すべては楽しんだ経験から始まる
木下斉さんの下記のvoicyにインスパイアされた記事になります。
タイトルがもう結論がもう全てではあるのですが、
今日はこのテーマをもとに、ちょっと子育てについて思っていることを語っていきたいと思います。
「苦労は買ってでもしろ」という言葉があります。
この言葉は一理あるとは思いますが、どんな状況でも当てはまることではないように思います。
「石の上にも三年」や「置かれた場所で咲きなさい」など、
どうも「我慢は美徳」というエートスは非常に根深いです。
もちろん、我慢も大事だとだとは思いますが、
「ずっと我慢や苦労が続く」というのははっきり言って嫌です。
だってそんなの楽しくないから。
我慢やストレスというのは「程よい」状態であること価値があるものであって、それが重度のものであったり、強制させられたりしたらたまったものではありません。
自発的に物事が始められるきっかけは何か。
それはもう「楽しい」という感情しかないです。
やってみて出来たことの楽しさから、
もっとやりたい、もっと知りたい、もっと上手になりたい
が生まれてくるものです。
このことに関連して、私自身が親として意識していることは、
子供の考える「楽しさ」の歯止めにならないことです。
何かやってみたい、行ってみたい、食べてみたい、
これらの自発的な欲望に可能な限り忠実に応えること。
これを意識しています。
(もちろん、明らかに判断間違ってそうな場合は言いますけど)
なぜならそれは楽しさを知るきっかけになるからです。
やりたいという気持ちが芽生え、そこからトライし、
やってみたら楽しさにつながる。日々これの繰り返しです。
子どもは特に初めて経験することが多いので、この想いが特に強い。
だからこそ、その楽しみを感じるきっかけの萌芽となるような言葉や様子を丁寧に拾ってあげることこそが私は親の役目ではないかと考えています。
私は特に子どもが「本を買う」ということに関しては、
基本的に出し惜しみをしていません。
マンガであろうが、ゲームの攻略本であろうが、欲しいと言ってきたものは躊躇せず買うようにしています。
さらに、私自身が本好きであるため、
「本屋を定点観測する」(=買う目的が明確にあるわけではないけど、何か面白そうな本が見つからないかな〜というフィーリングでフラッと行くこと)を2週間に1回くらいは行っています。
そこに極力子どもを連れて行って、子ども自身に面白そうな本との出会うようなきっかけを作れれば良いなあと思ってやっているのですが、買ったり買わなかったりな感じです。
まあ、本を読むのに抵抗感をあまり感じないような様子はあるので、これは割とうまく行ってるのかなと思います。
やはり親は子どもの背中を見るんでしょうね。
楽しさのきっかけを見つけるとともに大事なことが、
親が楽しそうな、楽しんでいる姿を見せること。
これは本当に重要だなと思っていて、この様子を見せることも必ず子どもに影響を及ぼすものであると思っています。
どんなジャンルでも良いんですが、私はいわゆる
「目を光らせて語る人」
というのが本当に大好きです。
言ってしまえば自分もその手の人間であることで間違い無いのですが、
(私自身のウザい話し振りに辟易された経験のある方、すいません)
暑苦しく語る人って何より「楽しそう」なんですよね。
私はそれを見るのが楽しくて、「もっとくれ、もっとくれ」と思ってしまうやや奇特な派です。
どうでもいい愚痴や世間話を聞かされるよりはそっちの方がよっぽど私にとっては楽しいです。
だから、たとえウザがられても、「目を光らせて語る」という姿勢は崩さずにいようと考えています。
そして、いつか子どもからそんな姿に対してちょっと呆れられつつ、
「お父さん、昔から本当にそれ好きだよね」
と言われたいなあなんて思っていたりもします。
でもそんな様子の中にも、
「こんなに好きなことに全力になって良いいんだ」
という気持ちが芽生えてくれたらいいなあなんても思います。
とにもかくにも、
子どもには「楽しんでもらうことが全て」。
そこから今後のきっかけが生まれます。
それを差し置いて、
苦労しろだ、我慢しろだなんて最初から伝えてしまうのでは、やりたがる子どもなどいません。
まずは楽しみを感じてもらうことからスタートし、
そこから継続に発展し、
やがては得意へと成長していく。
この好循環を回し続けて、
本当の意味で自分が「これだ!」と思うことを見つける。
そしてそこから「自分らしさ」というのが生まれてくるように思います。
言うは易しとは思いますが、
この想いを伝え続けることで何かが変わると私は信じています。
※以前の記事でも、同類のテーマで、
「楽しむ」が勝ち、「楽しい」は正義。というタイトルで書いておりますので、よろしければこちらもぜひご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今週は多忙につき更新が遅れてしまいましたが、2月も更新を続ける予定です。
それではまたお会いしましょう〜