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「イギリスで一番人気のあるクラシック音楽」のTOP1
Ralph Vaughan Williams
12 October 1872 – 26 August 1958
レイフ・ヴォーンウィリアムスについてまとめておこうと思う。(Ralphは普通ラルフと発音されるけど、彼は「レイフ」と発音される。ヴォーンウィリアムスが姓。)
ヴォーンウィリアムスは、イギリスの作曲家。日本では、イギリスの作曲家といえば、「惑星」のホルストが有名だけど、欧米ではヴォーンウィリアムスのほうが評価が高い。二人は親友だった。
The Lark Ascending
イギリスのラジオ局「クラシックFM」による「イギリスで一番人気のあるクラシック音楽」のTOP1は、過去11年、ヴォーンウィリアムスの ”The Lark Ascending" だ。
この曲は、ヴォーンウィリアムスが海岸沿いを散歩しているときに、とつぜん沸いたインスピレーションによって作られた曲。それは、1914年の第一次大戦勃発その日だった。とっさにノートに曲を書きつけるヴォーンウィリアムスを見た人が、敵のスパイで英国軍偵察状況をメモしていると思い込み逮捕される・・・という事態になったという曲。
イギリスに馴染みのある人がこの曲を聞けば、イギリスの田舎の景色が思い浮かぶと思う。広々とした草原の上をひばりが飛んでいく。その鳴き声。牧歌的で情緒的な情景。イギリスを愛してやまない人たちによって、この曲が愛されるのも不思議ではない。
そういう私も、この曲は大好きだ。イギリスのクラシック音楽は、現代であってもあまりモダンじゃない。コンテンポラリーという感じもしない。ちょっと昔の情緒とか、ムードを大事にしていて、ほっとする。
私は、偉大なるバッハとベートーベンを愛してやまない。どう考えても、世界トップ2作曲家を選べと言われたら、バッハとベートーベンと即答する。
バッハとベートーベンは、正座して背筋を伸ばして聴く気分。かしこまる日本人。(笑)イギリスの作曲家ホルストにしてもヴォーンウィリアムスにしても、芝生の上に足を放り出して聴きたい気分。
ヴォーンウィリアムのこと
ウォーンウィリアムの住んでいた家は、ロンドンより少し南のほうにあるLeith Hill にある。ナショナルトラストに管理されていて、訪れることができる。(冬場は閉鎖らしい)
↓ヴォーンウィリアムスが住んでいた家
まあ、この家を見てもわかるとおり、いいお家柄。彼のおじさんは、あのダーウィンだというし、母方の家系は、あのウェッジウッドの直系だという。
さて、このThe Lark Ascending を、今日、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで聞いてくる。バイオリンのソロイストは、アメリカ人バイオリニスト、ヒラリー・ハーン。
楽しみー。
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