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読書記録

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記事一覧

読後つれづれ『いつか月夜』寺地はるな

いつも月夜、なんてことはない。
むしろ、多くの人にとって「月夜っていつ?」なんじゃないかな。

途方に暮れたりどうしようもない時。
そこまでじゃないけど、なんか日常に疲れた時。
手伝ってくれるわけでもたすけてくれるわけでもないけど、そっとそばにいてくれる。
それは月夜じゃないけど、暗い道を照らしてくれる自動販売機の光。

きっと今私が求めているもの、のような気がする。

読後つれづれ『クスノキの女神』東野圭吾

★★☆☆☆
今回はクスノキの出番は少ない。
時々飛ばし読みしてしまったからもあるけど、なんとなく結末が分かるので、驚き感動は少なかったかな。。。
続きがあることに期待したい。

読後つれづれ『デフ・ヴォイス』丸山正樹

ドラマがとてもよかったので。
あとがきで著者が手話について全くの素人だったということを知って驚いた。
が、逆に素人だったからこそ、偏見なくありのままが描けたのかなと思う。
私は、半分当事者のような立場だけど、手話やろう者と全く関係ない人が読んだ時の感想も聞いてみたい。
韓国で映画が製作されるそうで、こちらも気になる。

読後つれづれ『新版お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』橘玲

やっと読了。長くかかった。
すっと頭に入ってこなかったのは、これまで私がお金についてあまり考えて来なかったからなのだろう。
すぐに実践に移せることは実際少ないけれど、お金についての意識は確実に変わった。
子ども達が成人したら悠々自適生活をするので、そのために今は責めてお金をためていこうと思う。

読後つれづれ『こまどりたちが歌うなら』寺地はるな

この本を読んで思い出したことがある。

・その昔、社内にソリの合わない人がいて(上司ではないけど立場は上)、その人に「だからお前はダメなんだ」的なことを言われた。結局その人がどうしても受け入れられなくてその会社をやめたけど、後日たまたまその人がSNSに家族団らんを投稿しているのを見て、「ああ、この人にも家族がいるんだな」となんだか複雑に思ったこと。

・それから、別の会社で勤めていたとき、すぐそば

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読後つれづれ『キレイはこれでつくれます』MEGUMI

美容本。
私でも取り組めそうなものがいろいろと。
フェイスマスク、泥パック、ピラティス、サウナ、酵素浴、頭皮マッサージ。。。

今年は美容に力をいれよう。

読後つれづれ『わたしたちに翼はいらない』寺地はるな

帯に「サスペンス」と書いてあったが、火サスのような展開はない。
敢えて言うなら脱皮の物語。

「そんなこと」「今更」。そう言われるような出来事の積み重ねが日常だったりする。
だから、「そんなこと」や「今更」を侮ってはいけないんだよな。。。

ラストがよかった。

読後つれづれ『はーばーらいと』吉本ばなな

盲信は凶器になる。
…という話ではなく。いや、題材はそこなんだけど。

どこかほのぼのと感じる話。
どんなことがあろうと、ほのぼのを感じて、感じさせて生きていくということが強さなのかも。

読後つれづれ『光のとこにいてね』一穂ミチ

恋でもない、友情とも少し違う。ソウルメイト。
本能で惹かれ合う2人。

印象的だったのは、終盤の果遠と水人のシーン。
果遠の想いに泣いた。

光のとこだけが幸せとは限らない。
影にある幸せ。

読後つれづれ『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』町田そのこ

いろんな理不尽を抱えて生きているけど、そこから見つける幸せ。希望。
誰もが何かを抱えながら生きている。
それでも前を向けば何かがある。
そんな風に思わせてくれる本。

読後つれづれ『サウスポイント』よしもとばなな

2回目の読了。ハワイ島に行った後だと景色が目に浮かぶ。
もう一度ハワイ島に行きたくなる。
行ったら何か奇跡が起こるような。
そんな気持ちになる小説。

読後つれづれ『絶唱』湊かなえ

阪神大震災を題材にした連作短編。
最初の作品の方が重い設定で、少しずつ軽くなっていく印象。
トンガってどんな国なんだろう。