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私だって眠れない夜がある。

日本人は不眠症の人が多いらしい。不眠症は、眠れないことではなく、睡眠の質が低いことで日中の活動に影響を及ぼす状態のことを指すらしい。

確かに、本当に眠ることができなければ人は3日で死に至ると聞いたことがある。(いつ聞いて、どこからの情報だったか、不確かではあるが・・・。)

実際、24時間のうちに一度も睡眠がとれないということは、なかなか無いんじゃないかな~と思う。夜に眠れない人は、昼に寝ていることが多いし、生活リズムが崩れていたり、食生活が崩れていたりする。不眠症は日中の活動に影響を及ぼすことが定義になっているから、夜に眠ることができないと、大変な事が起きているように感じて、「眠れないんです」となるのかもしれない。

実際に訪問看護で関わってる利用者は皆、動かない、食べない、昼寝をする。という生活をしていて、そりゃ眠れないよね・・・。と納得する。それでも家族は、夜に寝てほしいと思うわけだから、医師から眠剤の処方をしてもらい、無理やり夜も寝るサイクルを作っているわけだが、眠剤に頼り始めると依存度も上がってなかなか大変だ。

私は昔から不眠知らずで、眠るということに苦労したことがない。
だいたい9時頃には、うつら、うつらと船をこぎ始め、半分眠りながら歯を磨き、ベットに入るとスーっと意識を手放す。子供が遊んでいる最中に電池切れたように眠るそれに近い。

そんな私も夜遅くまで起きていられる日がある。昼寝をした日と、夜に用事がある日、後は、旅行の前日。これを眠るためのルーチンに当てはめて見ると、なかなかによくできている。

昼寝をした日
眠るためには疲労物質の蓄積が必要なのだが、疲労物質は動くことで多く蓄積される。脳を使うよりも体を使う方が多く疲労物質は蓄積されるのだ。そうなると人は眠たくて、眠たくて、目を開けていられなくなる。このタイミングが夜なら最高、最適なのだが、朝からハードに動いたことでいつもより早く疲労物質が蓄積され、昼に強い眠気に襲われることがある。(血糖値の上昇も関係しているがここでは省く)昼寝も15分程度のものならリフレッシュとなり効果的だが、90分以上の昼寝になると、せっかく溜めた疲労物質がリセットされてしまう。こうなると、次に疲労物質が溜まるのはつになることやら…。長い夜を過ごすこととなる。(それでも2時には眠くなる)

夜に用事がある日
夜に用事がある日は日中の活動を抑えていることが多いが、遅くまで起きていられる理由は、その時間を楽しみにしている、ということが関係している。いつもは副交感神経が優位になっている時間でも、楽しいという状況下では交感神経は優位性を譲らない。楽しいと、アドレナリンがドパドパ出て、脳は興奮状態を維持する。私にとって夜の用事は特別なものが多いから余計に眠りは遠のくのかもしれない。

旅行の前日
普段、好きなことをして自由に生活していても、旅行の前日は特別なものである。一緒に行く人や行く場所、そこで食べるものなどを考えるとワクワク、ドキドキが大きくなり、頭の中はフル回転。交感神経の興奮は普段からは考えられないほどになり、徹夜コースとなる。

結局、私が遅くまで起きていられたり、徹夜をする日は、疲労物質の蓄積が足らず、交感神経が興奮状態にある時なのだ。

私はこれを楽しんでるから、無理に副交感神経を優位に持っていく努力はしないのだが、次の日が仕事で、どうしても良質な睡眠をとる必要がある夜がある。そんな日に、ほんの少しアロマの力を借りて生活している。鎮静効果の高いものと、リラックスできるのもを組み合わせてみると、不思議と興奮は抑えられて眠りにつけるのだ。

これを読んでくれているあなたは、どんな時に眠れないのかを知るとこから始めればいいと思う。なんで寝られないのか。それが見つからないと、あなたの眠りは遠のくばかり。

次の日の活動に影響を出さないために、自分のためにできること始めていきませんか。

Medical Aroma風の道より


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