サイコパス・陰謀論ウォッチャー

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最近の記事

【兵庫県知事】斎藤元彦氏の公約達成率

斎藤元彦氏を支持する主張の一つに「公約達成率が高く、仕事ができる知事だった」というものがある。 この主張は、記者会見での次の発言が根拠になっている。 この「達成・着手」という表現を一部メディアやインフルエンサーが「斎藤知事の公約達成率が98.8%」と誤解して拡めたこと、選挙時の公約は現在では削除されていること、そもそも選挙時の公約は173ではな137だったこと等が知られるようになり、斎藤知事の公約達成率に疑問が投げかけられている。 それでは実際のところ、斎藤県政はどの程度

    • 【兵庫県知事選】候補者全体の支持率が見えてきた

      前回の記事では、神戸新聞の報道にもとづき、稲村氏と斎藤氏に絞って分析した。 今回は、その他の候補の情勢や支持率も見ていきたい。 まず初めに、稲村氏、斉藤氏に続く三番手に位置する、清水氏についての記載をみてみよう。 兵庫県内での自民支持層と維新支持層の割合に関するデータは見つからなかったので、政党別の県議会議員の人数比で代替する。 また、公明党支持層からの支持も多少は得るだろうし、他の政党の支持層からの支持もゼロでは無いだろう。それぞれ、5%、2%の支持を得るものとしておく

      • 【兵庫県知事】斎藤元彦氏、稲村和美氏にダブルスコア以上の差を付けられ劣勢

        神戸新聞が10月13・14日に行った兵庫県知事選の情勢調査の結果概要について報じた。 https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202410/0018236437.shtml この報道を参考にし、現時点での票読みをしてみよう。 尚、分析対象となるのは記事上での記載の多い、稲村氏と斎藤氏のみとなる。 まず目に留まるのが「阪神の4割を筆頭に」という表現だが、「4割近く」「4割以上」といった含みを持たせずに「4割」と言い切っているので、文字通

        • 【兵庫県知事問題】公用PCのプライバシー情報

          兵庫県の文書問題に関して、局長が所持していた公用PC内のプライバシー情報の中身についての議論が紛糾している。 きっかけは、高橋洋一チャンネルやReHacQ(リハック)等、影響力の高いYouTubeチャンネルでの言及が拡散しているからだ。 「公用PCの中身が分かれば、全てひっくり返る」と考えている者も多いようだ。 実際のところ、このテーマを継続して追い、広く情報を得ている者であれば、プライベート情報がどのような種類のものかについては、おおよそ見当がついている。 その上で、でき

        【兵庫県知事】斎藤元彦氏の公約達成率

          【兵庫県知事問題】斎藤元彦氏が決して認めないこと

          斎藤元彦氏が、幼い頃から地元の名士であった祖父の影響を強く受け、兵庫県知事を目指していたのはよく知られている。 そして、東京大学、総務省(旧自治省)という首長への王道を歩み、2021年43歳という若さでその夢を叶えた。 このような華々しい成功体験は「自分は能力が高く、知事にふさわしい人間である」という揺るぎない自我を形成したであろう。 それが徐々に「知事である自分は大事にされるべき」「知事である自分が職員を指導する」「知事としての恩恵を得て当然」という具合に、知事という公権

          【兵庫県知事問題】斎藤元彦氏が決して認めないこと

          【兵庫県知事問題】なぜパワハラの音源が出てこないのか?

          兵庫県の告発文書で指摘された問題点の一つに斎藤知事のパワハラ問題がある。 この問題については、百条委員会でも取り上げられ、何人かの証言も出ている。また、斎藤知事本人も一部の行為を「不適切」だっとして、行為そのものは認めている。 その一方で、具体的にパワハラしている様子が音源として残っている訳ではなく、それをもってパワハラは無かったと主張する者もいる。 しかし、百条委員会が行ったアンケートでは、回答者全体の48%にあたる2802名がパワハラを見聞きしたと回答している。 嘘をつ

          【兵庫県知事問題】なぜパワハラの音源が出てこないのか?