躁鬱病にかかっちゃった僕が、100日後に遊漁船長になるワケ
突然ですが、わたし東京の会社を辞めて、福岡で釣りビジネスを始めることにしました。Uターン起業ってやつです。引っ越しだの、創業準備だので、右往左往する日々ですが、少し落ち着いてブログ書きたいと思います。
本当に親しい人に読んでもらいたくて個別でシェアしますのでひと言でもコメントもらえると嬉しいです。
少し長文にはなりますが、お付き合いいただけると嬉しいです。
ここ3年くらいの私
インドから帰国して第二創業期のとある会社で独自ECブランドの立ち上げをやってました。事業部のリーダーだったので、寝ても覚めても事業のことを考える日々、、
チャレンジングなミッションを裁量もって任されてたから、毎日がエキサイティングでした。
でも、ある日3日間寝てないことに気づきます。そして、あれ、今日も寝むれないけど頭がやけに冴えるな・・・まっいいや、調子乗れるときに乗っちゃえ。やっちゃえ。→仕事
5日目、そろそろ寝ないとやべんじゃねぇ?でも不思議。元気なのよ。→仕事
6日目、何かを悟ったかのように自信満々な別の人格が現れる。→会社からやばいから一回休め。と指示される。酒を浴びるように飲んでも酔わない。衝動買いが始まる。金がただの紙切れに見えてばらまきはじめる。
7日目、幻覚・幻聴に侵され始める。宇宙から支持される声が聞こえる。不思議なシンクロニシティと出会う。世界との妙な一体感を感じる。
ってな感じで心配した周りの人からの勧めで入院することになりました。
このメニューを3回繰り返しちゃいました。体調管理をしっかりしろよ。って思うかもしれませんが、おだてられるとのぼせ上がる性格もあって、頑張ってしまうのは変わらずで。そしてある日突然急に眠れなくなって、世界のすべてを悟ったモードが現れてしまう。しかもそれが今死んでもいいって思えるくらいとてつもないエクスタシーだったため、病気のことを軽く考えてしまっていました。
そもそも医学的にもなぜこの病気が発症するのかも良くわかっていない、なぜ、投薬中の炭酸リチウムが効くのかもわかっていないという始末。
始めは自分は病気なんかじゃない!そもそも躁鬱って病気じゃないから。
と普段通り夜更かしして、薬も飲まずに過ごしていましたが、さすがに入院生活もこりごり。監獄みたいな閉鎖病棟に閉じ込められて、便器と一緒に寝て、スマホも、紙もノートもペンも取り上げられる日々は、もうこりごりだし、安定した暮らしをせねば…ということで今は、規則正しい生活と、断酒、投薬で普通に過ごして何とかやってます。
病気をきっかけに生き方を見つめなおす
そんなこんなで、自分の生き方を見つめなおすことにしました。
これまで通りにやってちゃダメだろうし、かといって活動的には過ごすな。
と言われると自分が自分じゃなくなる感じがして。
第一、病気にならないために生きてるわけじゃないし…。
自分らしさは捨てずに、波を最小限に抑えたいけどどうすればいんだ。
そんなときに出会ったのが双極性障害研究の第一人者神田橋先生、作家の坂口恭平さんでした。
これは躁鬱だろうと、なんだろうと変わらず大事なことだと思うのですが、その時その時で心揺さぶられる、本当にやりたいことをかたっぱしからやることだったんです。
もともと30代になれば独立を。と考えていたこともあって、会社を辞めて自分なりの副業ポートフォリオみたいなものを組んで、多彩な生活をつくってみよう。そして、坂口さんもいうように、「躁鬱人の生き方のモデルのようなもの」の一つを自分も作ってみよう。と、チャレンジしてみたくなったのでした。
第一精神疾患を抱える人の多くは、もともと繊細でチャーミングで優秀なひとが多いと思っているから、ゆくゆくは普通の企業では働きずらい、生きづらいって人が生き生き働ける会社のようなものをつくりたいと考えています。
【事業の目的】どうして遊漁船なの?
実家にたまたま船があったからです。リピート通販事業につながるのであれば正直なんでもよかった。リピート通販において最も重要なのがその、世界観。その中身に親父の船を使わせてもらうことにしました。
でも、事業をやるからには、あえて自分なりの大義をもってたい。
その観点でいえば、
なぜ遊漁船なのか?→自分のつくりたい世界を分かりやすく表現できそうだったから!?
では、どんな世界をつくりたいのか?
それは、安心安全で便利快適だけど、「つくる」「つながる」がちょっぴり欠けてる近代に生きる私たちが、ほんものの家族との体験、ほんものの魚の味、ほんものの朝日…みたいなもの体感することを通して、もう一度自然と人と「つながり」、「つくる」を思い出す。
そんな世界!?
※ココは自分なりの言葉で言い換えたいなぁ。文章にするのってほんと難しいけど踏ん張りどころかな〜
そんな文化を普及させることが、限界を迎えた資本主義の次なる社会の在り方を形作るヒントになるはず。
そんなわけでまだ始まってもないけど、本当にやりたいのは、世界観を分かち合う、コミュニティビジネスです。リピートビジネスです。その世界観の中心に、釣り文化というものを置いて、その文化の面白さ、意義を普及していくことが、わたしの考えるほんとうの意味での社会貢献、つくりたい世界につながるんだと信じています。
【事業内容】テーマは、釣りの敷居を5㎝下げること
釣りって、言われてみればやってみたい。機会があればやってみたい。って人が大半だと思います。自分で海と向き合い、試行錯誤して釣った魚ってめちゃくちゃうまいのに、その味を知らない人が多いんじゃないか?そう思っています。
だから、自分を筆頭に、釣りの面白さ、食すことも含めた一連の体験を発信し、それを面白いと思う仲間であふれさせたいと思います。
具体的な事業アイデアとしては、
100日後に遊漁船長になる来嶋が、達人に学ぶ釣りメディア(Youtube)
遊漁船に乗せて釣りスポットまで人を運ぶ船長さん
釣り文化の発信と遊漁船集客を目的としたメディアの運営
魚料理を自宅で捌くときに便利なグッズの販売(鱗とり、室内用ブルーシート)
究極の鯛茶漬けが食べられるお椀づくり教室の企画
刺身がおいしく食べられるお箸づくり教室の企画
などなどやってみたいと思っています。
とにかく最初にやるべきは、釣りにハマり始めた自分が、日々学んで、面白いと思った魚の生態、海のこと、船のこと、食のことなどを発信すること。何も知らないからこそ生まれる素人目線の切り口で動画を作って発信していきます。
【顧客】どんな人をこの事業のお客さんとするか?
一般的な遊漁船は、隔週とかで乗り込むユーザーをターゲットにして、初心者には優しくない、不愛想な感じです。でも、ぼくがやりたいのは、釣りを通して自然との共生を学ぶコミュニティづくり。
単に遊漁船に乗りたい人も嬉しいいけど、言われてみればやって見たかった!っていう初心者さんを大切にしたいと考えています。
だから、もちろん釣り具はすべてそろえた状態で迎えます。船酔い止めの薬も常備してまってます。
年に4回シーズンごとに楽しむ、とか福岡に来た時に立ち寄る観光客みたいな、ライトユーザーを中心にまずは、200人顧客を集めたいと思っています。
【価値】お客さんは何が嬉しくてお金を払うのか?
実際に釣れるかどうかはもちろん重要だけど、加えて、何気ない生活や仕事の相談や、魚のこと、海の生態系のこと、料理のことなど幅広く気づきと発見が与えられるような船長がいれば、もっと釣りを知りたくなるし、好きになるんじゃないかなって思います。
そんな船長になるためには、もちろんだけど自分自身が釣りの達人に近づこうとする努力が必要不可欠です。
だから、
福岡に帰ったら毎日いろんな釣りをしながらご近所さんに教えを乞う
ひたすらいろんな遊漁船に乗らせてもらって修業する
おいしい捌き方、魚料理を学ぶために、知り合いの板前で修業する。
など始めていきます。
【成果とは何か?】
コミュニティづくりというからには、その会員数とリピート率を大事にしたい。文化の普及度とコミュニティへのコミット度合いを測るには最適だからだ。それと、その増え方も、急増は望まない。着実に一度来てくれた顧客を大切にし、リピーターがリピーターを呼ぶビジネスにしていきたい。
事業目的に照らして、成果を定義しても、これは理にかなっている。
ほんものの余暇、ほんものの家族との体験、ほんものの魚の味、ほんものの朝日…みたいなもの体感した時人は、誰かに勧めたくなるし、自身ももう一度その地に出向きたくなるはずだから。
【3か月間の計画は何か?】
11月
公庫の創業融資を通す
車を買う
中旬:初回動画投稿 1本(その後の頻度はやってみて考える)
サイト構築環境を整える
船舶免許の取得
他遊漁船に5つ乗って修行
板前の弟子入り申し込み
時化てない日は毎朝釣りに行く
12月
寒ブリを絶対釣ってお雑煮にする。
魚料理に合う器づくり体験 教室×3
おはしづくり教室 にいく
親父の付き添いで船長体験
1月
親父の付き添いで船長体験
気の知れた仲間と独り立ち
てな感じで進めていきたいと思います!先は遠いですが、まずは最初の一歩頑張っていきます。応援宜しくお願い致します!
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