渋沢栄一、現代の人事制度を学ぶ(1)

人物紹介

人事のスズキ:HR-tech企業で働く新人。日本のHR-techを改善する為に、わざわざ渋沢栄一さんを降臨させたツワモノ。

渋沢栄一:人事のスズキに呼び出されたすごい人。好物は、オートミール。

江戸時代末期(幕末)から大正初期にかけての日本の武士(幕臣)、官僚、実業家。第一国立銀行や東京証券取引所などといった多種多様な企業の設立・経営に関わり、「日本資本主義の父」ともいわれる。
引用:Wikipedia


ボンッ

渋沢栄一(以下、渋)「ゴホ、ゴホッ・・・なんじゃ、ここは?」

人事のスズキ(以下、ス)「おはようございます!渋谷栄一さん」

渋「え? お主は誰じゃ?」

ス「あ、紹介が遅れました。初めまして、私は”人事のスズキ”と申します。現代の人事機能を改善していただこうと、渋沢栄一さんを現世に呼び戻しました。」

渋「はぁ?」

ス「ですから、現代の人事機能を改善していただこうと、渋沢栄一さんを現世に呼び戻しました。そして、僕が呼び戻した張本人である”人事部のスズキ”と申します。」

渋「お主は何を言っておるんじゃ?こちらの状況も考えずに、色々伝えるな!お主、仕事できないじゃろ?」

ス「ギグッ 申し訳ございません。きちんと状況を説明させていただきます。」

渋「分かればいいんじゃ。で、儂はまだ状況が飲み込めないんだが・・・」

ス「そうですよね。急に現世に呼び戻した方に説明もせずに申し訳ございません。説明してもよろしいでしょうか。」

渋「説明頼む。」

ス「先ほどもお伝えした通りですが、渋沢栄一さん、私があなたを現世に呼び戻しました。」

渋「え・・・。全然納得できないんじゃが。ひとまず話を続けてくれ」

ス「では、なぜあなたを呼び戻したかと言いますと、現代の日本の人事を変えて欲しいんです。」

渋「目的はわかった・・・。でも、なぜ儂に?」

ス「かしこまりました。簡単にあなたが亡くなった後の日本の歴史を説明いたします。そうすれば、納得していただけるかと。
あなたが亡くなった後の日本は、戦争が起きました。その結果、日本は敗戦国になりましたが、なんとか復興して、世界第2位の経済大国になりました。」

渋「儂が死んだ後に、そんなことが・・・。昭和恐慌の時に亡くなってしもたから少々心配だったが、復興してよかったよかった。」

ス「日本経済は復興したのですが、ここから問題なのです。」

渋「何かあったのか?」

ス「現代の日本は、陰りが見え始めています。まずは経済。中国の台頭があり、世界第2位から世界第3位になりました。」

渋「そうなのか。でも、まだ3位ならいいじゃろ?」

ス「働く人についても問題が生じ始めています・・・。」

渋「何があったんじゃ?」

ス「働いている人の心が大変なことに・・・。現在、日本は「うつ病」という呼ばれる精神的な体調不良で働けなくなる人の数が、112万人を超えています。これまでにうつ病を経験した人は約15人に1人と言われるくらい珍しくない病気になっています。」

渋「え、そんなに多いのか?」

ス「そのうつ病人口は、年々増加傾向にあり、日本の大きな問題になっています。そして、その大きな原因になっているのは、日本の働き方・働く環境です。」

渋「・・・」

ス「その問題を解決するために、現在、日本政府主導で「働き方改革」と銘打って、日本の働き方を改革しようとしています。ですが、政府主導なだけですと、完全に解決するかどうか・・・
そこで、日本資本主義の父と呼ばれるあなたに解決のお力添えをいただきたく、現世に呼び戻させていただきました。」

渋「うーん、そんな大変な世の中になっていたとは・・・で、儂はどうすればいいんじゃ?」

ス「私が働く企業では、人事機能を高める仕組みを売っておりまして、その会社でお手伝いをしていただければと思います。そうすれば、日本の問題も解決に近づきます。ぜひよろしくお願いいたします!!」

渋「日本の現状は理解できたが・・・なんで、お主を手伝わねばならんのじゃ・・・」

ス「そうは言わずに・・・栄一さんの好きなオートミールもありますよ!」

渋「!! なら、仕方ないのー。久しぶりの現世で世の中に立つとするか・・・」

ス「そうと決まれば、善は急げ。と言いますので、早速取り掛かりましょう!」

渋「わかった。で、まず最初は何をする?」

ス「最初は、現代の人事制度を学んでいただきます。栄一さんの生きていた頃とは、だいぶ働く環境が違いますからね!」

渋「うむ、よろしく頼む!」

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