【保安管理技術用語集⑹✨】家庭でのLPガスによって発生する火災を防止するための安全機器💛:高圧ガス第二種販売主任者試験対策 No.26
前回の復習✨
【試験対策】保安管理技術用語集📝
今回から、いちど勉強の原点に戻り
試験対策の一歩目として、用語の学習
を進めていくことにしようと思います。
今後、過去問の演習効率を上げていくために
いまは用語から丁寧に学習していきます👍
温度フューズ📊
✅温度ヒューズは、温度が異常に上昇
した場合、温度ヒューズが溶断して電気回路が
オフトなり、バーナへのガス通路を遮断する
という装置になります📝
温度ヒューズによる加熱防止装置が
作動した場合、温度上昇の原因を調べ
その対策を講じ、温度ヒューズを交換します📝
温度ヒューズは、一定の温度を超えると回路を
自動的に遮断する安全装置です。
通常は電気回路や電化製品に使われ、過熱が
原因で火災が発生するリスクを防ぎます。
機能と動作原理
動作原理: 温度ヒューズは、特定の温度に達すると内部の感温材が溶けることで回路を開き、電流の流れを止めます。この仕組みにより、温度が過度に上昇した場合に回路が自動的に遮断され、火災や機器の損傷を防ぎます。
温度設定: ヒューズの種類によって異なる温度で作動します。家庭用電化製品には、85℃、125℃、など様々な温度範囲のものがあります。
LPガスと温度ヒューズ
LPガス(液化石油ガス)を使用するガス機器でも、安全装置として温度ヒューズが使用されることがあります。特にガスストーブやガス給湯器などで、過熱による危険を防ぐために設置されています。
役割: LPガス機器における温度ヒューズは、装置内部の異常加熱を検知してガスの供給を自動的に遮断し、火災や爆発のリスクを軽減します。
ガス漏れ対策との違い: 温度ヒューズは温度異常を検知するのに対し、ガス漏れを検知するための装置は別途設けられており、例えばガス警報器やマイコンメーターがそれにあたります。
LPガスを安全に使用するためには、これらの
安全装置が正常に機能していることが重要です。
定期的な点検とメンテナンスも
忘れずに実施することが求められます。
天ぷら油火災防止機能🍤
天ぷら油火災防止機能は、調理中の天ぷら油が
過熱して発火するのを防ぐための安全装置です📝
この機能は特にガスコンロやLPガス機器に
組み込まれており、天ぷら油の火災を
未然に防ぐために非常に重要です。
天ぷら油火災の原因
天ぷら油は、一定の温度を超えると
発火する危険性があります。
一般的に、180℃前後で調理されますが
放置して過熱し続けると300℃を超え
やがて発火点に達して火災が発生します。
天ぷら油火災防止機能の仕組み
この機能は、天ぷら油の過熱を防ぐ
ために設計されています。
具体的には、以下のような仕組みがあります。
温度センサー:
ガスコンロのバーナー部分に温度センサーが取り付けられており、鍋の底面の温度を監視しています。
例えば、油の温度が約250℃前後に達すると、センサーがそれを検知します。
自動火力調整:
温度センサーが危険な温度を検知すると、ガスコンロが自動的に火力を調整します。火を弱めるか、完全に消すことで、温度の上昇を抑え、発火を防ぎます。
一部の機種では、特定の温度に達するとアラームが鳴り、ユーザーに注意を促す機能も搭載されています。
自動消火機能:
さらに危険な状況が続く場合、システムがガス供給を完全に停止し、コンロの火を消してしまうこともあります。
LPガス供給安全装置との連携
LPガスを使用するガスコンロには
天ぷら油火災防止機能と連携するさまざまな
安全装置が搭載されています。
これらは以下のような役割を果たします。
ガス漏れ検知センサー:
ガス漏れを検知すると、ガスの供給を自動的に停止し、火災や爆発を防ぎます。
立ち消え安全装置:
風や沸騰によって火が消えた場合、ガスが放出され続けるのを防ぐため、ガス供給を止める装置です。
過熱防止装置:
調理器具が異常に過熱された場合や、鍋の空焚きが起こった場合に自動でガス供給を遮断し、火災を防ぎます。
重要性
天ぷら油火災防止機能は、家庭のキッチンでの
火災を未然に防ぐために不可欠です。
特に、天ぷら調理中に目を離してしまうこと
が多い場合、この機能が非常に有効です。
定期的な点検やメンテナンスも重要で
安全に料理を楽しむためにこれらの機能が
適切に動作していることを確認する
必要がある点は覚えておきましょう👍
ふろがまの不完全燃焼防止装置♨
ふろがまの不完全燃焼防止装置は、浴槽を温める
ために使用されるガス燃焼装置(ふろがま)が
酸素不足や燃焼異常などにより不完全燃焼を
起こさないようにするための安全機能です📝
不完全燃焼が発生すると、一酸化炭素が
発生してしまい、非常に危険です。
これを防ぐために、さまざまな
不完全燃焼防止装置が使用されています。
熱電対式不完全燃焼防止装置🔔
熱電対式不完全燃焼防止装置は、燃焼時の
炎の状態を監視し、正常な燃焼が
行われているかを検知する装置です。
仕組み
熱電対は、異なる2種類の金属を接合したセンサーで、接合部が熱せられると電圧を生じます。この電圧は、温度に比例するため、燃焼による熱を感知するのに使用されます。
正常な燃焼が行われている場合、熱電対は適切な温度を感知し、その電圧がガス供給を維持します。
不完全燃焼が発生すると、炎が弱くなったり、消えてしまったりします。これにより、熱電対が発生する電圧が低下し、その結果ガス供給が遮断され、燃焼が止まります。
この仕組みにより、ガスが供給され続けて一酸化炭素が発生するのを防ぎます。
逆流検知式不完全燃焼防止装置🌊
逆流検知式不完全燃焼防止装置は、燃焼ガス
の逆流を検知し、ガス供給を停止する装置です。
仕組み
ふろがまが正常に燃焼している場合、燃焼ガスは正しく排気されるべきです。しかし、排気が何らかの理由で阻害されると、燃焼ガスが装置内に逆流することがあります。
逆流検知センサーは、燃焼室や排気通路内の圧力やガスの流れを監視し、逆流が発生した場合にそれを検知します。
逆流が検知されると、センサーがガス供給を自動的に停止し、燃焼を止めます。
これにより、排気不良や逆流による不完全燃焼、一酸化炭素の発生を防ぎます。
LPガス供給装置との連携
ふろがまにはLPガス供給装置が
組み込まれており、これらの不完全
燃焼防止装置と連携して安全性を高めています👍
これには以下のような機能が含まれます。
ガス漏れ検知:
ガスが漏れた場合、それを検知してガス供給を遮断します。
立ち消え安全装置:
風やその他の理由で火が消えた場合、ガス供給を止めてガス漏れを防ぎます。
過熱防止装置:
装置内部が異常に過熱した場合、ガス供給を停止して火災のリスクを減らします。
重要性
これらの不完全燃焼防止装置は、ふろがまを
安全に使用するために不可欠です。
一酸化炭素中毒などの重大なリスクを防ぐために
これらの装置が正常に機能していることを確認
する必要があります。
そして、定期的なメンテナンスと
点検が推奨されることは共通事項です。
第二種販売主任者とは?
一般家庭等で生活の用に供するLPガスを
販売するLPガス販売所の業務主任者又は
業務主任者の代理者(液化石油ガス法)
として選任されることができます👍
また、工業用のLPガスの販売主任者
(高圧ガス保安法)として
選任されることができるようになります💛
第二種販売主任者試験(国家試験)はこちら
第二種販売主任者講習はこちら
高圧ガス第二種販売主任者資格の試験内容
試験は2科目から構成されており
9:30~10:30が法令
11:10~12:40までが
保安管理技術の試験です。
それぞれ20問ずつ択一式の正誤の組み合わせ
を選択して解答していくことになります。
法令、保安管理技術両方とも
6割以上の正解で合格となります🔖
法令が60分、保安管理技術が90分と
試験時間にも差があるように
保安管理技術の方が難しいとされています💦
また、試験当日の15:00より
高圧ガス保安協会の特設サイトで解答が
発表されるので自己採点ができるそうですね👍
受験者と合格率の推移📊
出所サイト:令和五年度合格率
なお、高圧ガス販売主任者試験の合格率は
全科目受検の場合30~50%程度
科目免除の場合は50%以上
となる試験が多いように思います。
難易度としては、全科目受検の場合は
非常にやや難しい~難しい
科目免除を受けた場合は
普通~非常に易しいレベルでしょう。
e-GOV法令🎓
高圧ガス保安法
液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律
本日のアウトプットはここまでとします!
社会人生活も始まり、大学生の頃と
比べて、相対的に可処分時間も少ないですが
毎日30分でも継続できるように精進します!
資格勉強という手段を有効活用したい💖
私の趣味の1つである「資格勉強」という
手段を活用して、これから本格的に突入する
社会人生活をより良い時間にしていきたいです🌈
大切なことは「目的」と「手段」を明確に
区別して、取り組むことであると思います。
要するに、試験に合格し、資格を取得することが
目的ではないということです。
資格勉強という手段を講じて、仕事に繋がる
学習を効率良く進めていくことが本望です!
私がこれから挑戦していく予定である
第二種販売主任者試験(国家試験)は
エネルギー業界の仕事に携わる方々の
なかでも需要が高い資格である
と言われることが多いと思います。
なぜならば、高圧ガス販売主任者の資格を
取得するメリットとしては、ガス販売業界での
有資格者に対するニーズが非常に高い
ということが挙げられるからです💚
高圧ガス販売主任者とは、高圧ガスの販売業務に
携わる場合に必要となる、経済産業省が
認定している国家資格を持つ専門家です。
具体的には、高圧ガス販売主任者免状の交付を
受けており、経済産業省令で指定する23品目に
該当する高圧ガスを扱う販売店において正しい
知識を持って保安管理に努める責任者です。
そのため、高圧ガス販売主任者の仕事に対する
責任は、人の命にも関わってくる非常に重いもの
になれると考えられますね👍
なお【高圧ガス第二種販売主任者】試験対策
向けの投稿を作成する上で、以下の3点には
あらかじめご了承いただけますと幸いです。
①会社の守秘義務を徹底して遵守すること
②参考資料の適切な引用を心がけること
③収益化をせず、趣味として継続すること
毎日コツコツと、計画的に勉強を進めていき
なるべく早く受験&合格を目指します🔥
これから、11月の試験に向けて私と一緒に
第二種販売主任者試験(国家試験)対策
を進めていくことにしましょう💖
試験対策用の勉強記録投稿は
以下のマガジンに整理してまいります🔖
おすすめマガジンのご紹介🔔
今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご覧いただきありがとうございました🌈
まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥
アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。
社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!
お気軽にコメント、スキ&記事の共有
そして私のアカウントをフォローして
いただけると大変嬉しく思います✨