メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(156)-(160)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
メタル君が毎朝Twitterで呟いている豆知識の総集編です!
今回は第156回から160回までのネタをまとめております。
note民の皆様も、ご興味があれば是非小生のTwitterを覗いてみてください☺️
(飯ツイート、酒ツイートが多いですが…🍚🍷)
Twitter民の皆様も、Twitterでは語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その32)】
【メタルのおまけ】
冷凍庫マザーは1970年代まで信じられ、自閉症を子に持つ多くの母親がとても悲しんだよ。ちなみに冷凍庫マザー説を提唱したブルーノ・ベッテルハイムはトンデモない学者で、経歴詐称、論文の盗作、患者への性的虐待など数多くの問題を起こした人物だよ。そもそも彼の学位論文は美術史に関するもので、ちゃんと心理学を学んでいなかったんだ…。要するにインチキ心理学者だったんだよね。
↓最近、セカンド冷凍庫を買う人が増えてきたそうですね。我が家も欲しいかも…🤔
【メタルのおまけ】
この"成功したときに破滅する人物”とはヘンリック・イプセンの戯曲「ロスメルスホルム」の主人公がモデルだよ。同戯曲は主人公ロスメルの妻が自殺したシーンから始まるよ。ロスメルは悲嘆に暮れるけど、やがて妻が自殺した真の理由を知るんだ。それはロスメルと同志レベッカ(女性)にある友情が、実は男女の愛情であること…、つまり表面上は友達だけど心と心は結婚していたことに妻は気づいてしまったんだ。そして、同士レベッカも「実はロスメルと一緒になって幸せになりたかった」とロスメル告白するんだ。何もかも信じられなくなったロスメルは、「君(レベッカ)が亡き妻と同じ道を歩んだら、再び君を信じられる」と言ってしまうんだ。すると、レベッカは滝に向かい、後を追ってきたロスメルト共に身投げするんだ…。二人は心身ともに一つになったけど、その瞬間破滅したんだね…。なんだか救われない話だよね。
↓レベッカと聞いて、こちらのレベッカを思い出す人は同世代かも?
【メタルのおまけ】
舌がたり (glossolalia)は「異言」とも訳されるよ。Glossolaliaはどちらかといえば宗教でよく用いられ、超心理学の分野ではxenoglossiaの方がよく使われるよ。後者の場合、超自然的、神、霊、悪魔とも関連することがあり、この場合は真性異言と訳されるよ。ちなみに悪魔が憑依した時に、人間界にはない言葉を喋ると言われているけど、言語学的には真性異言であることは極めて稀だよ(調べてみると若い頃に習った外国語、逆さ言葉、幼児語などだったりするよ)。
↓回文って面白いですね!「きりん ねる ねんりき」ですって😆
【メタルのおまけ】
フロイトにとってアテネは遠方にある憧れの場所だったんだ。でも思いがけなくトリエステ滞在中にアテネ行きが実現しちゃうんだ。フロイトは「若い頃からの欲望が心の準備なしに実現されてしまったことで、良心の反動形成が働いた」と述べ、それゆえアクロポリスに来ても「現実感」を感じられなかったそうだよ。憧れのものを心の準備なしで享受するのって、案外難しいのかもしれないね。
↓フロイトもこれで予習しておけば、非現実化に陥らなくてすんだかも?
【メタルのおまけ】
このほかにも京都の紫雲山大雲寺、富山県の穴の谷、石川県の藤瀬霊水公園なんかのお水も有名だよね。実はこれらの名水の多くはミネラルが豊富で、中でも躁鬱病の治療薬リチウムが微量に含まれているんだ。微量のリチウムが効果があったかはわからないけど、最近の疫学調査ではリチウム濃度の高い水道水を飲んでいる地域の自殺率は低いってさ。鹿冶さんもnoteで紹介しているから、是非参考にしてみてね!
↓noteの過去記事です。ご興味があれば是非!
【メタル君の考察】
今回は全体的にまとまりのないTweetだったけど、かなりマニアックな話ができたと思うよ。
とくに「成功したときに破滅する人物」「アクロポリス体験」をここまで深堀するスライムって僕以外にはいないと思うよ(えっへん)😤
これからもマニアックな精神科ネタをバシバシ紹介していくね😉
↓これでトイレもゲーム感覚になる?
【Twitter】
Twitterもやっています!宜しけば、絡んでくださいな☺️