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kehakeha
2021年5月30日 16:55
めんどくさいの哲学 #7 めんどくさいは、気付いてない場合がある。いや、「めんどくさいな」と思うことはたくさんあります。でも、つっこんで「何がめんどくさいの?」と自分に問うまではいたらない。問うこと自体がめんどくさいことには気付いてない、という話を前回しました。じゃあ人は、そこに気付くことはできるのでしょうか? って、ちょっとややこしいかな? そんなことを考えているときに出会ったのが、精神科医
2021年5月29日 23:21
めんどくさいの哲学 #6 前回、めんどくさいの特効薬は、「考える」だと言いました。 でもやっかいなのは、めんどくさいに気付かない場合があると、いうことです。 たとえば、「めんどくさいの哲学#3 せっぱつまればめんどくさいはなくなる。のか?」でも言いましたが、大学を卒業したぼくは、小説家になりたいという希望をもっていながら、雑誌の編集ライターの仕事に就きました。文章を書くという、小説家に近しい仕
2021年5月23日 22:35
めんどくさいの哲学 #5 [これまでのまとめ]●うちの2人の息子(27歳と23歳)が、それぞれ大学院と大学(中退)を経て、家に帰ってきたが、就職活動に踏み出せずニート状態に突入。当人たちは、これではいけない、と考えてはいるらしいのだが、毎日、ゲームをしたり動画を見たりしながら行動を起こす気配なし。●なぜ彼らは行動を起こさないのだろう? と考えると、これはひとえに「めんどくさい」からなのでは? と
2021年5月22日 23:16
めんどくさいの哲学 #4 『「めんどくさい」がなくなる脳』という本の著者である加藤俊徳博士は、めんどくさいは脳に余裕があるときに生じるとおっしゃっています。また博士は、あるインタビューで、脳の余裕をなくす実験というのを紹介しています。何かがめんどくさいときに、目をつぶって片足立ちをしながら声を出して30数えるとあら不思議、めんどくさい気持ちが消えるというのです。どういうしくみかというと、目をつぶっ
2021年5月21日 00:00
めんどくさいの哲学 #3 息子二人がそういう状態(就職も就職活動もせずうちにいる状態)だと人に話すと、ほぼ100%、「甘やかし過ぎだ」と言われます。「飯を食わせているから、危機感が生まれない。家から放り出せば、めんどくさいとか言っていられず、何かはじめるだろう」というわけです。しごくごもっとも。きっとその通りだと思います。でも、それで問題は解決するのでしょうか? せっぱつまったとき、めんどくさいは
2021年5月18日 23:45
めんどくさいの哲学 #1 めんどくさいの哲学というタイトルを付けたんですが、ちょっとおおげさな気もします。けれど、小学館の『精選版 日本国語大辞典』を見たら、哲学とは、「とらわれない目で事物を広く深く見るとともに、それを自己自身の問題として究極まで求めようとするもの。」とある。「とらわれない目で」というところがいいし、「自己自身の問題として」というのもうなずける。ぼくはこれから、めんどくさいという
2021年5月19日 00:01
めんどくさいの哲学 #2 めんどくさいという言葉でまず思いだすのは、冬の寒い朝、起きたときに、トイレにいきたくなるというシチュエーションです。オシッコもれそう。でも布団から出るのがつらい。このままオシッコをもらすわけにもいかないし、ガマンし続けるという選択肢はありえないのに、トイレにいくのを伸ばし伸ばしにする。歌人の穂村弘さんのエッセイで、そんなとき、オシッコだけ瞬間移動でトイレにいかせることがで