お互いをリスペクト~人間関係のコツ~
前回、「境界線」についてお話ししました。
相手に自分の境界線に侵入されると、
人間関係におけるもめ事が起こりやすくなると言えます。
自分の境界線に侵入されるというのは、例えば、
「私は赤い色が好き」
という好みがあるとした時、もし相手が
「あなたはこれから好きな色を青にしなさい。」
と言ってきたような場合です。
一方的に相手に自分の価値観を押し付けているからです。
また、
「あなたは赤い服を着るより、青い服の方が似合うよ。」
は、一見やさしく「アドバイス」をしているかのように見えますが、
「赤が好き」
という相手の世界に侵入して、青い服への変更を要求しているとも取れますから、場合によっては関係悪化のもととなります。
「アドバイス」は慎重に。
お互いをリスペクトするために、アサーションを心掛けましょう。
「あなたの今日着ている赤い服ステキね。でも、私は青い服もすごく似合うと思うよ。」
という言い方なら、相手の領域(赤い服を好む)に侵入することなく、
自分の考え(領域:青い服も似合うと思う)を伝えています。
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