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今年こそ自分を変える。生成AIを使って、年初の目標設定方法のアップデート。

さぁ2025年も既に正月三ヶ日が過ぎました。

箱根駅伝が終わると一気にお正月の終わりであることに気付かされる。


皆さん、今年の目標は立てましたか?

私は毎年元日に目標を立てるようにしていて、この三ヶ日、既に一部実行に移しています。

心の声(まだAmazonでポチッただけだけどな…!)

それにしても「目標を立てても三日坊主で続かない…」という人はいませんか?

私も偉そうに「毎年元日に…」と言いましたが、全てを実現している訳ではなく、やはり途中で続かなくなってしまったものもありました。

それでもここ数年は目標設定のやり方を少し工夫することで、以前より「生きた目標」になっているように思います。実際MBAも取れましたし、その他のことも実現できています。

今回は職場でも使える目標設定の仕方について大公開します!

はじめに:年始の目標設定が、あなたの成長を促進させる

(1)挫折のメカニズム

まず、なぜ挫折してしまうのか?という点から考えましょう。
挫折という言葉を少し噛み砕いて言うと、「思った通りできなかった」、「やってみたけど、イマイチ思ってたのと違ったからやめちゃった」みたいなことですかね。

ではなぜそのような状態になってしまったのか。

・目的を見失った。(目的消失)
・どうして良いか分からなくなった。(howがない)
・心と身体(若しくは片方)が付いてこなかった。(目標が適切ではない(高過ぎた/低過ぎた))

あながちこんな感じに分けられるのではないでしょうか?

例えばダイエット。

厳しい減量をしていく中で「そもそも私、何で痩せたいんだっけ?」となり、目的が分からなくなると、モチベーションが続きませんね。

「体重を10kg落とす!」と目標を立てても、食事をコントロールするのか、運動をするのか、他の方法なのか、予め決めておかないと、またこれも続きません。

運動で痩せると決めて「毎日10km走る」という目標を立てても、それだけの時間が取れなかったりすると、これも絵に描いた餅になりますね。

自分では細かく目標設定したと思えても挫折の種が眠っている場合があるのです。

(2)ありたい姿を明確にしてモチベーションアップ!

せっかく立てた目標に対して挫折しないように、ありたい姿を明確にして、そこを目指して取り組んでいくようにしましょう。それが皆さんのモチベーション維持、いや向上につながっていきます。

普段色々な人の目標を聞いていると、ありたい姿だけの抽象的なものや、アクションだけの目的を見失ってしまったもののように、せっかく意を決して目標を立てたのに、少し残念なものも少なくありません。私もかつてはそうでした。

それでは具体的な目標の立て方について、説明していきます。

1.目標は「ありたい姿」で設定しよう

(1)ありたい姿とは

目標はいきなり毎日ランニング10km、減量10kmとするよりも、「どんな自分になりたいか?」をまず考えましょう。

「まだ自分は入社間もないから、周りから頼られる人になりたい」、「プレゼンがうまくできる人でありたい」、「幹事を常に任せてもらっている人でありたい」など。出てきますか?

いくつかあっても良いのでまずは思いをはき出してみましょう。

ちなみに私は「自分ブランディング」を行っています。

どんな自分でありたいか、セルフプロデュースするのです。見た目は髪型から服装、話し方やスキルなど、客観的な視点でプロデュースをすることで、通常では手が届かない「自分のありたい姿」を見ることができます。

日本を、世界を飛び回りたい!そんな姿も良いですね!


(2)レイヤーで分ける

いくつかありたい姿を出すことが出来たら、それをレイヤーに分けてみましょう。レイヤーとは、そのありたい姿になるには、こんなありたい姿になる必要がある、というような親と子の関係にあるものを分けるイメージです。

例えば、①「健康でありたい」というありたい姿に対して②「健康診断で全てが良い状態」というのは、②であれば①と言えるので、親と子の関係といえます。

ありたい姿同士に、全く関連性がなければ無理に親と子に分けなくて良いです。その場合、それらの更に上位概念となる、もう一つのありたい姿を作ってみましょう。

例えば、周りから信頼される、プレゼンがうまくできる、という2つのありたい姿は親と子にしにくいので、1つ上の概念として、「独り立ちできるビジネスマンになる」というものを作りましょう。それがあなたの本当のなりたい姿になってくるはずです。

私はMOLESKINEのノートを活用して色々書き出して考えます。


2.「ありたい姿」を達成するための状態を明確にする

(1)明確な状態とは?

ありたい姿について書きましたが、ではそうなるということはどんな状態か、少し明確にしたいと思います。

ここが目標設定の正念場です。

例えば、周りから信頼されるというのは、どんな状態か。社内関係者から、まず自分に問い合わせが来る、とかどんな状態ならありたい姿になったと言えるでしょうか?

ここがハッキリしていないと、いくら何かをやっても達成感も得られず、最悪の場合間違った方向に行ってしまうこともあります。

(2)状態目標を具体化するには?

ここは是非誰かと話してみましょう。まさに壁打ちです。
例えば同僚や、上司。ありたい姿の輪郭もハッキリしてくるし、その状態がどんなものかハッキリ見えてくることもあります。

社外のメンターと言える人がいればその方も良いです。社内だけでなく、社外の方との対話、壁打ちも強くオススメします。

そして、今なら生成AIがありますよね。ChatGPT やCopilotなど。是非初期の壁打ち相手として活用しましょう。

例えば、まず自分の立場を伝えます。
私は◯◯業界の会社に◯◯年に入社して、昨年からマネージャーとなり、◯人のチームのリーダーになりました、のように。

生成AIの立場は、
あなた(AI)は私の上司だとします、と仮定しましょう。

そして、考えているありたい姿と具体的な状態について伝えて、アドバイスを求めてください。
うまくハマれば良いですし、しっくり来なければアプローチを変えて何度か試してみましょう。次第に言葉にエッジがかかって、自分の頭がクリアになってくるはずです。

便利になりましたね!

3.アクションとKPIの設定方法

(1)アクションを具体的な数値やタスクに落とし込む重要性

さぁ、ここからは楽しいですよ!

ありたい姿を決めたら、どうやったらその姿になれるのか、具体的なアクションを考えてみましょう。
健康でありたいなら、食事を気をつける、ランニングをする、ジムに通う、など。これは考えやすいと思います。

ここも生成AIと一緒に考えると色々なアイデアが出てきます。

こうなりたいのであれば何をすべきか?是非生成AIに確認してみましょう。

そして、そのアクションにKPIとして数値を付けますら、
食事は何キロカロリーまで、ランニングは頻度と距離、スピード、ジムは頻度とメニューなど。

ありたい姿とアクション、そしてKPI。
この3つが揃ってやっと自分を一年に渡って動かすことが出来るのです。

(2)習慣化するためのヒントとツール

ここまで来たら、マインドマップにして一枚の紙にまとめてみましょう。

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が高校生の頃にマンダラチャートを作ったのは有名ですね。あのイメージです。いきなりマンダラにするのは難しいので、マインドマップがオススメです。

ありたい姿の1番上位の概念を真ん中に描き、その周りにそれを支えるありたい姿を書きます。
そこから付随する形で、アクションを書いていきましょう。芋づる式に色々な目標が一枚に表現出来ると思います。

そして、全体像を眺めてください。

全体のアクションは不足していませんか、過剰じゃありませんか?
最初から低く設定をするより、高めに設定しておくのがオススメですが、あまりに高過ぎるとやはり挫折感を味わってしまいます。

上司等と一緒に確認しながら、アクションのKPIを調整していくと良いでしょう。

ChatGPTによるイメージ画像


4.「ありたい姿」の目的を問う

(1)「なぜその姿になりたいのか」を深掘りすることで得られる気づき

本当は…、本当はですよ。

これが最初にあるべきなのです。
自分が成し遂げたい志や、夢。
ただ、最初にこれを考えよう、というと難しい人も多いのではないかと思って、この段階で説明します。

なぜそのなりたい姿になりたいのか。なる必要があるのか。

最初から持っている人はそれを最上位に書きましょう。

持っていない人も、ここまで目標設定を進めてきたら、少し明確になってきたのではないでしょうか?それでもない、という人はこれを機に考えてみてください。

まずは壮大過ぎなくても構いません。家族を幸せにするでも良いと思います。

こういうことを考えることそのものが、最初は大切です。

私がMBAを取得したビジネススクールでは戦略とかを考える理論やフレームも大切ですが、志の育成をとても重視していました。徹底的に考えて、宣言し、行動します。

なぜそうありたいのか、その目的を明らかにしましょう。

お正月だからこそ、普段考えないことも考えてみよう!


(2)目的が明確になると、モチベーションが強化される理由

これはシンプルで、つまづいた時にこの目的に立ち戻れます。

これがダメでもこの目的を達成するにはこのやり方もあるな、と修正も出来ます。

つまり、ポジティブに考えることが出来ます。

この目的のためにやろうと頑張ることも出来るし、これがある人とない人とでは大きく違うことを職場でも見てきました。

よくあるのが「偉くなりたい」という言葉。
偉くなることが目的の人と、偉くなったその先に実現したいことが何なのか明確な人とでは、何が違うか明確ですよね。

5.目標達成を支える仕組みをつくる

(1)定期的に振り返る日を決める

是非1ヶ月毎に振り返ってみましょう。
やってダメな目標は、もしかしたら目標の立て方がおかしかったかもしれません。
もちろん努力が足りていないだけかもしれません。

毎月1日とか、日やタイミングを決めて、目標と進捗をレビューしましょう。
特に最初が肝心です。お正月に目標を立てたのであれば、必ず月内に振り返ってみて、着手出来ているか、やってみてどうであったか確認しましょう。

(2)支援者や仲間の存在を味方につける

会社の目標設定ツールでも良いですし、メールでも構いません。SNSなんて良いですよね!
まずは宣言して、周りの人にも自然とチェックしてもらいましょう。

「あれ?最近、目標設定していた◯◯やってる?」

なんて言われたら最高ですね。言われるのが嫌だから言わないのではなく、あえて宣言してしまい、やめる時もしっかりやめる宣言をしましょう。

すると、中途半端な理由でやめ難くなるので、自分のことを意思が弱い、と思っている人には特にオススメです。

おわりに:目標設定は自分へのお年玉

「ありたい姿」を明確にて、それを目指すプロセス自体が人生を豊かにすると考えます。それはまさに自分自身へのお年玉です。
そのお年玉を一年後に増やすも減らすもあなた次第。他人のせいにはできません。しようと思えばできますが、意味のないことです。

新しい年の始まりに、
自分の志は何か
→そのためにどんな自分になりたいか
→そのためにどんなアクションをするか
→それをどれくらいやるか
是非一生懸命考えて、相談して、生み出してみてください。

それが一年後のあなたへのプレゼントになるのです。

なりたい自分になろう!

ここまでお読みいただきありがとうございました。
目標設定の実践事例やエピソードなどあればコメントにぜひお願いします!

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Kenji @ソムリエ資格を持つ会社員・会食幹事デザイナー
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