kenya | 本・マンガ・映画の投稿

本業はシステムエンジニアです。小説、ビジネス書、新書、マンガ、映画が好きです。 感動をnoteの中に残しておきます。

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年間40冊以上本を読む私の、本の選び方を紹介します。

おもしろい本を読みたいけど、 最後まで読んでみないと、面白いか判断できません。 最近ではなんとなく、「アタリ」をつけて、本を選ぶようになり、 おもしろい小説に出会う確率が上がりました。 今回は、おもしろい本の「アタリ」の付け方を紹介します。 文学賞から選んでいます。結論として、好きなジャンルの文学賞からあたりをつけています。 文学賞というと、「芥川賞」や「直木賞」などが有名ですが、 「芥川賞」や「直木賞」を「アタリ」の目印にはしていません。 「芥川賞」のような純文学は

    • 【小説レビュー】SFの良さが詰まった短編集!『なめらかな世界と、その敵』

      恐ろしいSFを読みました。 短編一つ一つにSFチックな要素をがあり、尚且つ、人間臭さのある小説でした。SFの設定の説明に終始することなく、読者がちゃんと付いてきやすい展開があり、素晴らしい読書の時間を過ごせました。6つの短編の感想を綴ります。 表題作「なめらかな世界と、その敵」 並行世界を行ったり来たりする日常を描いた作品。 1行目からSFの洗礼を受けた。正直、何が起きているのかわからず3回読み返した。その文章がこちら。 「暑いのに、雪景色???」と、頭の中で「?」が止

      • 【小説レビュー】無慈悲な強さの物語!『さよならの言い方なんて知らない。9』

        「さよならの言い方なんて知らない。」の新刊が上梓されたので、早速読みました。もう9巻まで出たのですが、スピード感やおもしろさはずっと同じでした。感想を綴ります * 架見崎シリーズ全体を通して、本心が見えない謎の強キャラであった男・ユーリィに焦点があたった物語でした。また、終盤の雰囲気が感じられ、物語の終わりが少しだけ示唆されたようにみえました。 終盤の準備回という位置付けかもしれませんが、物語の面白さは健在です。チーム同士が戦ったり、能力の拡張など初期から続く、「戦い」

        • 【小説レビュー】葬送のフリーレン好き集まれ!『誰が勇者を殺したか』

          普段あまり読まないライトノベルに挑戦してみました。思ったよりもサクサク読み進めることができ、ファンタジーの雰囲気に入り込むことができました。感想を綴ります。 ファンタジーだけに止まらない魔王、勇者、魔法使いとファンタジーにどっぷり浸かっているようにみえる作品です。最近の漫画アニメ作品でいえば、葬送のフリーレンのようにファンタジーとして世界が成り立っているような作品です。しかし、ファンタジーだけでなく別分野の面白さが入っています。 1つは、ファンタジー×スポコンモノです。

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          圧倒的な世界観!壮大で緻密なおすすめ小説8選

          時々、圧倒的な情報量のある小説に出会います。キャラクターの造形も深いですが、設定や世界観が緻密かつ壮大で、ぐいぐいと読ませるような小説です。 映画化しても2時間の枠にはおさまりづらく、そもそも映像化が難しいような作品です。世の中の大きなうねりや背景の書き込みが濃密な一方で、世界を股にかけるくらい大きな展開があったりします。SF小説とも、冒険小説とも、ハードボイルド小説ともいえそうです。 自分では変えられない大きなうねりの中で、何か小さな灯から大きな希望をつかもうとする熱を

          圧倒的な世界観!壮大で緻密なおすすめ小説8選

          『怪獣8号 11巻』読みました! 反撃回ですね。それぞれの戦場で勝ちたい理由、負けたくない理由も描かれて、テンポよく進行しています。怪獣のデザインがどれもカッコイイですし、戦闘シーンの迫力が好きです。撃つ殴る切るが基本で独特なエフェクトがなくても、大迫力でした

          『怪獣8号 11巻』読みました! 反撃回ですね。それぞれの戦場で勝ちたい理由、負けたくない理由も描かれて、テンポよく進行しています。怪獣のデザインがどれもカッコイイですし、戦闘シーンの迫力が好きです。撃つ殴る切るが基本で独特なエフェクトがなくても、大迫力でした

          『トリリオンゲーム 8巻』読みました! 最終決戦のはじまりでしょうか?ビックマウスのような大きなことをやってきましたが、さらに大きなことに挑戦するようです。マンガ的な脚色もありますが、リアルとの大きく乖離せず、描くのが好印象です。上場のシーンの流れるような展開はらしさ全開でした

          『トリリオンゲーム 8巻』読みました! 最終決戦のはじまりでしょうか?ビックマウスのような大きなことをやってきましたが、さらに大きなことに挑戦するようです。マンガ的な脚色もありますが、リアルとの大きく乖離せず、描くのが好印象です。上場のシーンの流れるような展開はらしさ全開でした

          映画『正欲』観ました! マイノリティを描いた意欲作です。原作は未読ですが、小説で書かれている雰囲気が出ていて原作も読んでみたいです。「たくさんの情報があるけど明日生きたい人のためにある」「地球に留学している感じ」みたいなセリフが刺さりました。言語化された違和感が響き渡りました。

          映画『正欲』観ました! マイノリティを描いた意欲作です。原作は未読ですが、小説で書かれている雰囲気が出ていて原作も読んでみたいです。「たくさんの情報があるけど明日生きたい人のためにある」「地球に留学している感じ」みたいなセリフが刺さりました。言語化された違和感が響き渡りました。

          『応天の門』18巻読みました! 新しい嵐が吹き荒れそうです。藤原良房が表に出なくなり、藤原の家中でも新しい動きがあるようです。歴史を動かすような大きな流れをつくるシーンと、日常ミステリの両方があって、どのお話も面白いです!陰謀の背景もきちんと描かれていて説得力があります

          『応天の門』18巻読みました! 新しい嵐が吹き荒れそうです。藤原良房が表に出なくなり、藤原の家中でも新しい動きがあるようです。歴史を動かすような大きな流れをつくるシーンと、日常ミステリの両方があって、どのお話も面白いです!陰謀の背景もきちんと描かれていて説得力があります

          『ブルーピリオド』15巻読みました! 夏休みの広島編の集大成です。絵のモチーフやテーマを決めるのに、1つのストーリーがあって毎回見入ってしまいます。「献花だ」ってセリフがドキッとして、悲しくならないセリフで印象に残りました。マイナスな言葉がプラスに使われる演出がお気に入りです

          『ブルーピリオド』15巻読みました! 夏休みの広島編の集大成です。絵のモチーフやテーマを決めるのに、1つのストーリーがあって毎回見入ってしまいます。「献花だ」ってセリフがドキッとして、悲しくならないセリフで印象に残りました。マイナスな言葉がプラスに使われる演出がお気に入りです

          『逃げ上手の若君』13巻読みました! 足利尊氏との戦いが決着したところを描いています。心が揺れるシーンばかりの13巻で大満足です。特に、主人公時行が髪を切るシーンが印象的でした。ただ髪を切るだけでも意味が込められていて、物語の意味の強さを知りました。次巻も楽しみです。

          『逃げ上手の若君』13巻読みました! 足利尊氏との戦いが決着したところを描いています。心が揺れるシーンばかりの13巻で大満足です。特に、主人公時行が髪を切るシーンが印象的でした。ただ髪を切るだけでも意味が込められていて、物語の意味の強さを知りました。次巻も楽しみです。

          『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』みました! また「選ばれし子どもたち」の物語が見られるのは嬉しいです。声優さん、曲も変わらず懐かしい雰囲気も漂います。冒険の10年後を描いているからか、小難しい会話もありましたが、進化のシーンは胸熱でした!

          『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』みました! また「選ばれし子どもたち」の物語が見られるのは嬉しいです。声優さん、曲も変わらず懐かしい雰囲気も漂います。冒険の10年後を描いているからか、小難しい会話もありましたが、進化のシーンは胸熱でした!

          『ザ・クリエイター 創造者』みました。 西洋諸国はAIを禁止し、アジアだけが共存している。そして特別なクリエイターを暗殺する命を受ける…大きな対立と多くの思惑(しわく)が絡まりあって進むストーリー…とても見ごたえがありました。AIにも信じるものがあって斬新さもありました。

          『ザ・クリエイター 創造者』みました。 西洋諸国はAIを禁止し、アジアだけが共存している。そして特別なクリエイターを暗殺する命を受ける…大きな対立と多くの思惑(しわく)が絡まりあって進むストーリー…とても見ごたえがありました。AIにも信じるものがあって斬新さもありました。

          『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』15巻読みました!シャンフロ本編の話ではなく、別ゲームの話が展開されてますが、スピード感があって面白いです!技や戦術の解説もちゃんとあるので、納得感があってサクサク読めて、好きな作品です。次巻も楽しみです

          『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』15巻読みました!シャンフロ本編の話ではなく、別ゲームの話が展開されてますが、スピード感があって面白いです!技や戦術の解説もちゃんとあるので、納得感があってサクサク読めて、好きな作品です。次巻も楽しみです

          『ロスト・キング 500年越しの運命』観ました! 英国王リチャード3世の遺骨を発見したというお話です。「遺骨を発見した」ではなく、「なぜリチャード3世なのか、どんな困難があったのか、発見後主人公はどう扱われたのか」という現実感のある描き方をしていて興味深い作品でした。

          『ロスト・キング 500年越しの運命』観ました! 英国王リチャード3世の遺骨を発見したというお話です。「遺骨を発見した」ではなく、「なぜリチャード3世なのか、どんな困難があったのか、発見後主人公はどう扱われたのか」という現実感のある描き方をしていて興味深い作品でした。

          『SPY×FAMILY』12巻読みました! バスジャックの余韻が残るお話から、「普通の夫婦」のバタバタ劇、そして東西スパイの激突などどれも楽しめました。裏の顔もあり一方で、建前の顔でも生活をエンジョイしているのが微笑ましいですね。いいことろで終わっているので、次巻も楽しみです

          『SPY×FAMILY』12巻読みました! バスジャックの余韻が残るお話から、「普通の夫婦」のバタバタ劇、そして東西スパイの激突などどれも楽しめました。裏の顔もあり一方で、建前の顔でも生活をエンジョイしているのが微笑ましいですね。いいことろで終わっているので、次巻も楽しみです