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【私の仕事】 忘備録(10)中国整体&エステ店
【私の仕事】 忘備録(9)中国美人のモモちゃんと初詣デート からのつづきです。
◆この記事の内容:
現在も人生の中で影響を受ける中国人女性と友達になったことを書いています。
足が吊る
仕事が忙しくなると、個人事業の場合は、利益は直結なので気分が上がって疲れを忘れてしまいがち。でも、まちがいなく身体は疲れている。それに基本的に24時間パソコンを使う仕事なので、運動不足だ。
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急に仕事をやめてあてなく外出したくなる。元来、引きこもりにはなれないのかもしれない。その代わり、一旦、仕事をやめて外出すると楽しいので、家に帰るのが嫌になり、仕事をしない日が数日続いてしまう。
それでも、用もなく外に出るにしても、車はやめておこう。出来る限り健康のため自転車を使うことに決めていた。
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日本橋の電器屋街を連日、回ってさまざまなパソコンの新製品を見て楽しんでいた。SSDは早いと感じたころだ。
そんな2月のある夕方、自転車に乗ってペダルをこいでいるときに、急に両足がつってしまった。片方の足だけなら、なんとかなったかもしれないが、両方なので自転車ごと倒れてしまった。
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はっていくように道の端に座って、足をさすっていたが、2月の寒さもあってか、外ではなかなか温まらない。しばらく、我慢していると、なんとか右足だけ動くようになった。自転車を押して、どうしようかと数メートル進んでは、止まって休憩し、また動く、を繰り返した。
中国整体
すると、「中国整体R」の電光看板が見えた。ここは、以前に何回か訪れてみたが、いつも予約のお客さんがいて、自分はこの店でやってもらったことがない。
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今日もダメかな。もしOKだったら、とにかく脚を温めて、歩けるようにしてほしい。看板には「整体」となっているので、信用した。あとで分かることになるが、この店は女性用エステもやっている。
やさしい中国人店長さん
足が痛く、倒れるようにドアを開けると、中から白衣を着た店長らしき女性が出てきた。事情を話すと、すぐ整体にとりかかるのではなく、まず、ゆっくりと足を電気毛布で温めてくれた。15分くらい経過すると、足は元通り動くようになった。
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さっそく、60分の全身マッサージをしてもらった。さすが店長だ。ものすごく上手だ。それに細かく強さ加減を調整してくれる。これに常に痛くいかとか強さはこれでいいかなど聞いてくれる。但し、日本語はあまり上手ではない。
店内は広くはないが、日本風と西洋を取り入れた和洋折衷だ。整体屋と女性専用エステサロンを合体させて感じ。畳とベットタイプの2種類の部屋があった。畳の方で施術してもらった。気持ちよかったので結局、30分延長して90分してもらった。
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価格は地元のマッサージ店の約2倍だ。仕方ない。身体がスッキリしたら、それでいい。
店長は、「元気になった?」というので「なりました。ありがとう。」と言ったら、「では口コミお願いします。その代わり今度は時間サービスします。」と言った。こんどは慎重に自転車に乗って家に帰った。またこの店に来ようと決めた。
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それから数日して、あの整体店に行こうと今度は車で行った。しかしながら、日本橋は一方通行が多いので、細かい道を動き回るには車では不便。店の前を通ると電気がついている。パーキングに入れる前に、今からマッサージしてもらえるかどうか車から店に電話した。
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すると、電話はつながったが、どこかに転送されたようだ。店長が出た。
「今からいけますか?」と言ったら、「今、堺ですよ。」と言われた。こういわれて、ああ、この店はもう1店舗あるのか、そしてその店は堺市内にあるのだなと思えるようになった。今始まったことではないが、こちらの質問に対して、こちらが知る由もないことを、知っているという前提で、話されることに慣れている。
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「車でいくけど、堺市店はどうやっていけはいいの?」と質問した。「JR駅。」と言われた。JR堺市駅周辺も広い、とりあえず、この日は行くのをやめた。ネットで場所を確認してからにしよう。。。
堺市駅
JR堺市駅付近は、一歩通行が多く、車では不便だ。踏切の反対側に行くのに大きく遠回りをしなければならないことを知っている。
堺市駅近くまで行って、店から少し離れたところに神社があるので、そこでお参りして、駐車場に停めようかと思ったが、この日はやめにした。堺市は、古墳が多く、自転車で何回か廻ったとき、神社や寺も多かったのを覚えていた。
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数日経って、自転車で日本橋へ仕事に行ったとき、Rへ電話すると、「2時頃から堺市の店にいます。」と店長はいうので、「では2時から60分コースお願いします。」と言って、がんばって自転車で行く事にした。道はよく知っている。それに自転車ならあの狭い駅付近の道も大丈夫だ。
店長の妹
店の近くまで来ると、1時半だった。30分前だ。結構はやく着いた。電話すると、なんと店長が出て「今日は、もう1つの店で予約入った。堺市の店にいくのは5時くらいです。」と言う。ええ?こっちは客で、予約したんだよ。店長はすぐ「妹がいますから。」と言った。
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これを聞いて、すぐ、ああ、この人には妹がいるのか。その人も整体ができるんだ、そして、僕からその妹に主旨を言って欲しいと店長は言いたいと、銀河系のように広い気持ちをもつ訓練になる。
要するに、店長は日本に滞在年数は長いが、日本語の細かいニュアンスと日本人特有のメンタリティーはよく理解できない。このようなことも含め僕はこれから、中国人の様々な発見と学習をしていくことになる。
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【私の仕事】 忘備録(11)中国人の日本語検定2級 へつづく。。。
*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。
◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。
よい子の皆さまは読まないでくださいね。