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【兵庫県知事選】候補者全体の支持率が見えてきた

前回の記事では、神戸新聞の報道にもとづき、稲村氏と斎藤氏に絞って分析した。

今回は、その他の候補の情勢や支持率も見ていきたい。
まず初めに、稲村氏、斉藤氏に続く三番手に位置する、清水氏についての記載をみてみよう。

維新を離党し、無所属で立候補すると表明した清水氏は自民支持層の約1割、維新支持層の約2割の支持にとどまった。

神戸新聞(2024年10月16日)

兵庫県内での自民支持層と維新支持層の割合に関するデータは見つからなかったので、政党別の県議会議員の人数比で代替する。
また、公明党支持層からの支持も多少は得るだろうし、他の政党の支持層からの支持もゼロでは無いだろう。それぞれ、5%、2%の支持を得るものとしておく。
その結果は次の通りだ。

また、報道では以下のような記載もある。

地域別にみると(中略)、清水氏は阪神、丹波、播磨で各約1割で、広がりを欠いている。

神戸新聞(2024年10月16日)

つまり、阪神、丹波、播磨で10%だが、それ以外の地域では10%には達していない事になる。ここでは9%としておく。
その結果は以下の通りだ。

支持層別の結果とも概ね整合している。
ここでは清水氏の支持率は間を取り、10.0%としておこう。

また、投票先が決まっていない層について次のような記載がある。

ただ約3割の人が態度を明らかにしておらず、情勢は変動する可能性がある。

神戸新聞(2024年10月16日)

さらに記事内で示されている円グラフでは、自民党支持層限定ではあるが、28.1%が「わからない、答えない」と回答している。
投票先が決まっていない層の割合をここでは28.1%としておく。

前回記事も含めて、ここまでの議論をまとめると、上位3名の支持層および未定の層の割合を合計すると、89.7%となる。つまり残りの10.6%を残り4名の候補者(大沢氏、中村氏、中川氏、福本氏)が分け合っているという構図になる。
これを表にすると次のようになる。

この結果を踏まえて、それぞれの陣営がどんな手を打っているくるのか。
引き続きウォッチしていきたい。

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