詩 : 雷
「雷」
子供の頃
怖すぎて空の様子なんて
見る事さえ出来ず
ただ 泣きじゃくる
怖がりの子供の一人だった
母の胸元にしがみ付き
お腹だけは何故か
抑えながら
雷の音が鳴りやむことを待った
父が退治して来ると宥めに来て
その言葉だけでも
何故か期待してほっとして
安心感の期待していた
雨が小降りになり
父は直ぐ帰って来ていた
なぜか頼もしく思えて
ホッとするのがいつもの事だった
大人になり
今でもトラウマなところが無くなったワケではないが
つい父が現れ
おまじないに今でも
期待してしまう癖はなおらない
いや きっと目に見えないが
空の中で雷の鬼退治をしてくれていると
大人になった今でも
心の中で願ってみている
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