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『僕は君たちに武器を配りたい』『2020年6月30日にまたここで会おう』を読みました。

本屋さんの新書コーナーでよく見かける本でした。
noteでも感想を書かれている方を見かけていたので、読んでみました。
かなり論理的で読みやすいので、サクサク読めました。

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「スペシャリティ」人間になること

資本主義の世界で、儲けることができる人と、儲けることができない人を説明する箇所があります。

儲からない人
・ただ人に使われているだけ
・代わりがいる
儲かる人
①商品を遠くに運んで売ることができる人
②自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人
③商品に付加価値を付けて、市場に合わせて売ることができる人
④まったく新しい仕組みをイノベーションできる人
⑤自分が起業家となり、みんなをマネージしてリーダーとして行動できる人
⑥投資家として市場に参加している人 出典:『僕は君たちに武器を配りたい』p108

ちなみに、筆者は①と②の人は生き残っていくのは難しいと指摘しています。その理由が気になる人は本書を読んでみましょう。

『2020年6月30日にまたここで会おう』にも資本主義で生きていく上で、大切なマインドやレトリックが述べられています。

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2冊の本のテーマはほぼ同じように感じます。
「個性が失ってどこから買っても大差がない状態(コモディティ)に陥っている。だから、自ら稼げる人(スペシャリティ)になろう。」
がメッセージのように受け取りました。

スペシャリティの6つの方のような分類も紹介されていますが、ユニークのきっかけも示唆しています。

~略~『盗まれないもの』というのは、どのようなものがあるんでしょうか。
それは、ね、その人の人生ですよ。
~略~その人が過去に生きた人生とか、挫折とか、成功とかいうものは盗めないんですね。出典:『2020年6月30日にまたここで会おう』p178~179

自分の経験は物語的な力に置き換わり、行動の源泉になるようです。
就活の時の、自己分析は無駄ではなかったようですね。逆に言えば、物語的な動機を持っている人は成功する可能性があるようです。今後自分が応援する人を選ぶ基準になりそうです。

ユニークの難しさと、ちょっとした逸話に魅力を感じられた作品でした。また読み返したいなと思いました。

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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