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筆者が伝えたい「骨」まで辿り着け!【東大読書②】
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本を読む上で一番気をつけないといけないことは、”わかった気になってしまうこと”です。
なんでわかった気になってしまうのかというと、
単純に本が長く、”長く語られていた方が話を聞いた気分になる”からです。
結局、本をいくら読んだとしても、
”著者が何を伝えたかったのか”理解することができなければ、読んでいないのと一緒になります。
そこで試されるのが、”要約すること”ができるかどうかです。
本を魚で例えると、
筆者の伝えたいことが「骨」
文章をおもしろくするのが「身」
みたいなイメージです。
”具体例などの「身」”はおいしいため、食べ続けてしまうことが少なくないです。
そうすると、筆者が伝えたい「骨」にたどり着くまでに”お腹いっぱい”になってしまいます。
じゃあ、何をすればいいのかというと、
一節・一章の中で「要約的一文」を探し、
その「要約的一文」を参考に140字以内で”ノートにまとめる”ということです。
コツとしては、
その一節・一章の”最初と最後の文に注目する”ことと、「しかし」の後に筆者の主張が書いてあるということです。
#国語みたい
#受験みたい
この記事にも書きましたが、
伝わる文章は”最初と最後に結論”をもってくることが多いです。
なので、ここに注目していれば、筆者が伝えたいことの大筋から逸れることはまずないでしょう。
極論、
・目次
・はじめに
・おわりに
を読めば、筆者が何を言いたいかわかるのと同じで、それを細分化して、一節・一章ごとにやります。
そして、逆説の「しかし」の後には大事なことが書かれていることが多いというのは、なんとなくわかりますよね。
前の文で言ったことを「しかし」で否定するわけですから、もちろん”その後の文は自分の考えを述べる”ところです。
この二つを意識して読むだけで、筆者が伝えたかったことが見えてきます。
2021年7月14日 けんぼーい