わいすけ

アウトプットの練習のためにnoteを始めました。読んだ本のことをさらっと話せることを目…

わいすけ

アウトプットの練習のためにnoteを始めました。読んだ本のことをさらっと話せることを目指して、読書感想文をメインに投稿してます。薬剤師。ラーメン大好き。

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書く力をアップデートする

去年、僕の人生の中で1番本を読んだ年になった。 本の選び方が分かり、読書が習慣化したことが大きいと思う。 ただ、本をたくさん読むにつれて、ある重要なことに気づき始めた。 それは、 本の内容を覚えてない!! ということだ。もっと正確に言うならば、どんな内容の本だったか他人に説明できない。 読んでる時は、各章ごとに1000回くらい頷きながら読んでいるし、Kindleならマーカー引いてるし、読書メモも残したりしていた。 でも、いざ会話してて、どんな本なの?と聞かれても、スマー

    • ゴジラ-1.0は令和のゴジラ映画であり、昭和の映画でもあった。

      先日、久しぶりに映画館で、映画を観てきた。 アメリカのアカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされ、興行収入が60億円突破したと話題が絶えない「ゴジラ-1.0」だ。 端的に言って、令和のゴジラ映画として、完成度が高くて感動した一方で、何か喉の奥に魚の骨が引っかかるような違和感も感じたので、レビューしてみたいと思う。 ※※ここから本編の内容も書いているので、ネタバレが嫌な方は見ないことをお勧めします※※ 令和のゴジラ映画映像について 日本映画として初めてアカデミー賞視覚効果賞

      • 「聴く」をテーマとした本にどっぷり浸かってみた〜その1〜

        僕は毎年、年末が近づくと、「今年のうちにたくさん本を読んでおきたい!」という想いが強くなって読むペースが上がるのだが、昨年は積読が多くて悩んだ挙げ句、積読本をテーマごとに分類して、今読みたい本を絞ってみることにした。 その中で「聴く」ことについて、深堀りしたくなったので、昨年末から「聴く」をテーマとした本を集中的に読んでいた。 結果的には、テーマを絞って正解だった。「聴く」ことについて、様々な視点から学ぶことが出来たからだ。 せっかくなので、読んだ本について整理したいと思

        • 古典を読む意味について〜ダーウィンの“種の起源”を読んでみた〜

          以前のnoteで、『進化論はいかに進化したか』を読んで、ダーウィンの『種の起源』を読んでみたいという話を書いた。 時間はかかったが『種の起源』を全て読みきった。 初めて古典を読んでみて、僕なりに感じた古典を読むことのメリット、デメリットについてまとめてみた。 1.読む前の準備 今回読んだ本は、光文社古典新訳文庫の『種の起源』である。 上下巻合わせて850Pを超える。 僕の読書のスタイルは、通勤時間に読むことが大半で、毎日15分ほど読み進めた。また、この本に限らず気分が

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          写経のすすめ

          先日、初めて写経をやってみて、 忙しい日常から少し距離を置くこと について深く考えるきっかけになったので、今回は僕なりに考える写経の魅力について、noteに書いてみた。 なぜ写経をやろうと思ったのか? 理由はこの記事を見て、内在時間について興味が湧いたからだ。 僕は2児の父親である。共働きで育児をしているとあっという間に1日が終わってしまう。なんでこんなに忙しく感じるのかなぁと思っている中で、この記事を読んではっとさせられた。 世の中が便利な物で溢れるほど、昔の人

          写経のすすめ

          進化論への勘違い

          “進化論はいかに進化したのか”という本を読んで、進化論について誤解してた。いや、僕だけじゃなくて多くの人が誤解しているのではないか。 1.本を読むきっかけ #木曜日は本曜日という本屋さんを応援する素敵なプロジェクトがある。 その中で株式会社COTENの深井龍之介さんが紹介していたのが、更科功著の“進化論はいかに進化したのか”である。 深井さんによると現代人の8割が進化論について、勘違いしているとのことであったので、気になって読んでみた。 2.どんな本か? 分子古生物

          進化論への勘違い

          哲学の本からフランスのイメージが少し変わった

          サッカーワールドカップ決勝。 アルゼンチンvsフランス。 入場前、メッシとエムバペ両者の姿が繰り返し映され緊張感が伝わってくる。国歌斉唱で、フランス国家「ラ・マルセイエーズ」が流れる。ラ・マルセイエーズは、フランス革命中に生まれた革命歌だ。テンポ良く、どことなくかっこいい。日韓W杯の時、出場国の国歌集のCDを借りて友人と聞いた記憶があり、その時が初聞きだったかもしれない。そんなラ・マルセイエーズを耳にしながら、ふとある本のことを思い出した。 現代思想入門を読む その本は千

          哲学の本からフランスのイメージが少し変わった

          2つのハードボイルドを味わう

          ハードボイルドと聞いて何を思い浮かべるだろうか?僕はゴルゴ13がパッと思い浮かんだ。では、ハードボイルドを説明してくださいと言われたらどうだろうか。言葉に詰まる。ダンディ、クール、殺し屋?何となくのイメージは想像できる。でも、それが正しいかどうかは分からない。パッと思い浮かんだゴルゴ13についても、実は読んだことはなく、ただのイメージに過ぎない。 こんなことを考えるようになったのには理由がある。ある人が薦めていた本が、ハードボイルド小説だったからだ。その本はレイモンド・チャ

          2つのハードボイルドを味わう

          電車のイメージが変わった話

          普段、何気なく乗ってる電車。 今まではあくまで「移動手段」として捉えていた。 多分、多くの人が僕と同じイメージを持っていると思う。 ところが、電車好きの息子と一緒に電車に乗るようになって、そのイメージがガラリと変わった。 電車が好きな息子 うちの息子は電車が大好きである。 何をきっかけに興味を持ったかは分からない。電車の本だろうか?気づいたら電車が好きになっていた。 特に男の子は、消防車や救急車といった「働くクルマ派」と「鉄道派」に分かれると聞くが、うちの息子は明らかに「

          電車のイメージが変わった話

          居心地のいいラーメン屋

          僕はラーメンが好きだ。 コロナ禍でなかなかラーメン屋に行けてなかったのだが、先日、久しぶりにラーメン屋に行った。 ラーメンは文句無しに美味しかった。その上、とても居心地の良かったので、そのことについて考えてみた。 居心地の良かったラーメン屋 そのラーメン屋は、客席は木製テーブルのカウンターのみで、10名ほどしか入れないお店だった。どの席に座っても厨房と対面する形で中がよく見える。 入店したのは会社員のランチタイムを過ぎた平日のお昼13時過ぎを回った頃。ランチタイムを過ぎて

          居心地のいいラーメン屋

          観察力の鍛え方

          昨年のnoteフェスの初投稿から早1年。 全く投稿してなくて、noteは見る専門になっていたが、読書の秋という、読書好きにはちょうどよいお題があったので、奮起してnoteを書くことにした。 世界の解像度の違いとは?同じ物事を見ていても、なぜ人によって見え方が違うのだろう。 著名な人達の多角的な視点と自分との差ってなんだろうとずっと疑問に思っていた。 それに対して私は、 「持っている知識や経験の差」 と考えていた。 自分にはない豊富な知識や経験があるから物事を多角的に見

          観察力の鍛え方

          noteフェスからnoteデビュー

          noteフェスを体感して、今までnote書いたことなかったが、素晴らしい刺激を受けたので、noteに感想を残そうと思う。 1 私がnoteフェスに参加しようと思ったきっかけ「人間の輪郭を文学とテクノロジーから読み解く」を見たかったの一言につきる。 もともと松尾さんは「人工知能は人間を超えるのか」という本を読んで、自分の中のAIのイメージを変わったことをきっかけに知っていた。 平野さんは言わずと知れた芥川賞受賞作家。(実は作品は読んだことなかったが、このセッションをきっか

          noteフェスからnoteデビュー