誰かの「鏡」となることが使命なのではないのか?
実は、ずっと心の底で考えていたことでした。
「キャリアコンサルタント」での学び、大学での学び、この「note」での発信することが重なり合って、ようやく呼び起こされた気がします。
「私は、何か秀でたものは無いけれど、”鏡”として誰かの心を映す役目は、果たすことができる」という、ここまでの話が、「鏡の世界では無個性が個性となる」とはどういうことなのか?という説明となります。
ーーーーーーーーーー
話は変わりますが、「天職」には先天的天職と後天的天職があるというのが、私の持論です。
幼少期からの夢を実現し、それをご自身の職業にするということは、確かに素晴らしいことですし、稀有な存在として、羨望の的となります。
ですが、その先天的天職ともいえる職業のまま生涯を閉じられる方というのも稀だと思います。
一方で、人生という長く険しい道のりを歩む中で得た経験が、後天的天職という概念です。
これは、先の先天的天職者のセカンドキャリアの可能性もありますし、「大器晩成型」の方にとっては、遅咲きの天職であるともいえます。
最近になって思うことですが、「無個性」というのは、「個性」よりも多くの資質が必要なのではないでしょうか。
「無個性=鏡」として、かつ「キャリアコンサルタント」として求められるのは、現段階での私の価値観ですが、「バランス力・汎用力・好奇心・調律力・伝達力・共感力・洞察力・理解力・傾聴力」といった、誰もが持っているのだけれども、調和のとれた状態の維持が難しいモノです。
…まさかね、この歳になって、これほどまでに他人から認められたり、「向いている」といわれた職業に出会うとは、思ってもみませんでした。
もっとも、まだ本格的に仕事として活動していないので、「天職」だったのかどうかは、いずれそのうち…。
ーーーーーーーーーー
私が好きな理論に「バタフライ・モデル」というものがあります。
「偶然や小さな変化が、大きな出来事を招き、それを俯瞰すると蝶の羽のようなパターンが見えてくる」というもので、「カオス理論」の一部です。
これは、「今、ここ」という時間軸だけをみても判断のつかない大きな流れで自分を見つめる必要があります。
「鏡」というのは、今のあなただけを映すのではなく、周囲の環境も映します。
それは、あなたの過去や未来に繋がる一部を切り取ったものであると私は考えています。
私は「鏡の世界の住民」として、あなたと向き合い、あなたの過去から未来までをともに見つめる「鏡」でありたいと思っています。
来春より、本格的に「ライフ&キャリアの伴走者」として始動いたしますので、よろしくお願いします。
ーーーーーーーーーー
…さて、過去最長の記事となってきましたが(笑)、ちょっと告知です。
新年を迎えたら、プロフィール文を変えようと思っています。
その際、プロフ画像も変更すると思いますので、「私=カピバラ」で認識されている方には、戸惑わせてしまうことになると思いますが、何卒ご了承くださいませm(__)m。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。